ワーホリ解説セミナー概要


留学生の現地サポートの一環として行っているカナダ留学コンパス無料セミナー。

英語、就職など、毎週様々なテーマで開催しています。

今回は待ちに待った2022年度のカナダのワーホリビザについてセミナーで解説いたしました!

実際の模様をお届けします。
今年のワーホリを迷っている方は是非ご覧ください。

ビザコンサルタントによる「2022年度ワーホリ申請、傾向と対策」

2022年度のワーホリ申請予定・承認待ちの方を対象に、ビザコンサルタントが2022年度のワーホリ申請や注意点などについて解説します。

講師は、多くの留学生を見て来たベテランコンサルタント村山まりえさん。

バンクーバーで10年以上留学業界に関わり、今までに2000名以上のビザの代行手続きを行っているベテランビザコンサルタント(Immigration Consultant [ICCRC:R511456])です。

コロナで混乱が生じたワーホリについて、昨年のワーホリの状況を踏まえ、お伝えします。

講義内容

  1. コロナ前までのワーホリの流れ
  2. コロナの影響
  3. ビザ承認にかかる期間は運もある
  4. 2022年のワーホリに応募すべきかどうか
  5. 補足:ROビザについて

コロナ前までのワーホリの流れ

まずは通常の「ワーホリ申請からビザ切り替えまでの流れ」をおさらいします。

移民局のサイトでGCアカウント(ビザ申請アカウントのこと)を作り申請すると、プール(招待待ちリスト)に登録されます。

抽選に当選するとITA(本登録招待のレター)が届くので本登録に進み、バイオメトリクス(生体認証)登録後、承認されます。

(詳しい申請方法についてはワーホリ(ワーキングホリデービザ)についてのページで詳しく解説しています)

コロナ前は数か月以内に承認が出ていましたがコロナ後、それぞれのステップにかかる期間が読めない状況になりました。

コロナの影響

コロナの影響が出たのは2020年度分から。

2020年度と2021年度分、それぞれの状況をおさらいして、今年のワーホリの予測を立てます。

2020年のワーホリに起こった混乱

例年通り2019年末に募集が開始された2020年のワーホリ枠ですが、2020年3月に国境が閉まりました

街もロックダウンされ、移民関係も含め、ほぼ全てのビザの処理がストップしました。

カナダだけではなく全世界でいつ入出国できるか分からない状態に陥りましたね。

その年の5月には条件変更のもとプロセスが再開されましたが、全く動きがなく、1,935名の方が承認待ちのまま、その年の抽選はクローズされてしまいました。

全く手続きが進まずルール変更もあり、一番混乱したのがこの時期です。

クローズ=その年の手続きは一切行われない、という意味ですので、この時点でプールに残っていた方は残念ながらその年のワーホリビザは諦めざるを得なくなりました。

そのまま翌年の抽選枠に持ち越しとなったので、次の年で当選を待つことになります。

2021年も審査がほとんど進まなかった

翌年も引き続き影響があり、3月にやっと募集開始されました。

9月にはジョブオファーが不要となり申請しやすくはなりましたが、承認手続きには時間がかかっていました。

前年の混乱への恐怖・今後の状況が分からないことへの不安感も高まり、応募者自体も少なかったようです。

結果的に6,500件の枠の内承認が下りたのは600名ほど

プールに残っていた方は2022年への繰り越しとなりました。

今年1月に2022年度分がオープンし、645名に承認が下りましたが、何故か再登録になった方もいました。

理由は不明ですが、再登録によるデメリットは特にないとのこと。

却下された方もいますが、理由は年齢(31歳)を超えてしまったから。
その他の理由による却下事例はありません。

ビザ承認にかかる期間は運もある

「カナダの都合にみんなが振り回されるのが現実」とマリエさん。

移民局がルールを変えたときと、それをアナウンスするタイミングでトラブルが起きるそう。

変更と通知のはざまで、移民局のスタッフもまだ対応しきれていない時期に申請がかぶってしまうとプロセスが止まってしまうようです。

ただし、移民局がいつルールを変え、それを発表するのかは分かりませんよね。

ジョブオファーのルール変更前に登録、変更後ジョブレターを送ったが半年動かず、承認されたらボーダーが閉まった、
など運が悪く2年待っている人もいるそうです…

いつのタイミングが安全かは予測できません

2022年のワーホリに応募すべきかどうか

応募を迷っているとのご相談、非常に多いです。

迷う場合、どうすべきかは目的によるそう。

ただし、年齢など状況的に「今年が最後のチャンス」の方はこれに当てはまりません。

ワーホリは一生に一度の特別なビザ。
機会があるうちにぜひチャレンジしてみてください!

延期がお勧めAタイプ:旅行や休暇が主な目的の方

それ以外の方で「楽しみながら生活出来るだけのお金を稼いで、日常会話レベルの英語を習得したい」
という方は状況が落ち着くのを待つのがおススメだそう。

コロナ渦でも皆さん普通に生活しています。
渡航もできますが状況は変わりやすく、今申請しても沢山振り回されます

その変化についていける、または、その状況も楽しめるならよいのですが、見通しは不安定ですしストレスもたまります。
そのせいで全く楽しめないと思う方は延期して様子を見るのがいいでしょう。

状況によるBタイプ:移民やキャリアなど高い目的をお持ちの方

仕事や移民が主な目的の方は、「年齢」と「所持金」によりプランが変わります。

予算が限られており、時間に余裕がある方は、待つことがお勧めです。

反対に、予算はあるが時間がない方はぜひトライしてみましょう。
予算があれば不測の事態にも対応できますし、心の余裕が出来ます。

このどちらにも余裕がない方は、冒険になりますが、渡航にはチャレンジしていただきたいです。

ただし、カナダに入れる期間は限られてきます。
途中で帰らざるを得なくなることも想定して、帰国後に楽しめるよう、プランBを持っておきましょう。

補足:ROビザ(セカンドワーホリ)について

カナダで働けるビザはワーホリだけではありません。

画像のプログラムが代表的なものですが、と「International Co-op」は日本人は対象外

代表的なプログラムはワーホリと「Recognized Organizations(通称ROビザ/セカンドワーホリ)」です。

セカンドワーホリと呼ばれてはいますがワーホリとは別のビザ。
申請方法が全く異なります。

こちらは30歳を過ぎても応募できるのですが、定員が非常に少ないです。

応募を考えている方は個別にお問い合わせください。

まとめ

ワーホリセミナーの模様をお伝えしました。

他にも英語セミナー就職セミナーなど、毎週様々なテーマで開催しています。

気になった方はLINE VOOM(旧タイムライン)とTwitter@canada_compass)の告知をご覧ください♪

今後も定期開催していきますので是非ご参加ください♪

執筆者 執筆者
Anna

新卒で金融機関に就職、ウェブ担当者として、ホームページのリニューアル・運営を一任される。以来10年以上、SEO・ウェブマーケティングはもちろん、デザイン・コミュニケーションなど、多岐にわたる分野で活躍。留学を機に、現在はカナダ在住4年目、ウェブサイトの改善・運営・SNS運用など、様々なプロジェクトに携わっています。

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