英語の「述語」とは?

英語の「述語」とは?
サッシ

執筆者

WEBライター。旅をしながらブログを書いて生活。塾で英語を約20年教えた経験あり。早稲田大学 教育学部卒業。→ サッシについてはこちら

日本語では「どうする・どんなだ」の部分を述語と言います。

日本語の例

私は(誰が)   がんばる(どうする)

はたしてそれは英語でも同じなのでしょうか?

述語と動詞の違いや英語圏での考え方など、今回は英語の「述語」についてわかりやすく紹介しますね。

英語の述語・述部について

はじめに、基本的な考え方から見ていきましょう。

述語と述部の違い動詞との違いを紹介していきますね。

日本語の「述語」と同じ

まず、述語の意味や動詞との違いをハッキリさせましょう。

日本語で文の要素を主語・述語・目的語のように言いますよね?

日本語の例

私は(主語)  ピザを(目的語)  食べた(述語)

結論から言えば、英語でも述語の意味は日本語の場合と同じですよ。

たとえば以下の英文の「ate(食べた=『eat』の過去形)」は述語です。

ウサギ

I ate pizza.
(あたしはピザを食べたよ)

サッシ

誰が何をどうするの「どうする」の部分ですね。

基本的には英語でもその部分を指すのが述語だと考えてもらって大丈夫です。

「述語」と「動詞」の違い

英語の文はS・V・O・Cの4つの要素に分けて考えられますが、先ほどの例文は以下のようにSVOの文第三文型)になっています。

SVOの文

I(S) ate(V) pizza(O)

サッシ

「 S 」は主語、「 V 」は述語、「 C 」は目的語です。

「ate=述語」の位置に「 V 」が来ていますよね?

V 」とは英語で「動詞」の意味を表す「verb」の略です。

そのため、英語の文の構造を理解するうえでは述語=動詞と思ってOKですよ。

述語として使われる動詞ということで「SVOC」の「 V 」の位置で使う動詞を「述語動詞」とも呼びます。

「述部」とは?

続いては「」について触れておきますね。

英文法を学んでいると述語だけでなく述部という言葉を見かけることもあると思います。

ずばり述語と述部の違いは以下の通りですよ。

述語と述部の違い

  • 述語…… 単語(1語)
  • 述部…… 2語以上のかたまり

そう、1語なのか2語以上なのかという数の問題なんです。

「like(好き)」や「eat(食べる)」など、動詞1つの場合は「述語」ですね。

それに対して、動詞と他の要素がくっついて1つの述語の役割をしているときは「述部」と呼ばれます。

以下の例文の「get on(〜に乗る)」や「am interested in(〜に興味がある)」が述部ですよ。

オオカミ

Let's get on the bus.
(バスに乗ろうよ)

ウサギ

I am interested in soccer.
(サッカーに興味があるんだ)

いわゆる熟語句動詞ですね。

先ほどの例文を「SVOC」に当てはめると、次のようになります。

SVOの文

I(S) am interested in(V) soccer(O).

このように2語以上で「 V 」になるものが「述部」だと覚えておいてください。

述部とは?
2語以上で「 V 」になるもの

ちなみに日本語では「述語」「述部」のように分けられていますが、英語では「predicate」と呼び、特に区別はありません

サッシ

述語だけでなく、主語や修飾語も2語以上のかたまりの場合は「主部」「修飾部」と呼びますよ。


主語以外はぜんぶ「述語」? もう1つの考え方

「述語」の基本がわかったところで、もう1つの考え方も紹介しておきますね。

日本人が英文法を学ぶうえでは「誰が何をどうする」の「どうする」の部分が述語だと思っておいて問題はありません。

「SVOC」で言うところの「 V 」ですね。

でも、実は英語圏では「主語以外はぜんぶ述語」という捉え方が主流なのです。

たとえば「I ate pizza.」という文は以下のように考えられます。

I(主語) ate pizza(述語)

サッシ

英語圏の人にとって、文(Sentence)は主語 + 述語で成り立つというイメージなんですね。

公式(?)にすると、次のようになるということです。

公式

Sentence(文)= Subject(主語)+ Predicate(述語)

ということは、たとえば以下のように長めな文でも主語の「She(彼女)」以外はすべて述語ということです。

She(主語) is(述 語) going to buy her children some wonderful presents next Sunday.

(彼女は今度の日曜日に子どもたちに素敵なプレゼントを買うことになっているんだ)

英語圏での「述語(predicate)」は「文の中で主語について何と言われているかを表す部分」という定義です。

だから主語以外はぜんぶ述語になっちゃうんですよ。

サッシ

英語らしいワイルドな解釈ですよね!(笑)

でも、私たち日本人が英語を学ぶうえでは「述語」とは「SVOC」の「 V 」と考えて何の問題もありません。

こういう解釈・文の捉え方もあるんだなというくらいに思っておいてくださいね。

まとめ

本記事で紹介している「述語」についてもう一度まとめます。

まとめ

  • 述語とは「SVOC」の「 V 」のところ
  • 述語=動詞と思って問題なし
  • 熟語・句動詞も1つの述語と思っておこう!

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中村サッシ
サッシ
塾講師として英語・国語の指導を約20年してきた経験のある「英語の文法オタク」。早稲田大学 教育学部卒。小学生の時から英語を学んでいた経験もあり。「毎日が生まれたて」という月間に100万回以上読まれる人気ブログも運営。>>サッシについて詳しくはこちら
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