「セントパトリックスデー(聖パトリックの日)」とは?

こんにちは、カナダ在住のまどぅーです。

3月の行事「セントパトリックスデー」は日本ではあまり馴染みがない行事ですよね。

「セントパトリックスデー」はアイルランド発祥の国民的行事で、私が住んでいるカナダでも毎年行われています。

この記事では「セントパトリックスデー」がどんな日なのか、何をして過ごすのかをまとめました。

「セントパトリックスデー」について

ではさっそく、「セントパトリックスデー」について説明しますね。

「セントパトリックスデー」はアイルランド発祥のお祭りで、カナダにはアイルランドからの移民も多いこともあり、毎年祝われています。

地域によってはパレードが開催されたり、盛りあがりをみせるほど。

パレードが開催される地域では、渋滞や通行止めが発生することもありますよ。

「セントパトリックスデー」はいつ?

「セントパトリックスデー」は、毎年固定の3月17日です。

聖パトリックが亡くなったのは3月17日。彼の命日が「セントパトリックスデー」なんですね。

ただしカナダでは法廷祝日ではないため、郵便局やレストラン、学校や企業はお休みにはなりません

(アイルランドでは祝日)。

「セントパトリックスデー」は英語でなんという?

「セントパトリックスデー」は、英語で「Saint Patrick's Day」と表記されます。

長いので省略して「St. Patrick's Day」と表記されることもありますね。別名は「Green day」です。

日本語では「聖パトリックの日」と訳されます。

「セントパトリックスデー」の歴史・起源

「セントパトリックスデー」の歴史を少し振り返ってみましょう。

「セントパトリックスデー」は、キリスト教をアイルランドに広めた人物である聖パトリックの名前が付いています。

聖パトリックが亡くなった後に、パトリックスデーとして毎年お祝いされるようになったのが始まりだからです。

カナダで「セントパトリックスデー」のパレードが初めて行われたのは17世紀と言われていますね。

アイルランド系カナダ人のカトリックコミュニティによってカナダ全土に広まったとされています。

「セントパトリックスデー」は何をするの?

では、「セントパトリックスデー」は何をして過ごすのでしょうか?

緑色のものを着る

「セントパトリックデー」にする1つめは、緑色のものを身につけること。

この日は街中で緑色のものを身につけた人をよく見かけます。

ショッピングモールや大型スーパーにも緑色のTシャツなどが売られていますよ。

ちょっとしたアイテムに緑を取り入れるのもOKで、帽子やスカーフなどの小物を緑色にする人もいます。

子どもの洋服売り場では緑のレプラコーンの服が売られていることも。レプラコーンとは、アイルランドにいると言われている緑の妖精です。

ちなみに緑色のものを身につけていないと妖精につねられるという言い伝えがあるそう。

なので、「セントパトリックスデー」に緑色のものを着ていない人は、友人や家族からつねられることもあるようです(笑)。

なぜこの日に緑色のものを身につけるのかというと、アイルランドが「美しいエメラルドの島」と呼ばれることがあり、緑が国のシンボルカラーになっているから

三つ葉のクローバーを身につける

「セントパトリックスデー」にすることの2つめは、三つ葉のクローバーを身につけること。

クローバーはシャムロックと呼ばれています。

日本では四つ葉のクローバーが幸せのシンボルとして知られていますが、「セントパトリックスデー」では三つ葉のクローバーが幸せのシンボルです。

聖パトリックがキリスト教の聖三位一体、つまり神様を説明するためにクローバーを使っていたことが関連しています。

聖三位一体とは?

キリストやカトリック教において、父・子・霊の3つが一体であるという考え。

三つ葉のクローバー(シャムロック)や緑色のものを身につけると、その年の1年は幸せになれると言われています。

緑色のビールを飲む

「セントパトリックスデー」にすることの3つめは、緑色のビールを飲むことです。

アイリッシュ・パブバーなどでは、わざわざ着色料を使ってビールを緑にしているそうですよ(私はお酒が飲めないので飲んだことはありませんが)。

緑色のものなら何でもアリらしいので、お酒が飲めない人はグリーンスムージーやお茶、メロンソーダもいいですね。

緑色のものを身につけて行くと、割り引きをしてくれるお店もありますよ。

アイルランド料理を食べる

「セントパトリックスデー」にすることの4つめは、アイルランド料理を食べること。

アイルランド系の家庭では、伝統のコンビーフを作り食べるようです。

そうじゃない人の場合は、アイルランド料理が食べられるレストランに行く人が多いですね。

ラム肉を使った料理やコドルと呼ばれるソーセージ料理が人気です。

パレードやパーティーに参加する

「セントパトリックスデー」にすることの5つめは、パレードやパーティーに参加することです。

カナダでは1988年以降から「セントパトリックスデー」を祝う大きなパレードがトロントやオタワで開催されるようになりました。

下記は2023年にトロントで開催されたパレードの動画です。

多くの人たちが踊ったり歌ったりする様子が見られます。

パレードに参加する人は、ぜひ緑のものを身につけて現地の人と楽しんでくださいね。

教会へ行く

「セントパトリックスデー」にすることの6つめは、教会に行くこと。

カトリック教の人たちは午前中は礼拝をし、午後はパーティーをするそうですよ。

「セントパトリックスデー」まとめ

この記事では「セントパトリックスデー」について紹介しました。

アイルランドからカナダに広まった行事「セントパトリックスデー」はカナダ全土で祝われています。

年々盛大に祝う地域が増えているので、地域で開催されるパレードやパーティーにぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

緑色の服を着て楽しく過ごしましょう!

執筆者 執筆者
Megumi

カナダ在住ベテランWEBライター。
カナダでの長期滞在・オーストラリアでの語学留学などの豊富な海外経験をもとに、海外生活・英語学習に関する記事を500記事以上執筆。
カナダではカレッジ進学やCo-op留学もしているので、その実体験に基づいた記事が得意。

過去には英会話講師として生徒の英会話力アップ・英検/TOEICスコアアップをサポートした実績や、大学の留学アドバイザーとして700名以上を海外に送り出した実績もある。

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