
海外に行くと日本人、アジア人への差別が多いと心配される方は多いようですね。
WEBサイトで検索すると「良い情報」も「悪い情報」もあるので、いったいどれが正しいのか迷うはず。
端的に言えばカナダに差別はほとんどありません。
実際に私は、今までにたった一度たりとも「人種的差別」を受けたことはありませんから。
カナダに20年以上住んでいる私がカナダの人種について、人種差別について紹介します。
カナダの人種について
カナダはそもそも、イギリスとフランスからの移民によって形成された多民族国家です。
そのため、国の方針として多国籍、多民族な移民を受け入れてきています。
教育の面でも「みんな違うのが当たり前」という方針で、特に若い世代では、肌の色や宗教などの違いで特別な意識をもつ子どもも少ないように思えます。
毎年25万人の移民を受け入れる国
カナダは毎年25万人以上の移民を受け入れ、トルドー首相はこんなことを言っています。
トルドー首相の言葉
カナダは違いがあって「も」ではなく、「違いがあるからこそ」強くある
言葉だけで言っているのではなく、最近ではシリア難民をたくさん受け入れたことでも話題になりました。
カナダに人種差別はあるの?
人種差別について、こんなカナダらしい象徴的な出来事もありました。
ISイスラム国のテロが頻発している時期、平和なバンクーバーでもイスラム教信者の移民に対して反対するデモが企画されたのです。
人種差別とはほど遠い国なので、どのくらいの人がデモに参加するのかと気になっていました。
しかし、フタを開けてみればなんと!
デモ参加者はたったの28名。
それに対し、デモ参加者に対して反対する参加者は4,000人以上という結果に。
Thousands of people came out to Vancouver City Hall Saturday afternoon in support of an anti-racist demonstration countering a previously planned rally against immigration.
CTV Vancouver Newsより引用しました。
このエピソードだけを見ても、カナダがどれだけ差別に対して敏感か、差別が少ないかが如実に分かりますね。
まとめ
さて、カナダに行ってアジア人という理由で差別されたらどうしよう……という不安はあるかもしれませんが。
先ほども書きましたが、カナダに20年以上住んでいる私は、一度も差別という待遇は受けたことがありません。
安心してカナダに来てください! もちろん、それでも不安がある方はいつでもご相談くださいね♪