バンクーバーとトロントの最低賃金の推移は?バイトで生活費は稼げる?

監修者 監修者
末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002
カナダ在住20年以上のカナダ留学専門家。カナダ留学情報を発信するTwitterアカウントはカナダ以外も含む留学ジャンルでフォロワー数1位(1万人以上)、月間最大インプレッションは400万を超える。現在までサポートしてきた生徒数は1万人以上。

留学やワーホリでカナダに滞在する際に、アルバイトでどれくらい生活費が稼げるのか、とても気になるところですよね。

そこで今回は、

  • バンクーバートロント最低賃金の推移
  • 最低賃金を元にアルバイトをした時の給料例

この2つについてご紹介したいと思います。

(1ドル=100円とします)

カナダ最低賃金一覧マップ(2023年1月現在)

カナダの全州の最低賃金マップ
出典:Retail Council of Canada

カナダの最低賃金は各州によって定められています。

各州の最低賃金は年々上昇を続けています。

2023年1月現在のカナダ各州の最低賃金は上記のマップの通り、13.00ドル~16.00ドルとなっています。

ちなみに日本の最低賃金は、全国で最も高い東京都でも1,072円です(2023年1月現在)。

為替レートを考慮しても、カナダの賃金の高さが伺えますね。

バンクーバーの最低賃金の推移

日付最低賃金
2000年11月$7.60
2001年11月$8.00
2011年5月$8.75
2011年11月$9.50
2012年5月$10.25
2015年9月$10.45
2016年9月$10.85
2017年9月$11.35
2018年6月$12.65
2019年6月$13.85
2020年6月$14.60
2021年6月$15.20
2022年6月$15.65
2023年6月$16.75

バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州では2015年以降、毎年最低賃金を引き上げていました。

2022年度の最低賃金は16.75ドル(約1,565円)です。

週5回、1日6時間で稼げる金額

さて、この最低賃金で仕事をしたとしたら、どれくらいの金額が稼げるのでしょうか?

サーバー最低時給16.75ドル(2022年6月時点)で、週5回1日6時間、レストランでウェイトレスをした場合を例に計算してみましょう。

給料16.75ドルx6時間x20日=1,878ドル
チップ6ドルx6時間x20日=720ドル
合計2,598ドル

レストランの場合、チップだけでも1時間6ドルほど見込めます。

このように、最低賃金でも、一か月2,598ドル、日本円にして約26万円も稼げることになります!

バンクーバーでは、シェアハウスに住んだ場合のひと月の生活費はだいたい1,000~1500ドル程度ですので、週5回勤務で生活費が丸々稼げることになりますね。

さらにバンクーバーの場合は日本食レストランの数も非常に多いので、仕事探しの面では苦労せずに済むというメリットもあります。

すぐに仕事が見つかれば、生活費に不安を抱えずに済みますよ。

トロントの最低賃金の推移

日付最低賃金
2004年2月$7.15
2005年2月$7.45
2006年2月$7.75
2007年2月$8.00
2008年3月$8.75
2009年3月$9.50
2010年3月$10.25
2014年6月$11.00
2015年10月$11.20
2016年10月$11.40
2017年10月$11.60
2018年1月$14.00
2020年10月$14.25
2022年1月$15.00
2022年10月$15.50
2023年10月$16.55

トロントのあるオンタリオ州の最低賃金は、2022年度で15.50ドルです。

週5回、1日6時間のアルバイトで稼げる金額

トロントのサーバー向けの最低時給15.50ドル(2022年10月時点)で、週5回1日6時間、レストランでウェイトレスをした場合を例に計算してみましょう。

給料15.50ドルx6時間x20日=1,860ドル
チップ6ドルx6時間x20日=720ドル
合計2,580ドル

レストランの場合、チップだけでも1時間6ドルほど見込めます。

このように、トロントでサーバー(ウェイトレス)をした賃金でも、一か月2,580ドル、日本円にして約26万円稼げることになります!

トロントもバンク―バー同様、シェアハウスに住んだ場合のひと月の生活費はだいたい1000~1500ドル程度

週3~4回のアルバイトで生活費以上の金額が稼げることになりますね。

ただしトロントの場合、日系の求人数はバンクーバーに比べても半分程度にまで下がります。

となると、仕事探しの面では、バンクーバーよりもハードルが高いと言えるでしょう。

まとめ

以上、カナダの2大人気留学都市バンクーバーとトロントの最低賃金事情と、実際にどれくらい稼げるのかについてご紹介しました。

バンクーバーでもトロントでも、アルバイトだけでも十分に生活費が稼げることがお分かりいただけたかと思います。

金銭面でワーホリや留学を諦めていた方も、現地に到着してから生活費を稼ぎながら留学することを検討してみてください。

働くことで、生きた英語をより実践的に習得することもできますよ!

一人ひとりに合った留学・ワーホリプランをご提案しますので、お気軽にご相談ください♪

執筆者 執筆者
末永 真一

カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002
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