こんにちは! 発音マニアのヨスです。
英語の発音が聞き取れない、もしくは似た発音の聞き分けができないという悩みを持っていませんか?
そんなとき、わたしは「まずは英語の正しい発音ができるようになりましょう」と言っています。
そのほうが英語を聞き取るための近道になるからです。
今回は、なぜ聞き取りよりも発音を重視するのか?について解説します。
英語の聞き取りが難しい理由は?
英語の発音が聞き取れない……という悩みをよく耳にします。
その原因は、日本語と英語の発音にかなりの差があることでしょう。
たとえば、次のようなものが有名です。
英語の聞き取りが難しい原因
- 「 L 」と「 R 」のように日本語にない発音がある
- 英語の単語は子音で終わるのが基本
- 英語には母音の数が圧倒的に多い
- 英語には日本語にない「あいまい母音」がある
- 英語にはストレス(アクセント)の強弱がある
たくさんの要因のせいで、英語の聞き取りが難しくなっているんですね。
「発音する」よりも「聞き取る」ほうが難しい
ここでビックリすることをお知らせします。
じつは、「英語を発音する」よりも「聞き取る」ほうが難しいのです。

そんなバカな?!
英語の発音に苦しむ人も多いので、「発音のほうが難しい」と思いそうですよね。
「聞き取り」のほうが難しい理由は、相手側の状況に左右され、制約されることが多いからです。
たとえばこちらのような制約があります。
制約の例
- 相手が話すときの癖(話すのが速い / 遅い など)
- 相手のコンディション(鼻が詰まっている / 声が枯れている など)
これらは、相手側の状況であるため「こちら側ではどうしようもない」ということにお気づきでしょうか?
こちらが発音するときは操れる
ところが、こちら側が発音するときはどうでしょうか?
英語に慣れていない人ならゆっくり話すことができます。
発音が苦手なら、そのぶん人よりも練習すればなんとかなるでしょう。

発音は単なる「慣れ」ですから!
つまり、話すときの状態はこちら側で操れるということが大きなポイントでしょう。
もちろん、聞く側のコンディションなどで集中力なども左右することもあるかもしれません。
でも相手がネイティブスピーカーであれば、そこまで「聞き取り能力の低下」が大きな問題にはならないのです。
まずは「発音できる状態」になろう
そこで、「英語を聞き取れる状態」を目指すなら、まずは発音できる状態になることを目標にしましょう。
先ほども書きましたが、「聞き取る」よりも「発音する」ほうがこちら側の状態を改善するだけで済むため簡単なのです。
そもそもですが、
自分で発音できれば聞き取りやすくなります。
日本の英語教育では、発音をおざなりにするにもかかわらず「聞き取り」の練習はさせられますよね。

これはものすごくハードルの高いことをしているのです!
まずは発音の練習をして、自分でその音を発音できるようになってから。話はそれからですよ!
まとめ
さて今回は、相手の言葉を聞き取る練習よりも、まずは自分で発音できるようになろう……というお話でした。
そのほうが簡単ですし、次のステップにある「聞き分け」をするときにもラクになりますから。
英語の発音を練習するときは、「子音」から練習するのをおすすめします。