
バンクーバーオフィスの大西 なつみ です。
京都の立命館大学を卒業後、日本で3年間営業として勤務、その後自身の留学経験を活かすためにフィリピンセブで2年半語学学校で勤務し、さらに仕事の幅を広げるためにカナダへ渡航。
学生時代はバンクーバーのUBC(University of British Columbia)で1年間交換留学として経済学を専攻、また他にもアメリカ、イギリス、フィリピンと様々な国での留学経験を持つ。
今までの留学経験から、目標の持ち方、英語の勉強の仕方、留学生活等、意義ある留学にするためのアドバイスを行っています。

留学は不安だらけだと思います。少しでも楽しく有意義な留学生活を送っていただけるよう、生徒様にに寄り添ったアドバイスやサポートをさせていただきます。
インタビュー
本記事では、留学コンサルタントの大西 なつみを紹介します。
どんな人なのか、また、カナダへの留学についてどんな想いがあるのか。
その人柄が伝わるようにインタビューしました。
── まず、生い立ちについて伺います。出身はどちらですか?
なつみ:
滋賀県大津市出身です。
── どんな子ども時代を過ごされていましたか?
なつみ:
子どもの頃からなぜか海外に対して憧れが漠然とありました。
「将来は海外に住んで仕事をする!」とずっと思っていましたね。
── へー! テレビなどの影響でしょうか?
なつみ:
それが、きっかけが全然思い出せないんです(笑)。
そのほかの子ども時代の思い出といえば、毎日習い事で忙しかった記憶しかないですね。
ピアノ、バレエ、塾、英会話と、4つ通っていました。
── 4つも?! すごく優秀なお子さんだったのでは?
なつみ:
ずっと真面目ではありましたね。
でも、みんなで塾を飛び出してゲームセンターで遊び、先生にばれて怒られたことを未だに鮮明に覚えています(笑)。
── なんてことを(笑)。では、中学や高校ではどうでしたか?
なつみ:
中学、高校と吹奏楽部でがんばっていました。
小学校では「習い事漬け」でしたが、中〜高では「部活漬け」でしたね。
けっこう厳しい部活だったので、毎日朝練、夕方まで練習、土日も練習……みたいな。
── 本当に部活漬けですね!
なつみ:
吹奏楽部は意外と体育会系でしたね〜。
ちなみに楽器はファゴット(バスーン)という、特殊な楽器を担当していました。
日本のような部活動ってカナダにはシステム上ないですが、何歳になっても部活は忘れられない経験と思い出になるので、それは日本の良いところの1つだと思います。
── 部活動以外はどうでしたか?
なつみ:
教科では英語が好きでしたね。
実は中学の頃から「大学になったら留学する!」と勝手に思い込んでいたので、高校も海外研修がある学校に進んだんです。
英語教育に力を入れている高校で、海外研修では2週間ほどイギリスに行くことができました。
── 高校生でイギリスに行けたなんて、それは刺激になったでしょうね。
なつみ:
そうですね!
さらに海外が好きになって、大学も「交換留学制度」のある大学を選びました。
── 高校に続いて大学でも留学されたということですか?
なつみ:
はい。しかも在学中に3回も(笑)。
アメリカに1か月、カナダに1年間、フィリピンに1か月です。
── すごい。しかも大学のときにカナダにも留学されていたんですね。
なつみ:
そうなんです!
交換留学生としてUBC(ブリティッシュコロンビア大学)で1年間勉強しました。
あのUBCに留学できるなんて、本当に良い刺激になりましたね。
── 大学ではその他にどんな活動をしていましたか?
なつみ:
留学生が比較的いる大学だったので、「留学生支援団体」という団体で留学生サポートもしていましたね。
たとえば、新入留学生の生活サポートをしたり、イベント開催をしたり。
日本人だけでなく留学生にも団体に入ってもらい、一緒にイベントの企画・運営をしていたのはいい経験でした!
── それはおもしろそうな活動ですね!
なつみ:
はい。楽しかったです。
でも「違う文化をもった人と一緒になにかをする」ということは、大変だとすごく感じました。
これは、多様性に富む街バンクーバーに住んでいる今も感じることですが……。
多国籍の中で一緒に活動をするということを学べたと思います。
同じ目標や意識を一緒に持つことが日本人同士より難しかったですが、そこで得た成功・失敗の体験はなかなか得られないものではと思っています。
── すばらしいですね! 大学を出た後はどうされましたか?
なつみ:
本当は大学を出て海外ですぐ仕事をしたかったのですが、そう簡単にはいかず(笑)。
海外の採用を見てみると、やっぱり新卒はほぼ無理でしたから。よく考えると当たり前ですよね。
どの会社も「職歴があること」が前提だったので、とりあえず日本で経験を積もうと思い、3年ほど車の会社で営業をしていました。
拘束時間の長い会社でしたが、当時はまだ「ブラック企業」という言葉もなかった時代だったので、それが普通だと思って仕事をしていましたね。
── それは大変でしたね。
なつみ:
そうですね〜。確かに大変でしたが、尊敬する上司や先輩がたくさんいたおかげで楽しく働けていました。
業務的には「数字を追う」という内容で、今やっていることとはまったく違うことをしていましたね。
── 数字を追う仕事はどうでしたか?
なつみ:
正直なところ、数字を追うような仕事はあまり好きではないです(笑)。
でも、そのことに気付けたのも実際に体験したからなのでやって良かったと思います!
やっぱり「自分が好きな仕事はなにか?」や「自分になにが向いているか?」って、ある程度は体験してみないと判断できないですよね。
── その会社を辞めてからは?
なつみ:
その会社を退職してからは、まずはフィリピンのセブ島に行きました。
セブの語学学校で2年半ほど働いていました。
そのときの体験を元に、フィリピンとカナダの違いについての記事も書いています。ぜひ見ていただけると面白いかと思います。
── いろいろな体験をされたみたいですね!
なつみ:
ですね。いろんな意味で、いい経験にはなりましたね。
ただ、私がセブにいた間に「近所で住民が射殺された」という事件が2回も起こったのは衝撃的すぎでしたが……。
ほかにもトランプ詐欺や睡眠強盗など、当時の生徒さんに実際に起きたり……。
── こういう話を聞くとフィリピンが怖くなりますね……。
なつみ:
こういう話になるとインパクトのある話ばかりになっちゃいますが、温かい人たちに囲まれて楽しかったです!
「フィリピンは安全な国ではない」ということを認識した上で生活していれば、毎日危険に脅かされるということはないですよ(笑)。
── フィリピンの後はどうされましたか?
なつみ:
フィリピンの後、次のキャリアアップとして他の国に行きたいと思っていました。
年齢的にもまだ「ワーホリ」が使えたのでカナダに来たんです。
── カナダを選んだのは大学のときに留学していたからですか?
なつみ:
そうですね。1年間留学していたこともあり、仕事も探しやすそうと思ったからです。
知っている土地だし、馴染みがありますから。
あと、「北米英語」が好きだというのも理由の1つです!
── ワーホリでカナダに来た当初はなにをしていましたか?
なつみ:
とりあえず学校に少し通いたいと思い、「VICCC」のTESOLコースを2か月間受講しました。
その後、たまたまバンクーバーで大学の同窓会があり、友達に誘われたので参加したんです。
そしたらシンイチさん(カナダ留学コンパスの代表)と出会いました。
──「カナダ留学コンパスに来ない?」という話になったんですか?
なつみ:
はい! 留学業界で仕事を探していると伝えたら、ちょうどシンイチさんが独立してスタッフを探しているという話になり……
ちょうど良いタイミングでぽんぽんと話しが進み採用となりました!
── 就職活動には「コネ」が大切ですよね!
なつみ:
ほんとにそう思います。
自分から積極的に行動すると、おもしろい話に巻き込まれる(いい意味で)ことは本当にありますから!
── 積極性は英語にも通じる気がしますね。
なつみ:
私もそう思います。
これは実体験ですが、英語が伸びないことを「周りの環境のせい」にしていると英語は伸びにくいと思うんです。
やはり自分から英語環境を求める人はどんどん伸びていますね。
逆に「日本人が多いから」とか「ホームステイ先のホストが話しかけてくれない」とか、周りのせいにしているばかりの人はなかなか伸びていないように感じます。
だから、せっかくカナダ留学に来たのなら、自分から積極的動くということを常に心がけて頑張ってほしいです。
なんか説教くさいですね、すみません(笑)。
── いえいえ、共感しています。積極的に行動するためのコツはありますか?
なつみ:
コツというほど「特別なこと」をするわけではないですよ!
たとえば、放課後は友達を誘ってカフェでおしゃべりして帰る。
もしシェアハウスに住んでいるのなら、シェアメイトを誘って一緒にご飯作って話す……みたいな。
── 毎日英語でコミュニケーションをとる環境を作るということですね!
なつみ:
そうです!
このくらいのレベルなら、すこしの意識しだいで取り入れられるはずです。
誘われるのを待つのではなく、自分から誘えるように積極的になってほしいですね。
英語がうまくなるだけでなく、「積極性」がコミュニケーション能力にも繋がり、日本に帰国した際にもキャリアにも繋がると思います!
── やる気の出るお話、ありがとうございました。最後にこれから留学される皆様にエールをお願いします!
なつみ:
留学された皆さんの英語力が上がり、成功していく姿を間近で見られることにこの仕事のやりがいを感じます。
これは私がお手伝いをした皆さん全員に言えるのですが、最初会った時と、帰国する時の「顔つき」が変わるんです。
ぜひ、留学後の「成長した自分の姿」をワクワクして想像しながら、充実したカナダライフを楽しんでください。
そんな皆様を精一杯サポートさせていただきます!