カナダ留学コンパスからカナダへの留学を検討している皆さんに、Wise（ワイズ）という海外送金サービスをおすすめします。
Wise（ワイズ）はその手軽さと手数料の安さで、長年にわたり多くの留学生から支持されているサービスです。
※2021年にTransferWiseからWiseへと名前が変更されました。
本記事ではWiseを使用して、日本の銀行口座からカナダの銀行口座へ海外送金する方法について詳しく解説します。
このページの目次
【海外送金のWise（ワイズ）利用前に】
確認事項と必要な準備のポイント
Wise（ワイズ）を使って日本からカナダへの送金する前に確認するべきことがあります。
以下の2点にご注意ください。
必須確認事項
- 日本で使っている自分名義の銀行口座をオンラインで操作できるか
- （オンラインで操作できない場合）日本の家族から海外送金してもらえるか
もう少し詳しく紹介しますね。
【1】日本で使っている自分名義の銀行口座をオンラインで操作できるか
日本の自分名義の銀行口座から送金する場合、オンラインでの操作ができるかを確認しましょう。
オンライン操作ができる場合、後述しているカナダへの送金方法を参考にしてください。
自分名義の銀行口座でなければ、海外送金の手続きができません。
また銀行によっては、次のような場合もあります。
- そもそもオンライン（遠隔操作）に対応していない
- 登録している電話番号・メールへ本人確認コードが送られる
- 登録している電話番号に自動音声がかかってくる
ご家族の電話番号を登録している場合は、「本人確認コード」がテキストメッセージで送られる、もしくは自動音声の電話がかかってくることを、ご家族に事前にお知らせください。
【2】（オンラインで操作できない場合）日本の家族から海外送金してもらえるか
日本の自分名義の銀行口座が遠隔操作（オンライン操作）に対応していない場合は、家族に海外送金をしてもらう必要があります。
その場合は、Wise（ワイズ）で海外送金する方法をご覧ください。
海外送金のWise（ワイズ）を登録する際に必要なもの
Wiseのアカウントに登録する前に、以下の3点を準備しましょう。
Wise（ワイズ）を登録する為に必要なもの
- 顔写真付き身分証明書（マイナンバーカード・運転免許証・パスポート・在留カード）
- マイナンバーが確認できる書類（マイナンバーカード・マイナンバー通知カード・半年以内に発行されたマイナンバー記載の住民票）
- カメラ付きのスマートフォン
それではWise（ワイズ）を使用して自分名義の銀行口座からカナダに送金する手順をわかりやすく解説していきます。
海外送金のWise（ワイズ）のアカウント登録と設定方法
Wiseのアカウントを設定し、送金を始めるために以下のステップに従って進めてください。
手順はアプリ側で丁寧に案内されていますので、スムーズに設定できます。
【1】Wise（ワイズ）のアプリをダウンロード
スマートフォンにWise（ワイズ）のアプリをダウンロードしてください。
ダウンロードは以下のリンクをご覧ください。
【2】会員登録してログインする
画面に「ログイン」と「会員登録」のボタンが表示されるので、新規の方は「会員登録」を選択してください。
会員登録の手続き
会員登録にはメールアドレスと電話番号が必要です。
アプリの指示に従って、以下の情報を入力して登録を進めます。
入力情報
- メールアドレスの登録
- 個人アカウントか法人アカウントの選択
- 国と都道府県の選択
- 電話番号を認証する
- パスワードの設定
会員登録が完了すると「Wiseへの会員登録が完了しました」という表示が出ます。
ここで「続行」ボタンを押すとログイン後のアプリのホーム画面に移動してください。
【アカウントをすでにお持ちの場合】ログイン情報を入力
すでにアカウントをお持ちの場合は、登録済みのメールアドレスとパスワードを入力してログインします。
以上でWise（ワイズ）のログインが完了し、送金準備が整いました。
Wise（ワイズ）で海外送金額を入力し日本円からカナダドルへの変換
登録・ログインが完了しましたら、日本円からカナダドルへの送金をしましょう。
【1】送金ボタンを押す
ログイン後に表示されるホーム画面から、中央下部にある「送金」ボタンを押します。
【2】送金元の通貨を確認する
送金元として日本の自分名義の銀行口座を選びます。
Wise以外の口座を選択しましょう。
通貨の入力画面が表示されますので、送金したい金額を日本円（JPY）で入力します。
注意：1度の海外送金の限度額は100万円まで。
次に受取額はカナダドル（CAD）を選択します。
最後にカナダドルの送金額と着金予定日をしっかり確認しておきましょう。
確認が終わったら、続行ボタンを押します。
【3】送金人（自分）の情報の入力（初回のみ）
初回に自分の名前、生年月日、住所等の情報を入力する必要があります。
後ほど、本人確認と照合しますので正しい情報を入力しましょう。
Wiseで受取人のカナダ銀行口座情報の入力（CIBC・TD）
日本の銀行口座から送金する際の受取人を設定します。
送金先としてCIBCやTDなどのカナダの自分名義の銀行口座に、必要な情報（通貨、銀行番号、トランジットナンバー、口座番号、口座種類）を入力しましょう。
【1】受取人の追加
まずは右上の「追加する」ボタンを選択します。
カナダの自分名義の口座に送金するケースがほとんどです。
ですので「自分自身」を選択しましょう。
【2】受取人の口座情報を入力
続いて、カナダの自分名義の口座情報（現地の銀行口座情報）を入力します。
入力情報を調べる方法
入力に必要な情報は、カナダの銀行口座開設時に渡された資料にも記載されています。
入力に必要な情報
- 通貨（CAD カナダドルを選択）
- 銀行番号
- トランジットナンバー
- 口座番号
- 口座種類 当座（チェッキング）または貯蓄（セービング）を選択
銀行番号やトランジットナンバーが不明な場合は、下記のリンクから調べることができます。
参考（銀行番号）
【3】本人確認書類をアップロードする（初回のみ）
身分証明書（マイナンバーカード、運転免許証、パスポート、在留カード）を選択します。
続いて身分証明書と自分が一緒に写った写真を撮影しましょう。
最後に写真をアップロードして本人確認の申請が完了します。
こちらは初回のみですが、必ず必要な手続きになります。
【4】送金内容の最終確認をする
金額と送金先を確認して「送金」ボタンを押します。
利用規約の同意画面が表示されますので、「同意する」を選択しましょう。
「送金の目的を押してください」という表示が出ますので、海外送金の理由を選択しましょう。
送金の目的を選択しましたら「送信する」ボタンを押します。
あとは日本の銀行口座からWise（ワイズ）へ送金に必要な金額を入金をするだけです。
日本の銀行からWise（ワイズ）への入金方法
日本の自分名義の銀行口座からWise（ワイズ）への銀行口座へ入金しなければ、送金手続きは完了しません。
そこで、日本の銀行からWiseへの入金方法を説明します。
【1】入金方法は2種類
入金方法は銀行振込かデビットカードのいずれかです。
【2】入金タイミングの確認
入金タイミングが「すぐに銀行振込をする」か「後で入金するか」を選べます。
どちらを選んでも指定された口座に入金されたタイミングで自動で海外送金の処理が開始されます。
もちろんアプリの通知や登録したメールにも海外送金の進捗が共有されます。
あとはカナダの自分の銀行口座への着金を待ちましょう。
海外送金だけじゃない！Wise（ワイズ）のマルチカレンシー口座
Wise（ワイズ）には海外送金だけでなく、複数の通貨を管理できるマルチカレンシー口座というサービスもあります。
このマルチカレンシー口座を利用することで、カナダをはじめ様々な国の通貨の保有が可能になります。
たとえば、カナダドルのマルチカレンシー口座を開設。
日本円を入金してからカナダドルに変換して保管しておくこともできます。
※保有可能な上限金額は100万円まで
このWiseのマルチカレンシー口座なら、カナダドルのレートが低い時にカナダドルを購入しておき、後で都合の良いタイミングで海外送金することができますよ！
長期的な観点で見るとマルチカレンシー口座を利用することで、さらに海外送金コストの節約につながることになります。
Wise（ワイズ）を使った日本からカナダへの海外送金のよくある質問
日本からカナダへWise（ワイズ）を使って海外送金する時のよくある質問をご紹介します。
自分の銀行口座からの銀行振込、またはデビットカードを使用して入金できます。現金での入金や第三者からの入金、クレジットカードでの入金はできません。
一回の送金額は、日本円で100万円以下でなければなりません。
送金時に表示される着金予測時間を参考にしてください。通常、1営業日で受取人の口座に到着しますが、両替を含めると最大2営業日かかる場合があります。
Wise（ワイズ）の公式サイトにもよくある質問が掲載されています。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
Wise（ワイズ）を利用したカナダ海外送金のまとめ
Wise（ワイズ）の海外送金サービスは通常の海外送金よりも手数料が低く、多くの留学生が使うサービスです。
ただし初回利用時にはマイナンバーによる審査が必要なので注意してください。
カナダへの留学や海外生活を控えている方は、出発前にWise（ワイズ）のアカウントを作成しておくことをおすすめします！
執筆者
新卒で金融機関に就職、ウェブ担当者として、ホームページのリニューアル・運営を一任される。以来10年以上、SEO・ウェブマーケティングはもちろん、デザイン・コミュニケーションなど、多岐にわたる分野で活躍。留学を機に、現在はカナダ在住4年目、ウェブサイトの改善・運営・SNS運用など、様々なプロジェクトに携わっています。
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