こんにちは、英語の勉強マニアのサトです。
英語を学習していると、こんな話をよく耳にしませんか。
英語学習でよく聞く話
- 「How are you? 」と聞かれたとき、「I’m fine. 」とはあまり言わない
- 「うらやましい」というときは「I envy you. 」より「Lucky you. 」をよく使う
でも、こういう話って信じていいかどうか、よくわかりませんよね。
きちんと調査をしているならまだしも、個人の経験をもとにして言われているかもしれませんから。
本記事で紹介する『ビッグデータ英会話』は、データに基づいて「本当に使われている」英語を集めている書籍です。
先ほどの「I’m fine.」や「Lucky you.」についても真実がわかります!
目次
『ビッグデータ英会話』の著者について
まずは、本書『ビッグデータ英会話』の著者をご紹介しましょう。
次のおふたりです。
本書の著者
- 高橋 基治氏
- 阿部 一 氏
おふたりは、それぞれ次のような肩書をお持ちです。
高橋氏の肩書
- 東洋英和女学院大学教授(専門は英語教育)
- 国連英検アドバイザー
- 国連英検特A級面接官
阿部氏の肩書
- 英語総合研究所所長
- 応用言語学者
- 元・NHKラジオ「基礎英語」講師
- 元・獨協大学外国語学部、同大学院教授
おふたりとも、英語教育の経験がありますし、さらに阿部氏は言語学者でもあります。
ビッグネームのおふたりによる本書には、自然と期待も高まりますね!
では、本書にはどんな特徴があるのでしょうか。
『ビッグデータ英会話』の良い点
ここでは、本書の良い点をご紹介します。
次の3点です。
順に詳しく解説していきましょう。
使用頻度が数字でわかるので、本当に使われる表現を効率よく学べる
まず、本書では英語表現の使用頻度が数字でわかります。
それも個人の経験ではなく、データに基づいた数字です。
なので、本当に使われている英語が効率よく学べます!
本書で使われている「データ」は、「コーパス」といって、実際に使われている英語の用例をデータベース化したものです。
もう少し詳しく言うと、本書では84の表現について、使用頻度がいちばん高い英語での言い方がわかるんですよ。
たとえば次のような、日本語でもよく使う表現です。
本書で取り上げられている表現(例)
- 楽しみ
- それはよかった
- はじめまして
「いちばん使われている表現」を学べるので、ものすごく効率がいいですよね!
意外だった表現のベスト3
さらに、61の表現については、ランキング形式で2位以下にランキングした言い方も載っています。
このランキングがものすごくおもしろくて、1位が予想通りのものもあれば、「え? これが1位?」というものもけっこうありました。
個人的に意外だったベスト3は、こちらです。
意外だったベスト3
- 「ショックだ」
- 「まさか」
- 「むかつく」
たとえば「ショックだ」は、「I’m shocked」というのかと思っていたら、たったの0.9%しか使われていないとのこと。
一方で、95.4%の高確率で使われている表現がありました。
詳しくは本書に譲りますが、まさに「ショック」でしたよ……。
「まさか」も「むかつく」も意外すぎる、でもシンプルな表現が圧倒的な1位に輝いています。
詳しくは、本書をお読みください!
会話例もあるので、使い方がイメージしやすい
それから、本書には一部、会話例もあります。
会話例がある表現については、使い方をイメージしやすいのも本書の良い点です。
たとえば、「あとどのくらい待ちますか?(How long is this going to take ?)」という表現には、次の会話例が載っています。
高橋基治・阿部一 著『ビッグデータ英会話』(2021年 西東社)
店だけでなく、仕事でも使えることがわかりますね!
本書で取り扱いのある84の表現のうち、23の表現に会話例があります。
コラムから英語力アップのヒントが得られる
最後に、本書には3つのコラムがあり、そこから英語力アップのヒントも得られます。
コラムのタイトルは、次の通りです。
コラムのタイトル
- 英語での日常会話に慣れる方法は?
- 英語は世間話ほどむずかしい?
- 会話の「間」をうまく使う方法は?
どれも気になる内容ではないでしょうか。
2つ目のコラムには、世間話ができるようになるヒントもあり、特にオススメです!
『ビッグデータ英会話』の悪い点
ここまで、本書『ビッグデータ英会話』の良い点をご紹介してきました。
逆に、本書の悪い点は、次の1点だけです。
本書の悪い点
- 音声がない
少し補足しますね。
音声がない
先ほどご紹介したとおり、本書には音声がありません。
最近出版されている英語の本は、音声をダウンロードして聞くことができるものが多くありますよね。
そんな中、本書はあくまで文章とイラストのみで勝負しています。
たしかに今の時代、ネット上でいくらでも英語の音声を聴くことはできます。
ただ、本書で紹介されている表現の音声をすべて検索して聴くのはけっこうな手間がかかってしまいます。
でも、ご安心ください。
本書の内容をそのまま読み上げた音声が、無料で聴けるので。
その方法は、Audible(Amazonのサービス)の無料体験です。
【お得情報】本書は「Audibleの無料聴き放題」の対象です!
本書はAmazonのオーディオブックのサービス「Audible」の対象です。
このサービスで、本書を朗読したものをアプリで聴くことができるんですよ。
しかも、30日以内に解約すれば、完全無料で利用できます!
本書を【無料】で読む方法?!
こんな素晴らしい本ですが、今なら無料で読む方法があります。
それは、Kindle Unlimitedの無料体験です。

Kindle Unlimitedは、Amazonの電子書籍読み放題サービスですが、本書も読み放題対象に!!
無料体験も30日間という太っ腹ぶり!
スマホやPCのアプリでも読めますし。
ただし、読み放題対象は入れ替わりが激しいので、気になるなら早めに読んでおきましょう。
まとめ
この記事では、『ビッグデータ英会話』という本をご紹介しました。
本書の良い点・悪い点は、次のとおりでしたね。
本書の良い点
- 使用頻度が数字でわかるので、本当に使われる表現を効率よく学べる
- 会話例もあるので、使い方がイメージしやすい
- コラムから英語力(りょく)アップのヒントが得られる
本書の悪い点
- 音声がない
AudibleとKindle Unlimitedを活用すれば、本当に使われている英語を無料で学ぶことができます。
ぜひ、お試しください!
英語の勉強にオススメの書籍はほかにもいろいろあります。
次の記事にわかりやすくまとめたので、ぜひご参考に!!