日本を離れ、海外に留学する友達や家族に、何かプレゼントを贈りたい方も多いでしょう。留学生にはいったいどんなものが喜ばれるのでしょうか?プレゼント選びのコツ、避けるべきもの、おすすめのギフト、渡すタイミングまで解説します。
このページの目次
カナダ留学する友達へのプレゼントの選び方
これから留学される方へのギフト選びには、ちょっとしたコツがあります。
ポイントをおさえたプレゼントとは、どのようなものでしょうか?
- かさばらなくて、軽いもの
- 留学生活で使える、実用的なもの
- 多くあっても困らない消耗品
- ライフスタイル・留学の目的に合ったもの
ちょっと寂しく感じるかもしれませんが、以上のような実用的なものが好まれる傾向にあります。
かさばらなくて、軽いもの
まず抑えたいポイントは、「留学生が持っていける荷物量には限りがある」ということです。
日本からカナダに渡航する際に無料で持ち込めるのは、スーツケース2個までとされていることが多く、重量制限もあります。
また、カナダについてからの移動や引越しの可能性も考えると、大量の荷物をもっていくのは現実的ではありません。
留学前に、荷物を少しでも軽く・小さくしようと格闘する方も少なくありません。
せっかく頂いたプレゼントを、持っていきたいのに持っていけない!とならないよう、スーツケースの場所を取らず、重量も軽いものがおすすめです。
留学生活で使える、実用的なもの
実用的なものも案外喜ばれます。
ギフトというと、高級なものや普段使わないものを思い浮かべがちですよね。
ただし、留学用となると話は別です。
先ほど述べたように、留学には余計なものは持っていけません。
なので、普段の生活で使えそうな実用的なものの方が、留学にもっていきやすいです。
多くあっても困らない消耗品
「他の人からもプレゼントをもらっているだろうし、被るかも…?」
と心配な方は、かぶっても困らない消耗品がおすすめです。
留学中にも確実に荷物は増えます。
使ったら減る消耗品は、ありがたく感じる人も多いですよ。
ライフスタイル・留学の目的に合ったもの
留学後のライフスタイルも参考になります。
例えば、トロントやバンクーバーのような都会に行くなら、ちょっとおしゃれなものが喜ばれるかもしれません。
反対に、田舎で農業に関わったり、研究に没頭するなら、おしゃれなものは使いどころがありません。実用性に特化したものがいいですね。
学校に行く予定なら、勉強グッズもおススメです。
ただし、授業も自習も、すべてパソコンやタブレットで済ます方もいます。そのような方には文房具をあげてもかさばるだけなので、電気書籍などの方が向いているかもしれません。
本人の生活を想像して、必要がなさそうなものは贈らないようにしましょう。
避けるべきプレゼントや注意が必要なもの
心を込めたプレゼントですが、これから渡航される方向けには適さないプレゼントもあります。
カナダへの持ち込みが禁止・制限されているもの、壊れやすいものなどは避けた方が無難です。
詳しく説明しますね。
持ち込み禁止物
- カナダへの入国の際に、持ち込みが禁止されているもの
- 航空機への持ち込みが制限されているもの
これらは、入出国時にトラブルになるだけではなく、没収されてしまいます。
せっかく贈ったものがスムーズな渡航を妨げてしまうのは避けたいですよね。
武器やスプレー缶など、危険物とされているものは避けましょう。
肉類や植物の種子など、生態系に影響を与えるものも禁止です。
持ち込み制限品
また、持ち込みが制限されているものもあります。
代表的なものは以下の通りです。
- 通貨
- タバコ
- 酒類
これらは、持ち込みはできるが、上限が決まっているものです。
本当に持っていけるかどうか、本人に確認してからの方が良いでしょう。
もしくは、早めにあげて、「荷物になるようなら渡航前に消費してね」というのもアリですね。
壊れやすいもの
海外の空港では、スーツケースを運ぶときに投げたり、雑に扱われることがほとんどです。
そのため、薄いガラス製品などは渡航中に壊れる可能性が高いです。
また、パッキングにも気を使わなくてはいけません。
留学する友人の負担になるかもしれないので、壊れやすいものや、精密なものは避けた方が無難です。
液体物
液体にも注意が必要です。
理由は「重くなりがち」なことと「梱包に注意が必要」だからです。
クリーム状のものでしたらまだ、スーツケースの中で漏れる可能性は低そうですね。
とはいえ、液体物には、日本の化粧品やお酒、調味料など、留学中にあったら嬉しいものが多いのも事実。
ご友人やご家族のパッキング状況や、欲しいもの、持ち込み制限などを確認したうえで贈りましょう。
おすすめのプレゼント
何が喜ばれるのでしょうか?留学に行く家族や友達に向けての、おすすめのプレゼントをご紹介します。
文房具類
日本の文房具は、質が良く可愛いものが多いと世界的にも人気です。
実際にカナダに来てみるとわかりますが、こちらの紙は基本的にペラペラで、破れやすいです。
(その分、本もノートも驚くほど軽いです)
ペン類も同様で、書き心地も全く異なり、快適に使えます。
学校に通う予定であれば、日常的に使うモノなので「あってよかった」と思ってもらえるはずですよ♪
自分では買わないような、凝ったデザインの付箋などもいいですね。
クラスメイトとの会話のきっかけになるかもしれません!
日本食
日本食はカナダでも買えますが、値段は3-4倍します。
また、輸出品としてメジャーなブランドしか手に入らないため、デパートで売っているようなものは基本的に手に入りません。
顆粒だしや、ふりかけ・お茶漬け類などはかさも低いですし手軽に持ち運べます。
ちょっと高級なものや、こだわりのものは、カナダで美味しい日本食が恋しくなった時に喜ばれますよ。
日本のお菓子
お菓子はいくらあっても困りませんよね。
余ってしまっても、滞在先や学校・職場など挨拶がわりに配ることもできます。
日焼け止め
日焼け止め?と思われたでしょうか?
実は、日本の日焼け止めは「絶対日本から持ってきた方がいいものリスト」常連なんです。
理由は、海外のものより格段に高品質なことに加え、後から郵送することが出来ないからです。
日焼け止めはアルコールを多く含むため、危険物となり、郵送することが出来ないんですね。
(郵送業者により規定は異なりますが、ネイルポリッシュ(マニキュア)や美白成分入りのグッズなども同様です)
実は、カナダの日焼け止めは、べたつく・白残りがする・伸ばしにくい、など、とても評判が悪いんです。
日本の日焼け止めは、多めに持っていきたいものの1つです。
自分では複数買いにくい、高級なものだと、なお有難いですね。
アクセサリー
アクセサリーは、もちろん、カナダでも買えます。
しかし、シンプルなものが多く、日本のように凝ったデザインのものは少ないです。
また、一番安いものでも1,500-2,000円くらいはします(百均除く)。
アクセサリーならかさばらないうえに、日常で使えますよね。
日本では、おしゃれな凝ったデザインを手ごろな価格で買えるので、プレゼントにおススメです♪
スリッパ
カナダの家はフローリングやタイル張りも多く、床が冷たい場合があります。
また、もともと西洋には、家の中で靴を脱ぐ習慣がありません。
カナダ人でも靴を脱いで生活する人が増えていますが、どのような家にあたるかは分かりませんよね。
同居人が靴を脱がない可能性もあります。
そのため、カナダに来た日本人は、家の中でスリッパをはいて生活するのが一般的です。
ですが、日本と違い、スリッパはどこでも手に入るわけではないですし、値段が高かったりサイズが大きかったり、意外と苦労します。
ただし、何セットも必要なものではないですよね。
すでに持っているか確認はした方が良いでしょう。
防寒具
カナダは寒いというイメージを皆さん持っておられるのではないでしょうか?
実際に、カナダのほとんどの地域では冬は氷点下続きになります。
寒さや雨・雪対策のグッズは必需品です。
しかし、バンクーバーやビクトリアなど、一部の地域では日本とあまり変わらない寒さですので、極寒というわけではありません。
また、すでにご本人が準備しているケースも多いです。
防寒具を贈るなら、サプライズにするよりは、本人に確認して本当に必要なものをあげるといいでしょう。
手紙やアルバム
定番ですが、もらったら嬉しい手紙や写真アルバムもおススメです。
日常生活で、手紙をもらう機会は意外と少ないです。
渡航後寂しくなった時、くじけそうになった時の励みになることも多いです。
手紙ならかさばりませんし、渡航直前のプレゼントにも最適です♪
アルバムは重量が重くなりがちなので、データにする、普段使うノートを加工する、など工夫するといいですよ。
思い出
どうしても何がいいか思いつかない場合は、食事をごちそうしたり、何かを一緒にするのもおススメです。
留学中はなかなか帰国することが出来ません。
カナダが気に入って、そのまま長期滞在することもあるでしょう。
日本にいる間に、ご飯に行ったりするのが実は一番うれしい、留学中にも心の支えになった、という方も多いです。
もちろん、留学してからも定期的に連絡すれば、みんな嬉しいはずですよ♪
ギフトカードや現金
ギフトカードや現金をもらって困る人はいないでしょう。
荷物にもなりませんし、本人の好きなように使ってもらえるので、無駄になることもありません。
注意したいのは、日本のギフトカードは日本のお店やサイトでしか使えないこと。
Amazonは世界中にあるし、と思うかもしれませんが、日本のサイトとカナダの際とは別物です。
通貨も違うので、カナダのお買い物に使うことはできません。(カナダから日本のサイトにアクセスしてお買い物することはできます)
早めの時期に贈れば、留学準備に必要なものを買いそろえるのに使えるので、喜ばれること間違いありません!
また、有効期限が無い/長いものならいつでも使えて、特に使い勝手がいいですね。
その他送別品
そのほか、日本で一般に贈り物とされている送別品もおすすめです。
送別品ならこちらのサイトも参考にしてみてください
まとめ
これから留学される方へのプレゼント選びのポイントは、
- かさばらなくて軽いもの
- 留学でつかえる実用品
- 留学直前より早めに渡すのがおすすめ
です!
でも、留学する方のことを一生懸命考えて選んだギフトなら、何でも喜ばれるはずですよ!
なにより、留学後も定期的に連絡を取ったり、支えになってあげて下さいね♪