カナダ留学コンサルタント、RCA 海外留学アドバイザー No.162002
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「英語を話せるようになりたい」と思っている方の中にはこういうふうに考えている方も多いのではないでしょうか?
「海外に行けば英語ができるようになる!」
これはある意味では正しいのですが、半分は間違っています。
今回は「海外に行けば英語ができるようになる」というのは幻想であるというお話をしたいと思います。
このページの目次
海外に住む = 英語ペラペラ?
ワーホリでカナダに来たのに「英語が上達しなかった」という人がいます。
その原因の1つに「海外に(英語圏に)住めば英語が上達する」という幻想があるんです。
実はですが、海外に住んだだけでは英語は上達しません。
これは断言します。
海外に住んで英語を勉強して、勉強した英語を実生活の中で使うから英語が上達するんです。
大人は赤ちゃんのようには英語を学べない
「赤ちゃんが言語を覚えるように、聞き流すだけで外国語がマスターできる」などと謳っている語学教材もありますよね。
残念ながら、そのような教材を使って外国語をマスターした人に会ったことがありません。
赤ちゃんは生まれてからずっと、食事から排泄まで全てまわりの大人に面倒を見てもらいますよね?
大人たちに絶えず話しかけてもらって、それでも2年以上かかって会話ができるようになります。
つまり、こういうことが言えます。
- 誰かが身の回りの世話を全てしてくれて
- 誰かが常に英語で話しかけてくれて
- 2年以上の時間をかけられる
こんな状況を作ることができるのであれば、海外に住むだけで英語をマスターすることができます。
……が、大人が赤ちゃんと同じ方法で外国語を学ぶのは、全く現実的ではないですよね?
恋人を作ることは英語習得に効果的
「外国語を学ぶ一番の近道は、その国の言葉を話す恋人を作ることだ」
……と言われることがありますが、こっちは有効です。
恋人ですから、絶えず話しかけてくれますし、相手のことを理解したいから、一生懸命にコミュニケーションを取ります。
恋人だけに限らず、ずっと一緒にいてくれるような親友ができると、英語の習得が大きく進みます。
英語の準備不足で行くと何も残らない
英語が上達しないもう1つの大きな原因が、日本で英語を勉強していかないことです。
何度も言いますが「カナダに行ったら話せるようになる」というのは幻想なので、日本でできるだけの勉強をしてきましょう。
「日本の学校教育で教える文法教育には意味がない」などと書いているウェブサイトの記事を見かけますが、勉強して無駄なことは何もないです。
文法の土台が出来ていないと、単語をいくら覚えても、英語を使えるようにはなりません。
日本のことを勉強していくのもオススメ
英語だけでなく、日本のことも勉強しておくと良いです。
海外に行くと、政治、経済、文化など、日本のことを聞かれることが多くあります。
そうしたことを聞かれた時に、何も答えられないのは恥ずかしくて悔しいです。
答えたい内容があるのに英語で言えないのならまだいいです。英語を勉強すれば解決するんですから。
日本のことを聞かれたのに、日本語でも答えが全く思いつかないなら、日本のことを勉強して、それをさらに英語に直す作業が必要です。
ワーホリの限られた時間でそれができるようになるのは難しいので、日本にいるうちに、しっかり準備しておきましょう。
英語力は語学学校で伸ばす
海外に行っても英語力を伸ばす最も一般的な方法は、語学学校(ESL)で英語を勉強することです。
「ワーキングホリデーで海外に行くのだから学校に時間を使いたくない」とか「学費を払うのがもったいない」と考えることもあるかも知れません。
でも「投資」として考えてみてはどうでしょうか?
語学学校に行かなくても、英語力を伸ばすためには、それなりの時間と費用(海外での生活費)が必要です。
その投資から得られるリターンを最大化することを目指すなら、語学学校に通うことは、学費と時間以上の価値は十分あります。
ワーキングホリデー中に語学学校に通うことは、英語力を上げるだけでなく、現地での友達づくりの面でもとても有効ですので。
ワーホリの成功/失敗の境目は語学学校
じつはカナダにワーホリに来て成功する人、失敗する人の境目は語学学校に行くかどうか……という選択肢が大きく関わっています。
詳しくはこちらのワーホリを成功・失敗に導く要因という記事に書いていますのでご参考に。
まとめ
今回は、「海外に行けば英語はペラペラになる」という幻想についてお話しました。
海外に「行くだけ」「住むだけ」では英語は話せるようにならないということです。
話せるようになっている人は、それだけの時間を費やしているということですね。
もし英語が話せるようになったら、どんなことに使いたいですか?
ぜひ、選択肢を広げるお手伝いをカナダ留学コンパスにさせてください。無料相談を承っていますんで、いつでもご連絡くださいね。