こんにちは! 発音マニアのヨスです。
英語を勉強している日本人はすごく多いですよね。
でも「毎週習いに行っているのになんで上達しないんだ!!」と言う方が大半だと思います。
今回は言語習得には時間がかかるんだよというお話です。
こちらもご覧ください
- 日本の英語の授業
- 日本人の「国民性」
- 「カタカナ英語」の存在
- 日本語と英語が言語的に違いすぎる
- 英語の勉強を甘く見すぎている今ココ
- 日本では英語が不要
- 英語が「憧れの対象」
目次
英語って日本語じゃないんだよ
まず知っていてほしいことは、世界にいろんな言語がありますが、英語と日本語は言語的に違いすぎるってことです。
文法とか、語順とか、音声とか。さらに言うと文化も違いすぎるので、その場その場で使うフレーズが大幅に違います。
なので、表記が近い中国語や、開音節という共通点のあるイタリア語なんかより、英語はいろんな意味で難しいと思います。
共通点があまりにもなさすぎるんですよ。
英語習得には最低2,000時間は必要
日本人が、言語的距離がすごくある英語を習得するには最低でも2,000時間が必要と言われています(アメリカの研究)。
逆に英語圏の人がドイツ語の勉強をする……のように近い言語同士なら500時間程度でマスターできるんだそうです。
つまりですよ!
週に1時間だけ英会話学校に通って、それを5年間続けていても「英語が上達しない」のは当然なんですよ。
48年間英語を勉強する?
では、週に1時間だけ英会話学校に通っているAさんの5年間の学習時間を計算してみます(家では全く勉強しないと仮定)。
計算例
1時間 × 50週 = 50時間
50時間 × 5年 = 250時間
もう、ビックリするぐらい圧倒的に時間が足りませんよね。
英語が超近い言語でも習得できないレベルです。
このペースだと2,000時間に到達するまでに40年間かかります。
もはや、そこまで時間をかけて英語をマスターして何に使うの?!って感じ……。
週に1回1時間ではダメダメすぎ
いや、ほんとにね、週に1回の英会話クラスに来て満足している人、気をつけてくださいよ!
宿題すらせずに、本当に週に1時間だけ英会話学校でレッスンを受けてもダメダメってことです。
子ども英会話を習わせているお母さん、お父さんにもです。
言語習得能力の高いと言われる子どもでも同じなんです。「うちの子全然しゃべれるようにならへん!」とか言ってる場合じゃないです。
ほら、ピアノの発表会に出るために週に30分の練習では全然足りないことって想像できますよね? それと全く同じ!
とにかく英語に触れる機会を
「英語習得には2,000時間が必要!」のようなデータを見ると「とにかく英語に触れる時間を増やさないと!」と誰しもが思いますよねー。でも、私達にとって最も不利なのが、日本で住んでいると英語を話す機会がないというハンデです。
というかほとんどの方が日本で生きていく上で、英語が不要なんですよね。もっと言うと英語よりもカタカナ英語の方が重要なんです。困ったことに。
なので、英語を使うという機会をなんとかして捻出しないといけません。家で1人で勉強するのもいいですけど、やっぱりネイティブ・スピーカーと話すのが上達の助けになります。
オンライン英会話はいいよ
そこで私がオススメしているのがオンライン英会話。これは素晴らしいです。

月々5,000円ぐらいで毎日レッスンを受けられたりしちゃいます。
とにかく英語に触れる機会を増大させ、2,000時間に到達しないことには話にならないので、可能なら毎日英語に触れられるようにするのがオススメです。
留学がいちばん手っ取り早い
さらに手っ取り早く留学するのもオススメです。
留学するとなんで英語力がみるみる付くのかというと、圧倒的に英語のシャワーを浴びる量が違うからですね。
だって、みんな英語しか話さないもの。
まとめ
さて、今回は日本人が英語学習をナメているというお話でした。でも今回の内容を知っておくことはネガティブなことだけじゃありません。
1年間勉強しても上達しないときに、「オレって才能がないんだ!!」って思わなくていいってことです。
悲観的にならずに「2,000時間に到達していないから、まだまだやわー!」と前向きに思えますから!