こんにちは!カナダ留学コンパスの大西なつみです。
現地バンクーバーの最新情報をオンタイムでお伝えします。
カナダ・バンクーバーに「VIC(ブイアイシー)」という英語を学べる語学学校があります。
VICは総称を「Vancouver International College」といい、併設して「VIC Career Campus(専門学校)」があります。
VICには語学学校と留学生向けに特化したプログラムを供するキャリアキャンパスがあるので、基礎の英語学んだあと、そのまま専門コース(カスタマーサービス、ビジネス、TESOL)を続けて受講することができます。
学校の特徴は下記3つです。
- 全クラス選択制のカスタマイズクラス
- スピーキング&発音に特化した授業
- 併設の専門学校でキャリアも学べる
他の学校によくあるような「総合英語」を含め、全てのクラスを選択することができるので、1日中自分の学びたいことに特化したスケジュールを組むことが可能です。
また専門のキャリアコースや、バンクーバーで最も多くのTESOL系プログラムを開講しているので、幅広く学ぶことができます。
今回は、VICの実際の外観から校内の様子、教室の様子やオススメプログラムについて写真いっぱいでご紹介します。
このページの目次
VICの外観
まずこちらがVICの外観写真です。
入り口にVICの看板が見えますね。
VICの校舎はバンクーバーのダウンタウン内の中心地にあり、すごく立地の良い条件にあります。
全ての駅から近く、周辺にはスカイトレイン・エキスポ・ラインの「Burrard(バラード駅)」、「Granville(グランビル駅)」からそれぞれ徒歩5分、またカナダラインの「Vancouver City Centre(バンクーバーシティセンター駅)」からも徒歩6分ほどです。
近くには有名なモールの「パシフィックセンター」、またショッピング通りの「ロブソンストリート」も近いので、放課後も様々なところにアクセスできます。
こちらが学校の入り口です。
この一番右の「549」と記載がある扉から中に入り、エレベーターで2階にあがります。
※階段でも上がることができます。
VICの校内の様子
まずエレベーターで2階に上がるとこのような入り口が見えてきます。
ここエレベーターの扉が開くとこのようなVICの服を着たテディベアが迎えてくれます。
すごく可愛く、卒業生はこのテディベアと一緒に最後に写真を撮るのが恒例となっているそうです。
受付
すぐ左側に受付があります。
受付はオープンスペースになっていて、常に2~3名のスタッフがいらっしゃいますので、話しかけやすい雰囲気です。
また奥には各国のスタッフが在籍していて、生徒さんも自由に出入りできるので、何かあればすぐ相談に行くことができます。
こちらは2階の廊下です。
左側が各教室になり、ガラス張りとなっているので常にクラスの様子を伺うことができる状態でした。
ちなみに、VICは2階、3階にフロアを持っていて、それぞれにクラスルームがあります。
語学学校のVICと、専門学校のVIC Career Campusが2、3階にそれぞれ混合されて配置している状態なので、VICの生徒さんもキャリアコースの授業の様子を見ることができます。
また体験クラスを受講することも簡単ですし、キャリアコースの担当講師ともクラスについて聞くこともできるので、併設している学校のメリットとも言えます。
また隣のビルにもスペースを持っており、それは後ほどご紹介させていただきます。
共有スペース
ここでは生徒さんみんなが使用する「共有スペース」をご紹介します。
3階には生徒のみなさんがランチをとることができるスペースがあります。
ちょうど撮影をした際は、スタッフの方がいらっしゃいました。笑 ピースをしてくださいました。
ここはそれぞれ机、椅子がたくさんあり、昼休みにはたくさんの生徒で賑わいます。
様々な国籍の生徒が集まり、ここで授業について、生活についてみんな英語で会話されるそうです。
この共有スペースには電子レンジも設置されています。
また小さいシンクがありますので、食べ終わったランチボックスをここで洗うことができます。
VICには生徒さんが自由に使用できる、パソコンスペースもあります。
こちらのパソコンにはワードやパワーポイントといったソフトも入っているので、パソコンを持ってきていない生徒さんでも課題をすることができます。
また印刷も「無料」で行うことができ、授業で使用する資料やまたEチケットなどを自由に印刷することができます。
意外と留学生活を送っていると、印刷したいタイミングってたくさんあるんです。
そんな中、VICでは在学生も卒業生でも無料で印刷することができるので、そこは本当に学生想いの良い学校だと感じました。
それでは実際の教室の様子を覗いてみましょう。
VICの教室の様子
こちらがVICの教室になります。
こちらが教室の特徴です。
- 少人数制の平均10名(最大14名)
- 講師を囲んだ机の配置
- 多国籍クラス
VICでは生徒1人1人が充実した留学生活を送れるように、様々な工夫をされています。
少人数制
VICでは1クラス平均10名と、他の学校よりも少ない人数を設定しています。
それはクラスの中でも先生と対話する時間が多く設けられ、きめ細やかなレッスンを受けることができるからです。
特に発音矯正のクラスでは先生が1人1人順番に見ていくいので、多くならないように調整されています。
講師を囲んだ机の配置
VICでは基本的に机は講師を取り囲んだ配置となっており、また学校を通して徹底的にしています。
特にVICではスピーキング重視のクラスが多くあり、「発音矯正」、「スピーキングクリニック」クラスが特に人気です。
先生が生徒1人1人の話す際の文法の間違いを指導したり、発音を口の動かし方徹底的にチェックします。
ですので、生徒1人1人をしっかり見るという方針のもと、この机の配置となっています。
多国籍クラス
ほとんどの方が、国籍を気にされますよね。
なかにはバンクーバーまで来たんだから、どうせならたくさん外国人と話したいなど。もちろんそうだと思います。
VICはバランスよく調整されています。
現状1年間の最新比率です。
・日本30%
・ラテン系30%
・韓国30%
・その他10%
TESOL系や翻訳コースが日本人、韓国人に人気なため、専門学校のコースによってはアジア系が多いコースもあります。
通常の語学学校コースは国籍豊かで、様々な国の人と関わることができます。
番外編:キッズプログラム
VICでは他の学校とは違い、6歳~14歳の【キッズプログラム】も充実しています。
最近日本でも流行っている、親子留学をここバンクーバーでも体験することができます。
クラスは6-9歳、9-11歳、11-14歳の3クラスに分けられます。
特にお子様の受け入れは安全面が一番大切ということから、しっかりと独立したお子様用のスペースがあります。
クラスルームの前には必ず1名監視用のスタッフがいて、外部の人の侵入、またお子様自身で外に出れないようにも工夫されています。
キッズクラス
こちら低学年のキッズクラスになります。
教室はお子様がワクワクするように、可愛い色で装飾されており、常に英語が目に入るように壁にもアルファベットや写真などが貼られていました。
みんなで机を囲み、読み書き、また簡単な会話や発音を勉強します。
こちらが高学年のクラスです。
高学年になるともうアカデミックの勉強に入りますので、授業用の机になります。
クラスメイトと切磋琢磨しながら頑張っていますね。
キッズクラスにはパソコンルームもあります。
このように小さいお子様でもパソコンを使って学習するクラスもあり、早いうちからインターネット、パソコン動作も慣れることが可能です。
また教室の前には親御様用のチェックリストがあります。
お子様を朝と夕方の送り迎えの際に必ずサインをしてもらっていて、お子様の状況を常に管理しています。
マテリアル
キッズクラスで使用する教科書を見せていただきました。
レベル別に分かれたたくさんの種類があり、生徒さんの年齢、英語レベルにより使用する教科書が変わります。
中はこのような感じです。
どのページもカラフルで絵が使用されていて、お子様が楽しく集中して勉強できるようになっています。
アルファベットから簡単な英会話まで様々です。
夏のシーズンになると語学学校のクラスもそうですが、このキッズクラスも満員になるそうです。
VICの特徴的なプログラム
VICでは特徴的なプログラムが多く用意されていて、豊富な選択肢があります。
ここではその中でも特に魅力的な3つの授業をご紹介します。
- 発音・スピーキングクラス
- TESOLコース
- カスタマーサービスプログラム
- キャリアパスウェイパッケージ
発音・スピーキングクラス
VICでは上記でもお伝えしましたが、全クラス選択制となります。
一般的なESLクラスとしては、下記があります。
【午前クラス 9-12時】
・総合英語(文法、リーディング、スピーキング、リスニング、ライティング)
・スピーキング&リスニング集中コース
・カレッジ準備(リーディング、ライティング、プレゼン中心のアカデミックコース)
【午後クラス 1-2時】
・スピーキングクリニック(話す際の間違いを指摘・訂正)
・発音矯正(発音記号を細かく徹底的に指導)
・ビジネス英語(挨拶、電話対応、交渉、プレゼン)
・IELTS
【午後クラス 2-3時】
・コミュニケーションアート(熟語や言い回し、スラング)
・発音矯正(発音記号を細かく徹底的に指導)
・発音矯正(リズムやイントネーション)
・ライティング(短文、エッセイ)
・医療英語(医療現場で使用される表現や語彙、話す練習)
ここで伝えたいことは、発音・スピーキングに特化したクラスが終日行われていることです。
赤色で記載があるところが発音・スピーキング関連のクラスです。
ここまで充実したスピーキングに特化した学校は他にありません。
特にVICでは独自のメソッドのもと勉強することができます。
英会話について重要なポイントはたくさんありますが、主には「流暢さ、正確さ、発音、表現力」に分けられます。
どこの学校もスピーキングのクラスで「流暢さ」は学ぶことができるのですが、VICでは逆に「正確さ、発音、表現力」に力を入れています。
どれだけ流暢さを学んでも、正確さ(正しい単語や文法、綺麗な発音)も伴わないと、ESL生には伝わっても、ネイティブには伝わらないことが実際に多いんです。
VICではその正確さも専用のクラスで学ぶことができます。
「スピーキングクリニック」のクラスでは文法や単語の間違いを先生が丁寧に1人1人ずつ訂正してくれます。
本当に自分の話している英語が正しいか考えながら、話すことができます。
また「発音矯正」クラスでは1人1人鏡を持って、自分の発音を口を見ながら練習します。
先生が合っているかどうか徹底的に指導しますので、自身が苦手な発音を知ることができます。
終日選択科目ですので、スピーキングに特化したい方は
午前:スピーキング&リスニング
午後:スピーキングクリニック、発音矯正、コミュニケーションアート
のように1日中特化した勉強ができます。
これだけ特化してスピーキングを学べるのはVICしかありませんので、集中して勉強したい方には一番オススメです。
TESOLコース
VICのキャリアキャンパスでは様々な専門コースがあり、特にバンクーバーの中でもTESOL系コースが充実している学校です。
【TESOL】は英語教師養成プログラムといい、日本の英語教育ではなく、世界で一般的な英語教育法を勉強することができます。
世界がベースとなっていますので、日本の英語クラスとは違い、スピーキング、プレゼンテーション型の授業となります。
TESOLクラスは日本の英語教師を目指している学生、すでに英語講師として学校で教えている方、また何か教えるスキルがほしい方に大人気のコースです。
4週間の短期間でサーティフィケートも出ますので、日本の就職活動にも有利となっています。
最低限の入学基準として
・TOEFL61点
・TOEIC650点
・IELTS5.5点
があり、また担当者とのインタビューも実施されます。
入学基準がありますが、1度に受講できるのが最大でも10名ほどなので、毎月満員になる大変人気なコースです。
TESOLには下記のコースがあります。
- TESOL
- TESOL for Children
- TESOL for Middle/Adults
- TESOL Practicum
こちらがそれぞれのコース概要です。
(1)TESOL
英語教育の基礎となる知識、スキル学習、そして教育実践を行います。
(2)TESOL for Children
4歳~12歳の子どもを対象に児童英語教育で使用されている教育理論とテクニック、教室で即実践ができる知識とスキルを習得します。
(3)TESOL for Middle
「中学生、高校生向け」の英語教授法で、コンテンツベースの教授スタイルに焦点を置き、理科や地理など英語ではないコンテンツを使いながら、どのように英語を教えるかを学びます。
また、グループワークやプロジェクトの進め方など、中高生の英語講師に必要となる多くの知識やスキルを学習します。
(4)TESOL for Adults
「大人向け」の英語教授法で、理論と実践のバランスを重視したカリキュラムのもと、多岐に渡るトピックで多くの教育のスタイル、テクニック、さらに教室内で必要となる様々な知識やノウハウを得ることができます。
※現在はMiddle とAdultコースが統合されて、1つのコースにっています。
このように、TESOLには合計4種類の年齢別に分かれた教授法があります。
またVICではさらに、これに追加して「教育実習」も行っています。
(5)TESOL Practicum
コース終了後には実際に現地のデイケアセンター、小学校にて4週間教育実習を受けることができます。
実習ではメインの講師のアシスタントや英語アクティビティ、グループワークでのサポート、また実際にレッスンも行います。
英語を使って数学や日本の文化を子どもたちに教えることもあります。
実習することで、【サーティフィケート】だけでなく、働いたという【ディプロマ】も取得できるので、
ほとんどの生徒がTESOLを受講後にこの実践にも参加します。
カスタマーサービスプログラム
VIC併設のキャリアカレッジではカスタマーサービスコースも人気です。
このコースでは「ホテル、旅行、飲食業」にて仕事をする上で必要となる基本的な業務スキル、コミュニケーション力、接客力を学習します。
プログラムトピックは下記です。
・職場内でのコミュニケーションスキル
・飲食業
・仕事のスキル(電話対応、メール、会議、ライティング)
・ホテル業
・就職活動
・旅行業
・リーダーシップ
7ヶ月のプログラムのため、オフキャンパスワークパミット対応により、週20時間までアルバイトを行うことが可能になります。
またその後に追加で有給Co-opプログラムをつけ、7ヶ月間フルタイムで働くこともできます。
その場合は、【28週間講義→28週間Co-op】の合計56週間コースにすることができます。
キャリアパスウェイパッケージ
上記でオススメのプログラムを紹介しましたが、VICにはたくさんの選択できる専門コースがあります。
そのため、「キャリアパスウェイパッケージ」という制度があり、追加料金なしでコースすることができます。
特に、語学学校だけでなく専門知識も勉強したいが、まだ何か最適なプログラムかわからない、という方にオススメです。
現地に入ってから好きなコースを選ぶことができるので、日本で事前に決める必要がありません。
またVICは同じ建物内に【SSLC(Sprott Shaw Language College)】があり、学校同士が提携しているため、SSLCの授業もこのキャリアパスウェイを使えば受講することができるんです。
SSLCにはVICと違い、アカデミックに特化した
・ビジネス英語
・パワースピーキング&メディア
・テスト対策系(IELTS、TOEIC、Cambridge)
・大学進学準備コース
があるため、現地でもし今後の方向性が変わったとしても、特に追加料金不要、学校も移動することなく受講ができます。
カナダ留学は特に長期の方が多く、現地に来てから考えが変わり、やっぱりカナダにもっと住みたいということからカレッジやCo-opコースへ進んでいく方も多いです。
こういった他にも提携している学校があると、更に勉強の幅が広がり、様々な方向転換にも対応できる学校を一番オススメします。
VICはこんな人にオススメ
今回学校訪問を行った際に受けた印象をもとに、私の独断と偏見でおススメポイント、どんな人が合うかをお伝えします。
それはこちらです!
- 発音・スピーキングを伸ばしたい方
- TESOLの勉強をしたい方
- あまり勉強の方向性が定まっていない方
発音・スピーキングを伸ばしたい方
上記でもお伝えしたように、VICは特にスピーキングに特化した授業が充実しています。
ただ会話力を伸ばしたいという方は、どの学校でもクラスはありますが、特に
・発音矯正を徹底的に学びたい
・自身が話している英語が本当に正しいのかどうか、しっかり先生にチェックしてほしい
という方は是非VICをオススメします。
TESOLの勉強をしたい方
なんといっても、VICでオススメしたいコースはTESOLコースです。
TESOL教育者として経験が豊富なベテラン講師「ディナ先生」がいて、1人1人にあったアドバイスをしっかりしてくれます。
ディナ先生は長年海外で英語を教えた経験があり、特に韓国で長期的に教えていたため、日本や韓国の英語教授表を熟知しています。
欧米の教授法をどうやって日本のクラスに使用することができるのか、彼女の実体験を元に教えてくれます。
なぜ私がこのようにいろいろ詳しいかと言いますと…
実は私、VICのTESOLコース受講者だったんです!
これはTESOLコース受講終了後にサーティフィケートとともに、ディナ先生と一緒に写真をとりました。
実はTESOLコースは終了時はこの映画でよくみる「卒業式の服」を着ることができるんです。
私は初めてだったので、すごく嬉しかったことを覚えています。
ディナ先生の良いところは、TESOLコースで様々な提出物、模擬授業があるのですが、その都度1人1人に30分ほどかけ、模擬授業前に内容についてアドバイスをくれたり、また最後にはみっちりフィードバックしてくれるところです。
自身の良かった点、改善点を明確に教えてくれるので、強み、弱みを知ることができます。
是非TESOLコースを受講されたい方は、このVICを一番オススメします!
あまり勉強の方向性が定まっていない方
VICは併設してキャリアキャンパス、また提携校のSSLCがあるので、様々なコースをスムーズに受講できます。
ワーホリの方など、今はまだ方向性が定まっていない人でも途中で学校を変えなくてもコース変更が簡単にできます。
なかなか留学をするときに1年先までの学習の見通しが立っている方は少ないと思います。
ほとんどはまず3カ月だけ申し込んで、現地で延長するという方が多く、実際留学後に様々な方向転換をされます。
VICでは次の学校探しや煩わしい変更手続きもなく、すべてのコースが1つの学校にそろっているので、方向転換がしやすいというメリットがあり、オススメしやすい学校です。
まとめ
今回実際に学校を訪問し、特に雰囲気の部分でお伝えしたく、実際の様子をまとめました!少しでも思っていた学校と違う!ということがないように、現地の様子をそのままお届けしていきます。
カナダ留学コンパスでは留学・ワーキングホリデーに関して無料相談を随時おこなっております。
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