カナダに留学される方の中には日本で看護師資格を持っている方も少なくありません。
中には、カナダで看護師をしてみたいと思われている方もいると思います。
カナダで看護師になるにはどうしたらいいの?
今回は、すでに日本で看護師免許を持っている方が、バンクーバーのあるBC州で正看護師免許を取る方法として避けては通れないNNAS(National Nursing Assessment Service)の申請についてお話しします!
それでは見ていきましょう!
このページの目次
BC州の看護師免許を取得する手順
BC州で看護師免許を取得する場合の流れは以下のようになります。
- NNAS(National Nursing Assessment Service)で審査をする。
- 自分の希望する州の看護師免許の申請に移る。
- BC州ではNCASという試験を受ける。
- NCASの結果を経て、必要な場合補修コースを受ける
- NCLEXを受験する
- BC州の看護師取得!!
今回は①のNNASの申請手順にフォーカスを当てて説明していきます!
NNASとは
NNASとはNational Nursing Assessment Serviceのことで、本拠地はアメリカにあります。
そこでは外国人看護師が
- 今までどのような教育を受けてきたか
- どのような職歴があるのか
などを審査する機関です。
まず、最初にNNASというカナダの看護師機関で審査を受けます。
この審査を受ける目的はもちろん、あなたの教育などが現在のカナダの看護教育の要件と比較するためのものです。
NNASに登録できる条件
- カナダ国外で、専門学校または大学で看護教育のプログラム受けて、卒業していること
- カナダで今まで看護師として働いたことが無いこと
- カナダでRN、LPN、PRNとして働きたいと思っていること
NNAS申請手順
それでは手順を見ていきましょう!
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①NNASにアカウント登録をする
アカウントを作るには
- emailアドレスと3つの秘密の質問を提供する
- オンラインの同意確認に同意する
- emailに送られてきたセキュリティコードを入力する
- パスワードを設定する
の工程が必要になります。
さらにNNASのアプリケーションを完了させるためには
- 申し込みフォーム全てを埋めて完成させる
- VisaまたはMasterCardのクレジットカードの登録確認が必要になる(デビットカードは不可)
が必要だそうです。
NNAS登録と支払いが完了すると、「NNAS ID Number」をemailで受け取るようです。
このNumberは申し込みの追跡に必要になり、すべての申し込みフォームは印刷しておく必要があります。
参考
もし申し込みをキャンセルする場合は、アプリケーションが完成してなくて支払いが済んでない場合なら保証できるそうです。
②身分証明書を提出する
NNASに2つの身分証明書を提出しなければなりません。
ただ身分証明は、
- 交証されていること
- 原本コピーであること(原本不可)
- 署名・日付・印鑑などが本人のもので、本人署名が含まれているもの
- 原本コピーをして公証される時は、その場に公証人と本人が一緒にいること
- 必ず1つは写真付きの身分証明書であること
- 有効期限内の身分証明であること
という規定があります。
- カナダ国内にいる場合は、公証されたコピーは、公証人か弁護士が用意しなければならない
- カナダ国外にいる場合は、政府から公式に承認された人により準備されたでなければならない
という決まりもあります。
写真付き身分証明として可能なのは
- パスワード
- 運転免許証
- その他、政府が発行した身分証明書
その他受け入れ可能な証明書は
- 出生証明書
- 法律上の名前変更書
- 結婚証明書
- 離婚証明書
になります。
しかし注意したいのは、もしこれらの書類が英語・フランス語以外の言語で書かれている場合は、後任の翻訳家に英語またはフランス語に翻訳してもらわなければなりません。
その場合
- 翻訳家の公印・身分証明の番号・住所・電話番号・翻訳日
- 翻訳家の声明(原本を忠実に再現していますよと言った内容)
- 翻訳家の氏名および署名
が必要になり、翻訳家から直接NNASに郵送で送ってもらわなければなりません。
③看護師の教育書類を提出する
まず、フォームをダウンロードして印刷します。
カナダ国外の看護教育を受けた機関に、自分のサインと日付を書いたフォームを送ります。
そして、それぞれの学校がそのフォームを埋め、
- 学業成績表や成績証明書
- 看護プログラムのカリキュラムやコースの説明書
- コースのシラバスなどのコピー
などを添えて、学校から直接NNASに郵送しなければなりません。
あなた自身からではなく学校から直接送ったものは認めらませんのでご注意ください。
④看護師登録フォームを提出する
まずフォームをダウンロードして印刷します。
それを免許を登録しているカナダ国外の機関に自分のサインと日付を入れて送ります。
その機関にそのフォームを埋めてもらい、NNASに直接送ってもらいます。
日本で正看護師免許を持っている方は、この期間というのは「厚生労働省」になります。
こちらも本人が直接送付したものは受け取れず、必ずその機関から直接送付してもらわなければなりません。
もし英語やフランス語以外で書かれた書類の場合は、翻訳が必要になります。
ただしこの場合は、NNASが希望に応じてやってくれるそうです。
もし追加で資料が必要な場合はNNASから通知が来ます。
⑤看護師の就職についてのフォームを提出する
まずフォームをダウンロードして印刷します。
書類に自分のサインと日付を入れて、過去5年間に働いた就業先に送ります。
この場合、今年は1年目を表しています。
雇用主がフォームを記載し、NNASに直接郵送します。
こちらも本人が直接送付したものは受け取れず、必ずその機関から直接送付してもらわなければなりません。
もし英語やフランス語以外で書かれた書類の場合は、翻訳が必要になります。
ただしこの場合は、NNASが希望に応じてやってくれるそうです。
もし追加で資料が必要な場合はNNASから通知が来ます。
⑥英語テストの結果を提出する
基本は6か月以内に取得したスコアが必要になります。
- IELTS:speaking 7, listening 7.5, reading 6.5, writing 7, overall 7
- CELBAN:speaking 8, listening 10, reading 8, writing 7
まとめ
今回はNNASの審査についてまとめてみました!
ぜひ参考にしてみてくださいね。