カナダに初留学!どんな留学生でも絶対に経験するのが、スーパーでの買い物です。
「スーパーでの買い物の仕方に違いはあるかな?」
「スーパー利用の前に知っておいた方がよい豆知識を教えてほしい!」
そういった声にお答えすべく、今回はカナダのスーパーでの買い物の仕方と、知っておくと便利なことを紹介します。
記事を読めば、カナダのスーパーでスムーズにお買い物ができますよ。
カナダにどんなスーパーがあるのか知りたい人は、以下の記事もおすすめです。
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このページの目次
【カナダのスーパー】買い方や日本との違い
日本のスーパーとカナダのスーパー。大きな違いは、以下の通りです。
- 入口と出口が分かれている
- カートの使い方
- 値段の表記
- 単位の表記
- 肉・魚・お惣菜の買い方
- 会計時(商品の渡し方やコミュニケーションなど)
- 買い物袋
- アルコールが売っていない
一つずつ、詳しく解説していきますね!
入口と出口が分かれている
大型スーパーやドラッグストアなどで、入口と出口が分かれていることがあります。
間違ったからといってペナルティはありませんが、ドアやゲートにEnter/Exitなどとわかりやすく書かれているので、通る前に確認してくださいね。
カートの使い方
買い物カートの使い方が異なります。
異なる点は、利用にコインが必要になる場合があるというところ。
1ドルコインを求められることが多いので、大きな買い物をする場合は、お財布に入れておくとよいでしょう。
なお、このコインはデポジットなので、利用後に所定の場所にカートを戻すタイミングで返却されますよ。
値段の表記
値段の表記も異なる点があります。特徴的なのは、”Buy 1 Get 1 Free”でしょうか。
これは、「ひとつ買うともう一つがタダで手に入る」という、カナダに限らず海外でよくあるシステムです。
また、下の写真のように”10 for $10”といった表記もあります。
これは「10個で10ドル」という意味ですね。
それから、正規の値段の下に、”card price”という表記とともに別の値段が書かれていることもあります。
これは、カード会員の価格です。会員でなければ、上段の値段となります。
単位の表記
また、バナナやりんごといった果物や野菜に”$0.69/LB”などと表記されていることがあります。
これは「1LBあたり$0.69」という意味です。
LBとはラテン語の「libra pondo」が語源の単位で、読み方はポンド/パウンドです。
1LBの重さは約453g。
売り場にはかりがあるので、それで重さを確認し、必要数を購入しましょう。
肉・魚・お惣菜は必要な分だけ専用カウンターで頼もう
スーパーの中には、肉や魚、お惣菜などを頼めるカウンターもあります。
すでに切り身にされていたり、個包装されているものもあるため、必ず利用しなくてはいけない訳ではありません。
利用したい場合は、カウンターにいるスタッフに声をかけ、必要数を伝えます。
商品を受け取ったらその場では会計ぜず、他の商品とまとめてレジで会計します。
会計時の注意点
会計時は、日本と違うことがいくつかあります。注意点をまとめて紹介しますね。
店員への商品の渡し方
通常のレジを使う場合、商品をカゴから全て取り出してベルトコンベアの上に置く必要があります。
空のカゴは、ベルトコンベアの下に重ねておきましょう。(ベルトコンベア上には乗せません!)
他の人の商品と混ざらないように、自分の商品の最後に仕切りのバーを置いてくださいね。(ベルトコンベア上に置いてあります)
挨拶する
自分の順番になったら、レジ係の人に”Hi, how are you?”などのように簡単な挨拶をします。
レジ係の人から挨拶されたら”I’m good!”などのように返事をしましょう。
(形式的なものなので、返事に悩む必要はありません)
どちらが先にすべきという決まりはないので、会話の練習がてら、自分から話しかけてみてはいかがでしょうか?
カードの種類を伝える
支払い方法を聞かれることがあります。
Debit cardやCredit cardなどカードの種類、またはCash(現金)と伝えます。
ポイントカードの有無を伝える
ポイントカードの有無を聞かれることが多いので、持っていたら提示し、ない場合はないと答えます。
セルフレジの場合、野菜や果物はスキャナーの上
セルフレジを使う場合、野菜や果物はスキャナーのガラス台の上に置きます。
台がはかりの役割もかねているので。
最初に選択画面で該当の野菜や果物をタッチすると、「Scale(はかり)の上にアイテムを置いてください」と指示が出るので、そのタイミングで商品を置きます。
その後、重さと値段が表示されたら、スキャン済みの商品置き場に商品を移動します。
なお、セルフレジはSelf-Checkoutと呼ばれます。
買い物袋は持参がおすすめ
現在は、カナダのほとんどのお店でビニール製のレジ袋が撤廃されています。
紙製の買い物袋はありますが、有料で取手がついていないことが多いため、エコバックなどの買い物袋を持参することをおすすめします。
なお、野菜などを入れる小さなビニール袋は野菜売り場に置いてあるので、無料で利用することができます。
アルコールが売っていない
日本のスーパーと異なり、アルコール飲料は売っていません。
下の写真ように、ノンアルコールビールなどは売っています。
お酒を買う場合は、酒屋(Liquor Store)に行く必要があります。
カナダのスーパーで知っておくと便利なこと
カナダのスーパーで知っておくと便利な豆知識を紹介します。
品質はしっかりチェックしよう
商品を買う前に、その品質をしっかりチェックしましょう。
なぜなら、ものによっては破損していたり、状態がよくない場合があるからです。
特に注意が必要な商品を紹介します。
卵
カナダのスーパーの卵は、割れていることがあります。
売り場でパックを開いて、一つずつ確認するのが常識になっています。
日本では必要がないので「え?」と思うかもしれませんが、堂々と卵パックを開いて確認しましょう。
ちなみに日本と違ってカナダの卵は殺菌されていません。そのため、次のように汚れている卵も普通にあります。
消毒されていないことでサルモネラ菌がいる可能性も……。
生で食べると殻に付着した菌を食べてしまう可能性があるため、やめておきましょう。
野菜や果物
特に安さが売りのお店などに多いケースですが、野菜や果物は、状態がよくない場合もあります。
1個1個よくチェックしてくださいね。
粉製品の箱
日本では、パンケーキミックスなど、粉製品はビニール袋+箱に入って売られています。
しかしカナダでは、ビニールがなく、箱にダイレクトに粉が入っていることが多いです。
そのため、穴や凹みがあると粉がもれてしまうことも。
綺麗なパッケージを選びましょう。
容器にデポジット料金が含まれている
カナダでは、ペットボトルや瓶飲料などの値段に容器のデポジット代が含まれています。
ボトルの回収センターなど所定の場所に返却に行けば、このデポジットを返却してもらえるので、覚えておくとよいでしょう。
レシートは捨てない方がよい
退店時、まれに、出口近くにいるスタッフにレシートの提示を求められることがあります。
購入済みの商品であることを証明できるように、退店時までレシートは捨てないでおきましょう。
なお、返品を行う際にも、レシートが必要です。
基本はカードで支払えるが、まれに現金のみ受付の店がある
カード社会のカナダでは、チェーン店であればクレジットカードやデビットカードが使える場合がほとんどです。
しかし、アジア系の個人商店など一部スーパーでは、現金の支払いしか受け付けていないことがあるので注意してください。
(たいていドアの前にCash Onlyなどの張り紙があります)
まとめ
今回は、カナダのスーパーにおける買い物の方法や日本との違い、豆知識を紹介しました。
スーパーでの買い物は、そこまで身構えるものではありません。
基本をおさえ、カナダでのショッピングを楽しんでくださいね。