こんにちは!カナダ留学コンパスのあゆみです。
先日、カナダのバンクーバーにある美容室「Misako Hair Studio(ミサコヘアスタジオ)」に行ってきました。
バンクーバー・ダウンタウン店のTakeさんにバンクーバーに移住した経緯や、美容師が語りていない現状、そして海外美容師を目指す方へのメッセージなどなど、お話を伺いました!
「Misako Hair Studio」は40年ほど前にバンクーバーで初めてオープンした日系美容室で、バンクーバー・ダウンタウン、メトロタウン、リッチモンドに3店舗構えています。
お店の詳細や実際に働いているスタッフさんの経歴はこちらのブログをご覧ください。
このページの目次
「Misako Hair Studio」バンクーバー・ダウンタウン店
Misako Hair Studioダウンタウン店は、Yaletown-Roundhouse(イエールタウン)駅から徒歩9分(600m)ほどです。
「Misako Hair Studio」は、レストランや、カフェなどが並ぶ賑やかなDavie Street(デイビー)にあります。
こちらがMisako Hair Studioの外観。
ダウンタウン店は8席ほどのお店で、天井も高く、とても解放感があります。
お店の中で育てている植物たちが、とても立派です!
次々をお客様が来られてとても忙しくされていました。
お忙しい中、スタッフの皆さんのお写真を撮らせていただきました♪
アットホームな雰囲気で笑顔で向かてくださるので初めてでも一気に緊張がほぐれていきました。
今回は、カラーが得意なシニアスタイリストのTakeさんにカラー・カットをしていただきながら、お話を伺いました~!
Misako Hair StudioシニアスタイリストのTakeさんへインタビュー
では、さっそくお話を伺ってみたいと思います。
Takeさんはいつ頃カナダに渡られたんですか?
約4年前ですね。日本では、大阪の大手美容室で12年間ほど働いていました。
12年間も美容師としてご活躍されていたんですね!美容師になろうと思ったきっかけは何ですか?
実は、最初は弁護士を目指していたんですよ。大学へ進学したんですが、何か違うなと思って。そんな中、美容師の仕事に興味を持ち始め、大学を退学して専門学校に編入しました。よく面白い経歴をしているといわれるんですが、今は、美容師になってよかったと思います!
最初は、弁護士を目指していらっしゃったなんてビックリです!思い立って挑戦した美容師を日本では約12年もされていらっしゃったんですね。大変なこともたくさんあったんじゃないですか?
そうですね。もちろんやりがいのある仕事ではあります。でも、ブランチマネージャーを任されていたこともありましたし、遅く帰ったり、休日もちゃんと休めない、なんてのは日常茶飯事でしたね。また、上下関係も結構大変でした。
日本での美容師のお仕事、大変だとよく聞きます。そういった苦労もあって海外に目を向けられたんですか?
そうですね。日本での働き方に疑問があったのも一理あると思います。日本で長く美容師をやっていたこともあって、もっと広い視野で物事を見たい、海外で挑戦したいと思うようになりました。
カナダに渡った経緯
なるほど。海外で、ご自身の技術を試したいと思われたんですね。英語に関して不安はありましたか?
とっても...でも、英語が苦手だからと言って海外での美容師の夢を諦めるのはもったいないじゃないですか?もちろん、英語に自信はないけど、自分には日本で培った技術がある。だったら挑戦しないで後悔するよりも、挑戦して後悔した方がいいって思ったんです。
勉強になります!それでカナダに?
カナダに限定してなかったんですが、色々リサーチしてみたり、実際に住んでいる知人からの情報を聞いたりしてみて、バンクーバー の良さが目をひきました!ほどよく都会で、自然も近くて、住むならこんな所がいいって思いましたね。
バンクーバーは、とっても住みやすいですよね!
そうですね。大阪にずっと住んでいたので、たくさんの自然や、過ごしやすい気候に恵まれているバンクーバーは4年住んだ今でも魅力的ですね。住んでいる人たちも、仕事に追われず、しっかり自分の時間も大事にしていて。
わかります!実際に日本とカナダで美容師として働き、何か違いはありましたか?
特に感じたのは残業することが殆どない点、上下関係がない点、自分の実力を評価してもらえる点ですね。
残業が多い美容師さんにとって、残業がほとんどないっていうのは、ポイント高いですよね!
日本で働くにあたって、先輩・後輩という上下関係は避けては通れないですもんね...
そうなんですよ。Misako Hair Studioで働き出した時に、オーナーも周りのスタッフも、先輩・後輩という概念なく、僕を一人の美容師として見てくれて、嬉しかったですね。
そういったいい職場環境って働く上でとっても大事ですよね。自分の実力を評価してくれる点は具体意的にどういった部分ですか?
カナダの美容室は、コミッション制なので、お客さまが自分の技術を評価してくれて、次回も自分を指名して予約してくれる。そうやってお客さまの輪が広がっていくんです。実力や、頑張りが給与に反映していくので、とってもやりがいがあります♪
なるほど、自分の技術がダイレクトに評価されるってのはとてもやりがいがありますね!ところで、Takeさんはワーキングホリデービザでカナダに渡られたんですか?
いいえ、30歳を超えていたこともあって、ワーホリは取れなかったんです。悩んでいるところに、知人の紹介でMisako Hair Studioがワークビザサポートをしているということを知りました!このまま海外での美容師の夢を諦めたくないと思い迷わず連絡しました!
そうだったんですね!でも、直接見たことのない美容院での就労は勇気が入りませんでしたか?
Misako Hair Studioは40年も続く日系の老舗美容室ですし、オーナーに問い合わせた時から、密にコミュニケーションを取ってもらえていたので、ここなら信頼できると思いましたね。海外から仕事先を探すってデメリットが大きく見えがちですが、オーナーの真摯な姿勢が感じれたので特に心配はなかったです。
美容師が足りていない現状
なるほど、日本にいらっしゃった時から、しっかりとコミュニケーションをとられていたんですね!「バンクーバーは美容師不足」というお話を聞きましたが、実際いかがですか?
そうですね、美容師不足をひしひしと感じています。Misako Hair Studioでも美容師が足りなくて困っているんです。
スタイリストさんが、電話、予約のお客さま、ウォークインのお客さまの対応をされていて、とても忙しそうですよね。
忙しいのは、とても有り難いんですが、スタッフの人数が足りず追いついていないのが現状です。日本で技術を身につけたアシスタント・スタイリストはこちらでも技術力が高いと人気なんですよ!日本での経験のある方は大募集中なので、是非チャレンジしてほしいですね。
どんな美容師が必要?
どんな美容師さんを必要とされているんですか?
前向きで頑張れる方、や海外で自分の実力を試したい方ですね♪
なるほど。英語力は必要ですか?
約80%が現地の方なので、、日常会話ができるレベルだといいかと思います。でも、英語が出来ないからといって、海外での美容師の夢を諦めないで欲しいです!僕自身、英語が出来ずに、Misako Hair Studioで働き出しました。もちろん苦労はしますが、英語は勉強と実生活を通して身につけていけますよ。
そうですね。英語が壁になって、海外での美容師としての道を諦めたら勿体ないですもんね!
はい!もちろん会話が成り立たないと、カウンセリングでお客さまの要望を上手く引き出せないので、英語は必須です。でも、技術・英語、共にも働きながら身についていくので、安心してくだい。海外で挑戦したという方は大歓迎です!
それでは最後に、海外美容師を目指す方に何か一言、お願いします。
踏み出さない勇気よりも、踏み出す勇気です!頭の片隅に少しでも、海外で美容師として活躍したいと思ったら、まずは行動して欲しいですね。そこから、色んな可能性が生まれてきます!
髪をカラー・カットしてもらいました!(Before→After)
さて、今回髪の毛のカラーとカットをして頂きました♪
半年以上、美容院に行っておらず、伸び切って傷んでいる前の写真がこちら…
【Before】
そしてこちらがカット、カラー後!!
【After】
伸びても自然になじむように下のほうにハイライトをいれてもらい、印象が明るくなりました!また、傷んだ髪の毛がなくなり、まとまりがよくなりました♪
Takeさんありがとうございました!
まとめ
日本人経営サロン「Misako Hair Studio」お店の様子から、シニアスタイリストTakeさんのインタビューをお伝えしました。
Misako Hair Studioでは、現在アシスタント・スタイリストを募集しているそうです。
詳しくお話しを聞きたい方は、まずはカナダ留学コンパスまでご連絡ください。