抜群の就職率の公立カレッジBCITを徹底紹介します!

カナダにはたくさんのカレッジがあって、それぞれに特徴のあるプログラム(学科)を提供しています。

その中でも、州政府に指定されて、技術教育に特化したプログラムを提供するカレッジがあるんです。

ブリティッシュ・コロンビア州の場合は、「BCIT(British Columbia Institute of Technology)」がそれにあたります。

今回は、BCITがどんな学校なのか、どんな特徴があるのか、どんな人におすすめなのか、などを徹底的にご紹介します!

BCITってどんな学校?

冒頭でもご紹介しましたが、BCITの正式名称は「BCIT(British Columbia Institute of Technology)」で、カタカナでいうと、ブリティッシュ・コロンビア・インスティチュート・オブ・テクノロジーです。

BCITは、ブリティッシュコロンビア州政府に認められた技術分野に特化したカレッジで、Politecnics Canadaという団体に属しているカナダ全国の12のカレッジ・大学のうちのひとつです。

Politecnics Canadaでは、Politecnicsで認められた学校の特徴を次のようにまとめています。

Politecnicsの特徴

  1. 基礎研究だけでなく、実際に市場で使われている技術が学べる
  2. 産業界のニーズに常に対応したプログラムが提供されている
  3. 新卒の学生だけでなく、社会人学生にも対応する生涯学習の場である

なんだか難しいですが、BCITを始めとするPolitecnicsは、難しい技術を現場で利用できるまで噛み砕いて教え、産業の第一線で活躍できる人材を育成する機関なのです。

驚きの就職率97%!

BCITが卒業生に実施したアンケートによると、卒業後6か月を経過した時点で、仕事をする意欲がある学生で、フルタイムの職業についている学生は、なんと97%です。

卒業生のほぼ全員が就職している上、卒業生の年収の中央値は$65,000です。

これは、1カナダドル=85円で換算すると、552万円です。

日本の大学卒業の初任給と比べるとかなり高いですよね。

ただ、BCITは社会人がよりハイレベルな学歴を求めて勉強する場所でもあるので、このアンケートの対象者と、日本の新卒の大学生とはかなり違う可能性があることは考慮に入れておいたほうがいいです。

graduate survey

BCIT卒業生の就職調査

BCITの卒業生アンケートを含む2019年のレポートはこちらをご覧ください(英語)

5つのキャンパス

BCITは、バーナビーをメインキャンパスに、ブリティッシュコロンビア州に5つのキャンパスがあります。

【バーナビーキャンパス】

BCIT Burnaby Campus

バーナビーキャンパスはバンクーバーの隣のバーナビー市の、中心街から車で15分ほど離れた場所にあります。

小高い山の中に広大な敷地のキャンパスがあり、街から少し離れた、勉強に集中できる環境です。

バンクーバーダウンタウンからの交通アクセスはよく、スカイトレインとバスを乗り継いで、30分ほどで着きます。

【ダウンタウンキャンパス】

BCIT Downtown Campus

バンクーバーの中心地スカウトレインの「Waterfront駅」から徒歩5分というとても便利な立地にあります。

社会人も多く学んでいるので、仕事が終わった後の6時過ぎから開講しているコースも多く、キャンパスには遅くまで明かりがともっています。

【マリンキャンパス】

Marine Campus

マリンキャンパスは、バンクーバー市からバラード入り江を挟んで反対側のノースバンクーバー市の、シーバスの駅の近くに位置しています。

マリンキャンパスでは、「School of Transportation(運輸学部)」の海洋交通関係のプログラムが提供されています。

プログラムの内容は、海上航行や、海上保安についての専門知識を学ぶものです。

バンクーバーの港には常にタンカーが出入りしているので、海上交通について実践的な技術を学ぶには絶好の場所です。

【エアロスペース・テクノロジーキャンパス】

Aerospace Technology Campus

バンクーバー国際空港の近くに立地する、エアロスペース・テクノロジーキャンパスでは、「School of Transportation(運輸学部)」の航空関係のプログラムが提供されています。

提供されているプログラムは、「航空機整備」、「民間機パイロット」、「空港オペレーション」など専門的なものばかりです。

少し変わったところでは、無人飛行機(ドローン)の操縦を学ぶプログラムもあります。

【アナシスアイランドキャンパス】

Anasis Island Campuss

バンクーバーの南を流れる、フレイザー川に浮かぶアナシス島にあるキャンパスです。

島全体が工業用地として使われていて、自動車関連の学科の中でも、大型自動車に関連するプログラムが提供されています。

BCIT バーナビーキャンパスを訪問しました

今回は、BCITのメインキャンパスである、バーナビーキャンパスを訪問しました。

「BCIT バーナビーキャンパス」はバンクーバー・ダウンタウンからもスカイトレインとバスを乗り継いで30分くらいで行ける場所に位置しています。

ダウンタウンの「Waterfront駅」から電車で12分バスに乗り換えて15分合計30分ほどで到着します。

バスでぐんぐんと丘を登っていった先にある、広大なキャンパスです。

BCIT Burnaby Campus Map

キャンパスのマップです。

真ん中あたりにある陸上競技のフィールドの大きさから、全体がどれくらい大きいか推測できると思います。

私が訪問した際もたくさんの生徒さんが勉強していらっしゃいました。

メインロビー

こんかいはビジネス学部の話を伺ったので、ビジネスの学部棟に行きました。

メインロビーには留学生のためのラウンジがありました。

Business Building

ビジネス学部のサインです。

BCIT School of Business

ラウンジのパソコンを使って、BCITのプログラムについて説明を受けます。

International Student Lounge

BCITのプログラムはとてもたくさんあって、それぞれに入学条件が違うので、ウェブサイトで正しく調べるのが重要です。

ブックストア

こちらが「ブックストア」です。

Book Store

ブックストアは、いわゆる購買で、文房具など学生生活に必要なものが手に入ります。

Book Store Text Book

ブックストアの奥には授業で使うテキストのコーナーがあり、授業毎に指定された教科書が売られています。

BCIT Book Store 3

こちらのコーナーでは、カレッジの定番とも言える、BCITのロゴが入ったパーカーなどが売られていました。

ライブラリー

こちらが、ライブラリー、図書館です。

Library

図書館は、グループワークなどに使用できる、会話をしても良いエリアと、静かに勉強に集中するエリアに分かれます。BCIT Library

図書館で特徴的だったのがこの、チューターエリアです。

Tutor Area

英語や数学などの分野で、授業が難しいと感じる学生は、無料で個別指導を受けることができます。

指導するのは、成績優秀でBCITからチューターとして認められた学生です。

チューターの仕事は有給で、学生の良いパートタイムの仕事になっているんだそうです。

図書館でさらに気になったのがこちら。

Library Sleeping Booth

睡眠用のカプセルです。

学生はオンラインで予約して使えるそうです。

日本のカプセルホテルに影響を受けて、この睡眠用カプセルを導入したそうです。

見学をしたのは平日の午前中だったので、誰も使っている学生はいませんでしたが、試験期間中の夜など、利用する学生が増えるのでしょうか。

 

他学部の校舎

こちらは、棟から棟へ移動する途中に通った、他の学部の校舎です。

BCIT Transportation

こちらは、運輸学部の校舎で、ビジネス学部とは随分違います。
BCIT Transportation 2
校舎の中は、自動車の整備工場そのもので、さすが技術を具体的に学べるBCITという感じでした。

Ehpod(エイポッド)

次に紹介してもらったのが、学生が自由に使えるメディアラボのEhpod(エイポッド)です。

BCIT Ehpod

こちらがEhpodの利用時間です

BCIT Ehpod Hours

なんと24時間オープンです。

やっぱりBCITで勉強するのはハードなんですね。

夜間は部外者が侵入できないよう、入退館には学生証が必要になります。

セキュリテイ面も安心ですね。

学生ラウンジ

こちらは、学生向けのラウンジです。

BCIT Student Lounge 1

卓球台やテーブルサッカーなどのゲームが置いてあり、学生は自由に使うことができます。

BCIT Gym 1

ラウンジにはスカッシュコートもあり、こちらも学生が自由に使うことができます。

BCIT Student Lounge 2

学生は各種スポーツの同好会に参加することができて、それぞれのスポーツ毎に、体育館の開放時間に合わせて活動しています。

カウンセリング・クリニック

学生ラウンジのある棟には、カウンセリングの部署もありました。
BCIT Counseling
学生生活には様々なストレスがあります。

特に、海外からん留学で来ている学生は、ストレスの要素が地元の学生に比べてはるかに多いです。

BCITのカウンセリングは、学校の中、外の問題に対して、秘密厳守で学生の相談にのってくれます。

BCIT Counseling 2

BCITにはウォークインのクリニックもあります。

カナダでは、ファミリードクターという医師を決めて、何の症状でも始めはファミリードクターに受診するのが一般的ですが、留学生はファミリードクターを見つけるのがとても難しいです。

ファミリードクターのいない学生が、気軽に受診できるクリニックが学校内にあるのは心強いですね。

スポーツジム

なんと、BCITにはキャンパス内にスポーツジムがあり、学生の利用料金は学費に含まれているんです。

BCIT Sports Gym

ランニングマシーンの他にも、ウェイトトレーニングのマシーンがあり、インストラクターなどスタッフの数も多い、とても本格的なジムでした。

カフェテリア

BCITのキャンパス内には食事ができるカフェテリアが複数あります。

BCIT Cafeteria

街でよく見かけるハンバーガーショップやコーヒーショップが入っていて、学生で賑わっていました。

BCIT Cafeteria Lobby

カフェテリア横のロビーでは、展示などのイベントが行われます。

見学にお伺いしたこの日は、マーケティングの授業の発表があり、学生が作った商品の包装や販促チラシが展示され、カレッジのスタッフや一般の方に採点されていました。

レストラン・パブ

最後に紹介されたのが、こちらのレストラン・パブの「Halibat(ハリバット)」です。

ハリバットとは、バンクーバー近郊で採れる白身魚のことで、サーモンと並んでカナダの食を象徴する魚です。

BCIT Restaurant

ハリバットはBCITキャンパス内で唯一お酒を提供する場所でもあります。

試験期間が終わった時の打ち上げの時期は、学生で大いに盛り上がるそうですよ。

以上、BCITバーナビーキャンパスの様子をご紹介しました。

次は、BCITでどんなことが学べるのかをご紹介します。

BCITの学部、プログラムについて

BCITには6つの学部があり、それぞれの学部で細分化されたプログラムを提供しています。

BCITの6つの学部

  • School of Computing and Academic Studies(コンピューターとアカデミック学部)
  • School of Business(ビジネス学部)
  • School of Construction and the Environment(建築環境学部)
  • School of Health Sciences(健康科学学部)
  • School of Energy(エネルギー学部)
  • School of Transportation(運輸学部)

それぞれの学部で、内容ごと、フルタイム、パートタイムという「学び方」ごとに細かくプログラムが設定されていて、プログラムの総数はなんと503もあります。

そのうち、286のプログラムが留学生向けに開放されています。

学部とプログラムのご紹介

それでは、各学部にあるプログラムの一部を紹介していきます。

【コンピューターとアカデミック学部】

  • コンピューターとIT
  • コンピューターシステム
  • ウェブテクノロジー
  • テクノロジー入門

【ビジネス学部】

  • 経営学
  • 会計学
  • 国際ビジネス
  • 人事管理
  • グラフィックデザイン
  • マーケティング
  • 放送とデジタルジャーナリズム

【建築環境学部】

  • 持続可能なエネルギー管理
  • 環境エンジニアリング
  • 地理情報システム

【健康科学学部】

  • フードテクノロジー
  • 法医学的データ管理
  • バイオテクノロジー

【エネルギー学部】

  • ネットワークセキュリティ
  • コンピューター情報システム管理
  • 電気エンジニアリング
  • 長距離通信技師

【運輸学部】

  • 海洋エンジニアリング
  • 民間機パイロット
  • 自動車技師
  • フォークリフトオペレーター

上記でご紹介したのはほんの一部です。

上記の内容をさらに細分化してプログラムが提供されています。

BCITの入学スケジュールについて

BCITは他の公立カレッジと同様、3セメスター(学期)制です。

学年が始まるのは9月からで、入学が9月のみのプログラムが多いです。

プログラムによっては、1月、5月からの入学が可能な場合もあります。

詳しくは、カナダ留学コンパスの無料相談をご利用ください

BCITの学費について

BCITの留学生向けの学費は、プログラムごとに決まっています。

2年制のBusiness Management(経営学)プログラムの例だと、1年間の学費が$19,672です。

他の公立カレッジが単位(クレジット)毎に学費が設定されているのと少し異なります。

また、卒業に必要な単位数も、他のカレッジで必要なのが2年間で約60単位なのに対して、上記のBusiness Managementのプログラムでは116単位が必要になります。

なお、学費はセメスター単位の支払いとなります。

BCITの入学条件について

BCITに入学するための条件は、英語スコアをクリアする他、プログラムによっては数学や理科のスコアが求められます。

BCIT入学に必要な英語レベル

BCITに入学するための英語レベルはプログラムごとに設定されていて、ほとんどのプログラムで入学に必要な英語レベルはIELTS6.5に設定されています。

ごく一部の留学生向けのプログラムなどでIELTS6.0に、また一部のコミュニケーションを重視する学科でIELTS7.0に設定されています。

IELTS6.5を目指して勉強するのが目標になりますが、リーディング、スピーキングなどのバンド毎の点数に指定がないことは、英語スコアをクリアする上で重要です。

日本人は一般的にスピーキングとライティングが弱いので、「IELTS6.5以上で全バンド6.0以上」という条件だと、全体では6.5をクリアしているのに、足を引っ張るバンドがあるせいで条件が満たせないことがあるので、バンド毎の縛りがないのは嬉しいですね。
カナダでカレッジに入学するのに、どれくらい英語を勉強する必要があるのかについては、こちら記事をご覧ください。

語学学校のPathwayも使用可能

数は少ないですが、BCITとPathway契約を結んでいる語学学校があります。

そうした語学学校の所定のレベルをクリアすることでも、BCITへの入学が可能です。

数学や理科のスコア

BCITは技術系のカレッジなので、入学時に数学、理科のスコアを求められるプログラムが多いです。

数学、理科のスコアの証明は英語のようにテストを受けるのではなく、日本の高校でBCITに要求されるレベルの数学、理科の科目を修了した成績証明書を提出すれば大丈夫です。

日本で高校卒業後5年以上経っている人は注意!

ここでちょっと注意が必要なことがあります。

日本では高校卒業後5年以上経過した生徒の成績証明を破棄するというルールがあるため、日本で大学、社会人を経験した後にカナダ留学しようと思った場合、成績証明証の発行が受けられません。

その場合は、BCITの数学、理科のテストを受けて合格すれば入学条件を満たすことができますが、このテストは日本から受験することができません。

英語レベルをクリアするためにカナダで語学学校(ESL)に通うのであれば、語学学校通学中にBCITに行ってテストを受験することが可能です。

詳しくはカナダ留学コンパスにご相談ください。

 

競争入学のプログラムに注意

一般的な入学条件をクリアする他に、競争入学の条件が課されているプログラムがあります。

競争入学とは、入学条件を満たした学生の入学申し込みを受け付けた後、学校側が申込者の中から上位の学生を選んで入学させる仕組みのことです。

競争入学で評価の対象になるのは、入学条件で設定されている英語、数学、理科の成績です。

入学条件をギリギリでクリアするスコアだと、競争入学で入学が認められるのは非常に難しいです。

入学条件が競争かどうかもプログラム選びの際に注意しましょう。

BCITはこんな人にオススメ

今回学校訪問を行った際に受けた印象をもとに、私の独断と偏見でおススメポイント、どんな人が合うかをお伝えします。

それはこちらです!

  • 実践的な技術を勉強したい人
  • カレッジ卒業後にカナダで就職したい人
  • 大人と一緒に勉強したい人

実際に詳しく説明していきます。

実践的な技術を勉強したい人

BCITでは産業に直結した実践的な知識が学べるので、学びたい内容が定まっている人は、その内容を集中してより深く学ぶことができます。

日本で社会人経験があると、学びたい内容を細かく定めやすいかも知れませんね。

カレッジ卒業後にカナダで就職したい人

BCITは在学中の勉強が厳しい分、卒業生は「ちゃんと鍛えられている」と地元の産業界からとても高く評価されています。

BCITをある程度以上の成績で卒業できれば、卒業後の地元での就職はかなり有望です。

カレッジ卒業後にカナダで就職したい人には、BCITはとても魅力的な選択肢です。

大人と一緒に勉強したい人

BCITでは、実際のビジネスに即した細分化されたプログラムが提供されています。

受講する学生も、一度社会に出たあと、より技術を深めるためにカレッジに戻っている人が多いです。

そのため、クラスメートは他のカレッジに比べて平均年齢が高くなります。

日本で社会人からカナダ留学するような人で「高校卒業直後の人に混じって勉強するのはちょっと…」と思う人はBCITを選ぶと少し快適かもしれません。

高卒直後の留学にはちょっとハードルが高いかも

BCITがおすすめな人の例を上でご紹介しましたが、裏を返すと、日本の高校を卒業した直後に入学するには少しハードルが高いかも知れません。

それでも、上の世代の中に混じって物怖じしない度胸と実力があれば、BCITに留学して成功することも十分可能です。

自分の性格と適正をよく見極めて、チャレンジするか決めましょう。

まとめ

いかがでしたか?

BCITはその規模、教育内容において、カナダトップクラスの教育機関です。

カナダトップクラスなだけあり、その入学条件も入ってからの勉強も厳しいのですが、その厳しさに耐える見返りは十分すぎるほどにあります。

BCITに興味を持ったら、まずはカナダ留学コンパスにご相談ください。

カナダ留学コンパスでは留学・ワーキングホリデーに関して無料相談を随時おこなっております。
こちらのお問い合わせページからお気軽にご連絡下さい。

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