カナダ・バンクーバーに数ある「語学学校」。その中でも『サボれない学校』として有名な「VanWest College(バンウェストカレッジ)」に潜入してきました!
- どの語学学校が自分に合っているのか
- 実際の授業はどんな様子なのか
上のような疑問払拭のために、実際に授業を受講したときのクラスの様子をお伝えします!
このページの目次
VanWest College(バンウェストカレッジ)ってどんな学校?
今回、体験授業に参加した学校は「VanWest College(バンウェスト・カレッジ)」です。
校内のEnglish Only Policy(母国語使用禁止)が徹底されており、課題の量も多いことでも有名!厳しい環境で、本当に英語力を伸ばしたい学生が集まります。
VanWest College(バンウェストカレッジ)にはキャリアカレッジと語学学校が併設されています。今回は語学学校(ESL)の授業を受けてきましたよ。
VanWest College(バンウェスト)のIELTS・スピーキング強化クラスとは
今回体験した授業はこちらの2種類です。
参加コース① | IELTS |
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クラスレベル(英語レベル) | IELTS7.5 |
参加コース② | Speaking |
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クラスレベル(英語レベル) | Advanced |
それぞれを詳しくお話ししていきます!
参加したコース①:IELTS試験対策クラス
まずはIELTS(アイエルツ)資格対策コースの様子からお伝えしていきましょう。
IELTSは、世界中で広く採用されている、英語の4技能のレベルを測る資格試験です。
海外の大学入試・永住権や市民権の申請などに使われます。イギリス英語で出題されますよ。
人数と国籍バランス・生徒の雰囲気
私が参加したクラスの人数と国籍バランスは下記で、私を含めて6人でした。
- 日本人男性:3人
- 日本人女性:2人(私含め)
- その他アジア系の方:1人
注意事項
国籍比率や年齢層などは時期によって変動します。人数の変動や国籍の偏りなど、学校のパンフレットなどの情報と異なる場合があるのでご了承ください。
また、写真や授業スケジュールなどは記事作成時のもので、変更になる可能性もございます。
わからない箇所を質問するなど、ほとんどの生徒が積極的に発言していました。
質問しやすい環境であるというのも大事ですよね。
日本人が多いクラスではありましたが、積極的性を感じました。
フレンドリーでアットホームな感じが伝わってきましたよ!
IELTSクラスの授業の流れ
次にIELTS資格対策クラスの様子を、3つの項目に分けてお話ししていきます。
- 授業の内容や進行
- わかりやすさ
- インプットとアウトプットの比重
それではそれぞれを見ていきましょう!
授業の内容や進行
この日の授業は「文化」について扱いました。
授業の進行としてはこのような感じです。
- 「文化の定義」について書かれた短い文章を読み、その内容を理解するところから始まる
- いくつか挙げられた定義の中から、自分が思う文化の定義を選び、その理由について2人組でディスカッションする
- 文化の例として「ランタン」が取り上げられており、その作り方を見て、連想できる(関連する)単語をグループメンバー同士で掘り出していく
Readingからのディスカッションという流れですね。
自分の意見や理由をまとめ、それを共有するという点で、とても実践的な授業だと感じました。
授業では、電子書籍のテキストも2ページほど進めました。
わかりやすさ
授業は、全体的にとてもわかりやすかったです。
こちらは「IELTS7.5」を目指すクラス。英語レベルとしては、上級にあたります。
そため、先生の話すスピードは、初心者クラスよりは少し早いかもしれません。
しかし、要点や重要なところは繰り返したり、ゆっくり喋ってくれます。
ディスカッションでは、先生がそれぞれのグループの様子を見てくれるので安心です。
ディスカッションが円滑に進むような助言もくれました。
個人的に新鮮だったのが、このクラスでは 「わからない単語があるか?」という問いかけがありました。
他の授業では、「理解できた?」という問いはよく聞くのですが、より具体的に聞いてくれたので質問がしやすかったです。
特に、ボキャブラリーの少なさを感じていた私。単語の説明をしてくれる点はありがたかったです。
インプットとアウトプットの比重
さて、「IELTS対策」と聞くと「ひたすら過去問を解く」イメージがあるかもしれません。
インプットの比重が多いのかと思いきや、実はそんなことはありません。
問題を解くだけでなく、ディスカッションが多いためです。そのため、スピーキングもしっかり行うことが出来る内容でした。
自分の意見をまとめる練習にもなりました。インプットだけでなくアウトプットもしっかりできる授業だと感じましたよ。
参加したコース②:スピーキング強化クラス
続いて、Speakingクラスの様子を紹介します。
人数と国籍バランス・生徒の雰囲気
私が参加したクラスの人数と国籍バランスは下記で、私を含めて5人でした。
- メキシコ人:1人
- 日本人:2人(私含めて)
- アジア人:1人
私はおもに、メキシコ人の生徒さんとディスカッションをしました。
とてもフレンドリーで、優しさが伝わってきました。
スピーキング強化クラスの授業の流れ
次に体験授業の様子を3つの項目に分けてお話ししていきます。
- 授業の内容や進行
- わかりやすさ
- インプットとアウトプットの比重
それではそれぞれを見ていきましょう!
授業の内容や進行
この日の授業内容は、「Manner(マナー)」についてでした。
授業の進行としてはこのような感じです。
- Mannerに関連する言葉の確認(culuture、habit、custom、bad manners、tradition、etiquetteなど)
- その後先生が用意した質問事項に沿って2人組でディスカッション
授業では、先生オリジナルドキュメントを使用して行います。
Speakingのクラスなので、ほとんどの時間をディスカッションが占めていました。
わかりやすさ
全体的にわかりやすかったです。
テーマが「Manner」ということで、それぞれの国で異なる文化を知れるような内容でもありました。異文化交流という点でも、とても興味深かったですよ。
それだけでなく、関連する単語の「微妙な意味の違い」も学習できたのは良かったです。
また、Speakingの授業と聞くとはひたすらディスカッションしたり話すだけの印象を抱くかもしれませんね。ですが、先生が 「文法の訂正」「単語の訂正」「発音の訂正」をしてくれます。
特に発音では、下記のような例を元に、舌の使い方を説明してくれました。発音の勉強にもなりましたよ。
- 日本人がやりがちな発音:「think」の発音が「sink」になりがち
- メキシコ人のやりがちな発音:「think」の発音が「fink」になりがち
インプットとアウトプットの比重
前述したように、アウトプットの比重が多いように見えますが、それだけでなくインプットも出来ます。ですので、より効果的な授業であると感じました。
テストや宿題について
テストや宿題については、あまりパンフレットにものっていないですよね?
学校を選ぶポイントとして、「宿題はしっかり出る学校が良い」とか「小テストをこまめにやってほしい」などそれぞれ思うことがあると思います。
ここでは、宿題やテストについて簡単にお話しします。
テストについて
金曜日に4技能のテストがあり、そこで週間成績が見れるそうです。
特徴的なのが、テストの成績や宿題の提出などがパーセンテージで明示されていること!
そのため、自分の成績をしっかりと把握している生徒がほとんどだそうです。
宿題について
本気で英語を伸ばしたい方のために、しっかり勉強するためのシステムが構築されています。
月~木曜日には毎日宿題が出るそうですよ!
まとめ
今回は、「VanWest College(ESL)(バンウェスト・カレッジ)」という学校の授業を体験しました。
語学学校といっても十人十色です。
同じ「一般英語」でも、それぞれの学校によってテキストや授業の進め方など異なりますし、テストの頻度や宿題の量だって違います。
ぜひ、みなさんの学校選びの参考にしてみてくださいね!