こんにちは!
元留学アドバイザーの めぐみ です。
アメリカ留学で気になることといえば、「費用がどれくらいかかるのか」ですよね?
費用次第で、留学時期を遅らせたり、違う国も検討する必要があるので、早めに費用を知ることは大事です。
そこで今回は、アメリカ留学の費用がいくらかかるかを解説します。
お金があまり用意できない人のため、費用をおさえるコツも紹介するので、参考にしてくださいね。
アメリカ留学にかかる費用はいくら?
アメリカ留学にかかる費用はいくらか発表します。語学学校に通った場合の費用を試算しました。
(1ドル=138円で計算)
結論からいうと、かかる費用は1か月で約55万円〜、1年で約463万円〜です。
内訳には以下の金額が含まれています。
項目 | 1か月 | 1年 |
---|---|---|
学費(語学学校) | 約22万円 | 約265万円 |
航空券代(往復) | 10万円〜15万円 | |
保険代 | 1万円〜3万円 | 12万円〜36万円 |
ビザ(学生ビザ) | 約7万円 | |
パスポート発行 | 11,000円〜16,000円 | |
滞在費 | 8万円〜20万円 | 96万円〜240万円 |
生活費 | 6万円〜8万円 | 72万円〜96万円 |
これから、各項目について詳しく説明しますね。
学費
語学学校の学費は、1週間で400ドル前後が相場です。
通常は、通学期間が長いほど、週あたりの授業料が安くなります。
※入学金、教材費は別途かかる
ちなみに大学の学費相場は以下のとおりです。
大学の学費相場(年間・学士プログラムの場合)
- 私立大学:39,723ドル(約548万円)
- 州立大学(州外学生の学費):22,953ドル(約317万円)
- 州立大学(州内学生の学費):10,423ドル(約144万円)
引用:U.S. News
ただし、金額は大学や専攻によってかなり差が出ます。
詳細は行きたい大学のウェブサイトを確認するか、アメリカ留学に詳しいエージェントに問い合わせると良いですよ。
航空券代
航空券の相場は往復で10万円〜15万円ほどです。
ただし、渡航時期や購入のタイミングにより、金額は大きく変わることがあります。
格安航空券や乗り継ぎを使うことで、相場以下の航空券を入手できることもあります。
保険代
保険は日本の海外旅行保険か現地の保険の2種類に分けられます。
基本的に、日本の保険の方が金額が高いです。
しかし、飛行機の遅延や荷物の盗難などに対しても補償がある場合が多く、万が一の時でも安心です。
対する現地の保険は、月5,000円ほどからで入れる安いプランがあります。
ただし、補償は医療に限定されていて、日本の保険ほど充実していないケースが多いです。
大学に通う場合、学校が現地保険への加入を条件としている場合もあるので注意してください。
現地の保険のみに入る人もいますが、補償を手厚くするため、海外旅行保険とあわせて加入する人もいます。
ビザ
ビザの種類により費用は変わりますが、ここでは申請者が多い以下のビザの費用を紹介します。
主なビザ取得にかかる費用
- 学生ビザ(F1ビザ):510ドル(160ドル+SEVISへの登録費350ドル)=約7万円
- ESTA:21ドル(約3,000円)
大学や語学学校に長期で通う場合は、学生ビザの申請が必要です。
語学学校に通い、週18時間を超えない授業を受け、かつ滞在が90日以内の場合はESTA(電子渡航認証システム)の申請が必要です(申請料は21ドル)。
どれに申請すべきかよくわからない場合は、通学する学校に問い合わせましょう。
パスポート
パスポートを持っていない場合は、新規発行のためのお金もかかります。
金額は、パスポートの有効期限によって異なります。
パスポートの発行費用
- 有効期限が5年の場合:11,000円
- 有効期限が10年の場合:16,000円
この他に、パスポート用の写真撮影代や戸籍謄本などの取得の費用もかかりますよ。
(参考:パスポートの申請から受領まで)
滞在費
滞在費は、暮らす家や部屋により変わります。費用をおさえるならシェアハウスがおすすめです。
水道光熱費やインターネット利用料は家賃に含まれている場合と、別途支払う場合があるので貸主に確認しましょう。
家賃の相場は以下のとおりです。
家賃の相場
- ホームステイ:月15万円〜20万円
- シェアハウス:月8万円〜17万円
- 学生寮:月10万円〜15万円
また、ホームステイや学生寮の場合、部屋を手配する手数料もかかります(約2万円〜4万円)。
生活費
生活費には、食費、消耗品費、携帯代、交通費などが含まれています。
アメリカは日本より物価が高い国で、特に外食ばかりすると食費がかなりかかります。
為替レートにもよりますが、ラーメン1杯を食べるのに2,000円以上かかることも……
通信費(携帯電話代)は4,000円〜7,000円くらいのプランが主流です。
健康診断・予防接種代
大学・大学院・コミュニティカレッジなどへ留学する場合、健康診断書の提出と、指定の予防接種(MMR、破傷風、ジフテリアなど)を受けることが求められます。
健康診断の項目や指定される予防接種は、州や学校により違いがありますが、費用はおよそ1万円〜5万円ほどかかります。
予防接種は何回か打つ必要がある場合もあり、その場合接種間隔はあける必要があります。
そのため、出発までに接種が間に合わなくなる人もいるので、学校から案内があったらすぐに対応しましょう。
アメリカ留学で費用をおさえるコツ
次に、アメリカ留学で費用をおさえるコツも解説します。
留学エージェントの割引を使う
主に語学学校やカレッジに通う場合、留学エージェントを通して学校に申し込むと、通常価格よりも授業料が安くなる場合があります。
詳しくは、アメリカの留学を扱うエージェントに問い合わせてみましょう。
奨学金に申し込む
学校に通うことを計画している人は、日本や海外政府・教育機関などが提供している奨学金に申し込む方法があります。
以下は、アメリカ留学で使える主な奨学金です。
アメリカ留学で使える主な奨学金
- フルブライト奨学金
- 公益財団法人グルー・バンクロフト基金
- 公益財団法人柳井正財団 海外留学奨学金(※イギリスの大学も対象)
- 日本学生支援機構
- トビタテ!留学JAPAN
日本学生支援機構の「海外留学奨学金検索サイト」でも、いろいろな奨学金の情報が得られますよ!
格安航空券や乗り継ぎ便を使う
飛行機は格安航空券や乗り継ぎ便を使えば、費用をおさえることができます。
航空券の値段比較サイトで調べたり、格安航空券を手配してくれる旅行会社や留学エージェントを探すなどして、お得な航空券を入手しましょう。
ただし、乗り継ぎ時間がかなり短いものや、乗り継ぎ回数が多い航空券もあることに注意してください。
特に乗り継ぎ時間は最低でも2時間以上あるものをおすすめします。
ターミナル間の移動などで予想外に時間が取られるので……。
外食を減らす
アメリカは、外食費用が日本と比べて高く、ものによっては2倍以上します。
また、チップ(15%〜が相場)もあります。
よって外食の回数を減らすと、食費をかなり節約できますよ。
学割を活用する
アメリカでは、学生を対象とした割引を行っているお店などが多数あります。
学割を利用するには学生証が必要になることが多いため、携帯してお得にサービスを利用しましょう。
割引が受けられるお店の例(英語)
現地でアルバイトをする
現地でアルバイトをして生活費を稼ぐのも有効な方法です。
留学生の場合、限られた条件下(学生ビザ保持者、大学キャンパス内での就労であること、など)であれば週20時間まで働けます。
もしも条件を満たすのであれば、挑戦してみるのも良いでしょう。
まとめ
今回はアメリカ留学の費用・費用をおさえるコツについて解説しました。
最後に費用を確認しておきましょう。
語学留学の費用(1ドル=138円で計算)
- 1か月:約55万円〜
- 1年:約463万円〜
お金が足りそうな場合は、アメリカ留学を扱うエージェントに具体的な留学相談をしてみましょう。
まだお金が足りないな……という人は、日本でお金を貯めながら、英語を学び機会に備えましょう!
ある程度の英語力があれば、語学学校に通う期間を減らせるので、渡航してからの留学費用が節約できますしね。
英語学習におすすめの書籍は、本サイトの「英語勉強の書籍」のカテゴリに載せているのでチェックしてみてくださいね!