新型コロナウイルスのカナダ留学への影響まとめ

2020年に発生した新型コロナウイルス感染症は、カナダの留学状況にも大きな影響を与えました。

この記事では、コロナ禍における当時のカナダ留学の状況と、それに対するカナダ留学コンパスの対応について、わかりやすくまとめています。

現在コロナ関連の規制すべて解除されているため、これから留学される方には必要ない情報ではありますが、過去の記録として参考になさってください。

留学生への影響

コロナパンデミックは、カナダへの留学を希望する学生に対して重大な影響を及ぼしました。

特に、入国規制ビザ申請に関しては、留学生に直接的かつ深刻な影響がありました。

入国規制

海外からの渡航者を制限する入国規制。

カナダは早い段階で水際対策を開始し、入国をするには多くの条件をクリアする必要がありました。

カナダのコロナ水際対策例

  • 政府指定「ArriveCAN」コロナアプリの提出
  • 出国直前のPCR検査
  • 入国後直後のPCR検査
  • 政府指定のホテルで自己隔離(滞在費自己負担)
  • 入国10日後の検査(自宅で検査キット使用)
  • 14日間自己隔離
  • BC州自己隔離フォームの提出

自己隔離場所先については条件が厳しく定められ、同居する高齢者がいないかや、食事の手配方法など政府の確認が入りました。

ビザへの影響

コロナパンデミックは水際対策だけではなく、学生ビザワーホリビザの申請にも大きな影響を与えました。

学生ビザ

コロナパンデミックが広がる前は、カナダで学校に通うために必要な学生ビザは、申請から承認まで1〜4週間(平均約2週間)ほどで取得できていました。

しかし、2020年3月18日に入国規制が発令されると、順調に進んでいたカナダの学生ビザの発給も一時的に停止し、留学予定者はいつ渡航できるのかが不透明な状況となります。

幸い、2020年10月にカナダ政府は「コロナ対策が認められた学校に限り、学生ビザの発給を再開する」と発表しました。

公開された認定校リストの一部

その結果、2020年10月21日には約半年ぶりに学生ビザの承認が再開され、その後コロナ対策認定校も着実に増加し徐々に通常通りの留学が可能となっていきました。

ワーホリビザ

コロナ禍の影響で、2021年度のワーキングホリデービザにも通常とは異なる条件が適用されました。

通常、ワーキングホリデービザは現地で働いたり、短期の語学学校に通ったり、観光を楽しむことを目的としたビザであるため、現地で仕事をするかどうかは自由です。

しかし、コロナ禍の影響で不要不急の渡航が推奨されない状況となり、2021年度に限りワーキングホリデービザの申請には事前に「ジョブオファー(採用通知)」が必要となりました。

つまり、事前に現地での仕事が確定している人のみが申請可能でした。日本にいながらカナダの企業に採用されるのは簡単ではありませんが、それでもネットの求人広告などを利用して事前に応募し、採用された学生様もいらっしゃいました。

その後、2022年度以降はワーキングホリデービザの条件は通常通り「ジョブオファーは不要」に戻っています。

規制解除

カナダは約2年半ほどコロナの水際対策を行っていましたが、2022年10月1日についにすべてのコロナ規制を解除しました。

  • ワクチン証明書→ 不要
  • ArriveCANアプリ提出→ 不要
  • 入国後の空港ランダム検査と隔離→ 不要
  • 機内でのマスク着用→ 不要

現在はバンクーバー市内の飲食店やモールは通常営業しているので、生活面で特に不自由することはありません。

エージェントの責任

コロナ禍は、留学エージェントの責任も通常期とは異なりました。

カナダ留学コンパスでは通常期以上に慎重に、生徒さま全員が安心してカナダ留学をスタートできるようサポートさせていただきました。

カナダ留学コンパスの留学サポート

カナダ留学コンパスはカウンセリングから渡航準備、渡航後まで継続したサポートを行っております。

中でも、コロナ禍は渡航準備が多く、生徒さまに多くの項目について確認させていただきました。

コロナ禍の渡航サポート例

  • ビザのサポート
  • 保険のご案内
  • ホームステイと隔離崎のご案内
  • 学校の開講状況ご案内
  • BC州指定自己隔離フォームのご案内
  • カナダ政府指定コロナアプリのご案内
  • コロナウイルス陰性証明のご案内
  • コロナワクチン接種証明のご案内
  • 通常と異なる入国審査のアドバイス
  • 隔離中の様子伺い

上記はサポート内容のほんの一部です。

この他、突然の規制やルール変更に伴う個別のご案内、イレギュラーな状況下によるご相談など一日に1,000件以上のお問い合わせに対し真摯にサポートして参りました。

学校の返金対応

コロナ禍では特に学校との情報共有が重要です。

カナダ留学コンパスでは早い段階から今後の学校の経営状況を予測していました。

例えば、残念ながらコロナの影響で倒産してしまった語学学校もありましたが、弊社はそのリスクをいち早く把握し、学校に返金対応を依頼することで学生様の授業料の返金に成功。

コロナ禍での返金実績

  • 2020年3月下旬以降、直近で渡航予定だったお客様132名対象学校数18校
  • 2020年5月31日時点で16校、113名の支払い学費の返金完了済 (回収率88%)
  • 2021年12月現在では1校を除き、すべての返金手続きを完了

その後コロナが落ち着いてから改めて留学にチャレンジする生徒さまもサポートさせていただきました。

業界最速での正確な情報発信

コロナ禍での混乱が続く中でも、カナダ留学コンパスでは過去のデータや経験を基に、的確で正確なアドバイスを提供し続けてきました。

多くの留学会社がカナダ政府から発表される最低限の情報や現地の学校からの二次情報に依存している中、弊社ではこれまでに蓄積してきた信頼できるデータを基に、迅速に最適な留学プランをご提案してきました。

また、カナダ留学コンパスはビザ代行の実績も豊富で、成功例や失敗例から得たノウハウの蓄積が圧倒的に多いです。

さらに、最新のカナダのコロナ状況や現地のニュースを毎日カナダ留学コンパス公式SNSで配信し、多くの渡航者を間接的にサポートしてきました(他社エージェントの方も弊社が発信する情報を参考にしてくださっていると伺っています)。

カナダ留学コンパス公式SNSアカウント

Twitter (X) (@canada_compass)

Instagram (canada_compass)

まとめ

カナダの留学状況について、コロナパンデミックの影響をまとめました。

幸い、現在ではパンデミックが落ち着きカナダの日常生活もほぼ元に戻っており、渡航もしやすくなっています。

これからもカナダ留学コンパスでは、生徒様の安心と安全を最優先に考え、引き続きサポートしてまいります。

執筆者 執筆者
レイ

カナダの大学で学んだのち、日本で就職。その後も旅行でカナダやアメリカを訪れる。カナダ情報ライター。

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