今後はスピーキングテストの重要性が上がる!? その理由と対策

サト

執筆者

TOEIC980点。ELSA認定アンバサダー。インドネシアで日本語学校を運営している日本語教師。話せる言語は英語のほかにインドネシア語、中国語。→ サトについてはこちら

わたしは昔、会社勤めをしていたのですが、社内で受けられる英語試験といえばTOEICでした。

「TOEIC® Listening&Reading Test」と呼ばれている筆記試験(以下「TOEIC」)です。

ところが、今後はスピーキングテストが重視されていくだろうと確信しています。

特に、ビジネスパーソンだとなおさら。

この記事では、スピーキングテストの重要性が上がる理由と、その対策をご紹介します。

スピーキングテストの重要性が上がる理由

では、スピーキングテストの重要性が上がる理由をご紹介しましょう。

以下の3点です。

1点ずつご説明しますね。

企業が「聞いて話す力」を求めているから

まず、英語に関する企業アンケートの結果(2019年)を見ると、企業が重視しているのが、「聞いて話す力だということが分かります。

TOEICの実施団体であるIIBCの「英語活用実態調査2019(企業・団体)」の結果を見てみましょう。

Speaking test needed 01

英語活用実態調査2019(企業・団体)より引用しました。

結果の中に「企業・団体が目標とする英語スキルの水準」というものがあるのですが、ベスト3は次のような順番になっているんです。

アンケート結果

  1. 英語で行われる会議(テレカンを含む)で議論できる 19.9%
  2. 取引先/海外支店と電話でやり取りができる  15.5%
  3. 取引先/海外支店とメールでやり取りができる 15.5%
サト

1位と2位が会話(聞いて話す)に関するものになっていますね!

とにかく、スピーキングテストで測れる能力が、企業で重視されているのは間違いありません。

ちなみに、すでにスピーキングテストを導入している企業には、次のような例があります。

導入している企業の例

  • 富士通
  • クラレ
  • 川崎重工業
  • 双日

「コロナウイルス対策」として優秀だから

次にスピーキングテストが、「コロナウイルス対策」として優秀であるという理由です。これはどういうことでしょうか。

例えば、英語の筆記試験の代表とも言えるTOEICの場合を考えてみましょう。

TOEICを受験する場合、他の受験者たちと同じ部屋に集まって、2時間過ごさないといけません

その点、スピーキングテストなら、電話やオンラインで受けられるものもあります。

つまり、スピーキングテストは、コロナウイルス対策としても優秀であるため、今後、より注目されてくるでしょう。

サト

この場合、教室での感染だけでなく、移動中の感染も防ぐことができますね。

ちなみにコロナウイルスにまつわる英語表現はこちら。

受けやすいスピーキングテストが登場したから

最後に、受けやすいスピーキングテストが登場していること。

例えば「VERSANT」というスピーキングテストには、次のような特徴があります。

VERSANTの特徴

  • PCやスマホで受けられる
  • 24時間365日、いつでも受けられる
  • 試験終了後5分で結果がわかる
  • 5,500円(税込)で受けられる

動画はこちらです。

「スピーキングテストって、高いのでは?」……とわたしも思っていましたが、5,500円なら「受けてもいいかな?」と思ってしまいます

TOEICを個人で受けるよりも安いですからね。

ここでちょっと視点を変えて、企業が社内でTOEIC(筆記試験)を実施する場合を考えてみましょう。

社内で「TOEIC」をする場合、場所の確保をして、同じ時間に社員を拘束しないといけないし、受験者はもちろん、試験監督も拘束されます。

その点、VERSANTならPCやスマホでいつでもどこでも受けられます!

サト

受験者にとっては当然ありがたいですし、会社側にとっても場所の確保や試験監督などの手間が省けることになります。

費用面でも、手間の面でも、企業にとって導入がしやすいということですよね。

先ほど「スピーキングテストを導入している企業」として紹介したクラレも、この「VERSANT」を導入している企業の1つです。


スピーキングテストの対策はどうすればいい?

ここまで、スピーキングテストの重要性が上がる理由をご説明しました。

ただ、「スピーキングテスト」と聞くと、身構えてしまうかもしれませんね。

ウサギ

テストだけでも嫌なのに、スピーキングテストって……。

ウサギ

そもそも、スピーキングテストなんて受けたこともないんですけど。

……と。

不安な気持ちはわかります。わたしもかなり前ですが、英検の二次試験(スピーキングテスト)を受ける前は不安でしたし。

サト

今もスピーキングテストを受けているところを想像しただけで緊張してきますし……。

ただ、不安がっていても何も変わらないので、できることから始めましょう。

そこでスピーキングテスト対策を2つご紹介します。

効果がある方法で学習する

まず、効果がある方法で英語を学習しましょう。

『英語はもっと科学的に学習しよう』という本を読むと、誰にでも効果がある学習方法が分かります。

サト

怪しげな学習法ではなく、研究に基づいたものなので、ご安心を♪

「オンライン英会話」で話すことに慣れる

それから、話すこと自体に慣れるために、オンライン英会話を利用するのもいいでしょう。

レアジョブというオンライン英会話スクールなら、スピーキングテストが格安(3,000円ちょっと)で受けられます。

サト

話すのに慣れながら、スピーキングテストの練習をしたいというニーズにピッタリですね。

ちなみに、『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください! 』という本では、オンライン英会話とスピーキングテストの活用方法が紹介されています。

Amazonの読み放題サービス、「Kindle Unlimited」の無料体験を利用すれば、無料で読むこともできますよ。


まとめ

この記事では、スピーキングテストの重要性が上がる理由と、対策をご紹介しました。

今勤めている会社でスピーキングテストが導入されてもドーンと構えられるように、準備しておきましょう!

わたしもTOEICが好きなのですが、しばらく受けられそうにないので、VERSANTの受験を検討しております。

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サト
インドネシアで日本語学校を運営している日本語教師。独学でTOEIC980点をマークした秘密が受験英語が好きだったという特異体質。オンライン英会話や電子書籍を試すことにハマっている。>>サトについて詳しくはこちら
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