こんにちは!
元留学アドバイザーの めぐみ です。
オーストラリア留学に行きたくても、お金がいくらかかるか知らないと実現できません。
そこで今回は、オーストラリア留学の費用がいくらかかるかを解説します。
何にいくらかかるのかをしっかり理解し、留学に備えましょう!
低予算で留学予定の人に向け、費用をおさえるコツも紹介するので、参考にしてくださいね。
オーストラリア留学にかかる費用はいくら?
オーストラリア留学にかかる費用はいくらか発表します。語学学校に通った場合の費用を試算しました。
(1オーストラリアドル=93円で計算)
結論からいうと、かかる費用は1か月で約37万円〜、1年で約273万円〜です。
内訳には以下の金額が含まれています。
項目 | 1か月 | 1年 |
---|---|---|
学費(語学学校) | 11万円〜17万円 | 132万円〜204万円 |
航空券代(往復) | 8万円〜12万円 | |
保険代 | 5,000円〜2万円 | 6万円〜24万円 |
ビザ(学生ビザ) | 約6万円 | |
パスポート発行 | 11,000円〜16,000円 | |
滞在費 | 5万円〜15万円 | 60万円〜180万円 |
生活費 | 5万円〜7万円 | 60万円〜80万円 |
これから、各項目について詳しく説明しますね。
学費
語学学校の学費相場は、1週間で300ドル〜450ドルくらいです。(一般英語コースの場合)
一般的には、受講週数が多い方が、週あたりの授業料は安くなります。
※入学金や教材費は別途かかる
大学やオーストラリアでは専門学校に近い位置づけの職業訓練校(TAFE)の学費相場は以下のとおりです。
大学・職業訓練校(TAFE)の学費相場(年間・学士プログラムの場合)
- 大学:20,000ドル〜45,000ドル(約186万円〜419万円)
- 職業訓練校(TAFE):4,000ドル〜22,000ドル(約37万円〜205万円)
航空券代
航空券の相場は、往復で8万円〜12万円ほどです。
※渡航時期や購入のタイミングにより、金額は変動します。
保険代
保険は日本の海外旅行保険か現地の保険の2種類に分けられます。
「学生ビザ」で滞在する場合は、現地の健康保険であるOSHC(Overseas Student Health Cover)への加入が必須です。
加入費用は、月額50ドル〜55ドルくらい(約4,600円〜5,100円)です。
日本の保険は、現地保険と比較すると金額が高い(プランによるが月1万円くらいからかけられる)という特徴がありますが、その分補償がしっかりしているというメリットがあります。
ビザ
ビザの種類により費用は変わりますが、ここでは申請者が多い以下のビザの費用を紹介します。
主なビザ取得にかかる費用
- ETA(電子入国許可登録システム。3か月以内の滞在の場合):20ドル(約1,900円)
- 学生ビザ:650ドル(約6万円)
- ワーキングホリデービザ:510ドル(約47,000円)
パスポート
パスポートを持っていない場合は、新規に発行する費用もかかります。
金額は、パスポートの有効期限によって異なります。
パスポートの発行費用
- 有効期限が5年の場合:11,000円
- 有効期限が10年の場合:16,000円
この他に、パスポート用の写真撮影代や戸籍謄本などの取得の費用もかかりますよ。
(参考:パスポートの申請から受領まで)
滞在費
費用は、暮らす家のタイプにより変わります。費用をおさえたいならシェアハウスが良いですよ。
水道光熱費やインターネット利用料は家賃に含まれていることもありますが、別料金になっていることもあるので契約時に確認しましょう。
家賃の相場は以下のとおりです。
家賃の相場
- ホームステイ:月10万円〜13万円
- シェアハウス:月5万円〜9万円
- 学生寮:月12万円〜15万円
また、ホームステイや学生寮の場合、部屋を手配する手数料もかかります(約2万円〜3万円)。
生活費
生活費には、食費、消耗品費、携帯代、交通費などが含まれています。
オーストラリアは外食費用が高く、日本の1.5倍から2倍くらいなので、外食に行く頻度が多いと食費がかさみます。
携帯電話代は3,000円〜7,000円ほどかかると想定しておきましょう。
交通費は、住んでいる場所により変わりますが、月に1万円前後かかります。
オーストラリア留学で費用をおさえるコツ
次に、オーストラリア留学で費用をおさえるコツも解説します。
留学エージェントの割引を使う
留学エージェントを通して学校に申し込むと、通常価格よりも授業料が安くなる場合があります。
詳しくは、オーストラリアの留学を扱うエージェントに問い合わせてみましょう。
奨学金に申し込む
学校に通うことを計画している人は、日本や海外政府・教育機関などが提供している奨学金に応募することも検討しましょう。
年齢や参加するプログラムなどによって応募できる奨学金は異なるので、募集要項をよく確認してくださいね。
また、給付型(=返済不要)奨学金は競争率が高く、必ずもらえるとは限らないので奨学金がなくても生活できるだけの資金を用意することは重要です。
奨学金情報は以下のサイトがわかりやすくまとめていたのでチェックしてみてください。
日本学生支援機構の「海外留学奨学金検索サイト」を活用して、利用可能な奨学金を探すのもおすすめです!
格安航空券や乗り継ぎ便を使う
飛行機は格安航空券や乗り継ぎ便を使えば、渡航費がおさえられます。
航空券の値段比較サイトで検索したり、格安航空券を手配してくれる旅行会社や留学エージェントを探すなどして、お得な航空券をゲットしましょう。
ただし、乗り継ぎ時間に余裕がないものや、乗り継ぎ回数が多い航空券もあるので注意してください。
特に乗り継ぎは最低でも2時間以上あるものを選びましょう。
オーストラリアの格安航空会社、Jetstarのウェブサイトから直接予約するのもおすすめですよ。
外食を減らす
オーストラリアは、外食の値段が日本と比べて高く、1.5倍〜2倍ほどします。
よって外食を控えるだけでも、食費を節約することができますよ。
学割を活用する
オーストラリアでは、学生を対象とした割引を行っている機関があるので、それらをうまく利用すれば節約できます。
学割を利用するには、学生証や学校のメールアドレスが必要になることがあるので準備しましょう。
以下に、参考サイトを載せておきます。
現地でアルバイトをする
節約とは少し異なりますが、現地でアルバイトをして生活費を稼ぐことでも、お金の心配を減らせます。
なんと、オーストラリアの最低賃金は21.38ドル(2022年12月現在)。日本円に換算すると、2,000円近くします!
学生ビザでも2週間で40時間まで働けるので、うまくやれば学業と両立させることも可能ですよ。
まとめ
今回はオーストラリア留学の費用・費用をおさえるコツについて解説しました。
最後に費用を確認しておきましょう。
語学留学の費用(1オーストラリアドル=93円で計算)
- 1か月:約37万円〜
- 1年:約273万円〜
お金が足りそうな場合は、オーストラリア留学を扱うエージェントに具体的な留学相談をしてみましょう。
ちょっとお金が足りない……という人は、焦らず日本でお金を貯め、英語学習もしながら留学に備えましょう!
遠回りなように見えるかもしれません。
でも英語力をしっかりつけてから留学した方が、語学学校に通う期間を減らせるため、コストをおさえられますよ。
英語学習におすすめの書籍は、本サイトの「英語勉強の書籍」のカテゴリに載せているのでチェックしてみてくださいね!