こんにちは、英語の文法マニアのサッシ です。
「修飾語」という言葉を文法を勉強しているとよく耳にしますよね。
でもそもそも、修飾するってどういう意味なのでしょうか?
今回は英語の文法で使う「修飾」という言葉や、「かかる」という言葉についてわかりやすく紹介しますね。
「修飾する(かかる)」ってどういう意味?
では「文法」で使われる「修飾」という言葉の意味を解説していきましょう。
日本語での「修飾」とは?
英語での「修飾」を紹介する前に、まずは日本語の文法で使われる「修飾」という言葉について説明しますね。
例えば「ウサギ」という言葉があったとしますね。
これに「白い」という言葉をくっ付けて言うとどうなりますか?

白いウサギ!
はい。白いウサギさん(ちょっと茶色っぽい?)、ありがとう(笑)
この「白いウサギ」というときの「白い」と「ウサギ」の間で起きていることに注目してみてください。

「白い」という言葉によって「ウサギ」がどんなウサギなのかというイメージ・意味が広がりましたよね?
これが「修飾」ということなんです。
修飾とは?
ある言葉が他の言葉のイメージ・意味を広げること
「修飾する・修飾される」とは?
もう少し日本語で見てみましょう。
言葉の修飾では「修飾するほう」と「修飾されるほう」という考え方が大事です。
どちらがどちらを修飾している?
「白いウサギ」と言った場合、「白い」と「ウサギ」のどちらがどちらを修飾しているかわかりますか?
「修飾」というのは、「着飾る」という意味なので……?

「白い」が「ウサギ」を修飾してる?
そう!オオカミさん正解!
この場合は「白い(という特徴の)ウサギ」なので「白い」が「ウサギ」を修飾しているということなんです。


「ウサギ」という言葉をもっと詳しく説明するために、「白い」という言葉で着飾っているイメージです。
「修飾語」と「被修飾語」
このときの「白い」のように他の言葉を修飾する言葉を「修飾語」、他の言葉に修飾される言葉を「被修飾語」と呼びます。
修飾語と被修飾語
- 他の言葉を修飾する方修飾語
- 他の言葉に修飾される方被修飾語
「する / される」という関係で捉えると文の意味はすごくわかりやすくなってくるんですよ。

ぜひ意識してみてくださいね!

ちなみに「修飾する」のことを「かかる」とも言いますよ。
たとえば「白いウサギ」を説明するときに「『白い』が『ウサギ』にかかる」のように言います。
英語での「修飾する(modify)」とは
日本語での「修飾」がわかったところで、お次は英語でやってみましょう。
では「悪いウサギ」は英語で何というかわかりますか?

Bad rabbit !
はい、一気に悪くなりましたね(笑)。
「Bad rabbit(悪いウサギ)」と言ったとき、「bad」と「rabbit」はどちらがどちらを修飾していると思いますか?
正解は……「bad」が「rabbit」を修飾しているです!
図にすると以下のようになります。
bad rabbitの修飾
- bad(悪い)修飾語(修飾する方)
- rabbit(ウサギ)被修飾語(修飾される方)
「悪いウサギ」なので「『bad』が『rabbit』にかかっている」というわけですね。

このように「修飾する方・される方」という意識を持つと、使える英語の幅がグッと広がってきますよ!

ちなみに、英語で「修飾する」は「modify」と言います。
英語での修飾語(修飾する言葉)の種類
修飾とは何かがわかったところで、具体的にどんな言葉が「修飾語」として使えるのかを見てみましょう。
基本と応用に分けていきますね。
基本的な2つの修飾語
まずは基本編です。
英語で修飾語と言えば、基本的には以下の2つの品詞を指します。
それぞれ例を挙げますね。
形容詞による修飾
まず、形容詞での修飾を見てみましょう。以下のような場合です。

She is a good rabbit.
(彼女は良いウサギだ)
このときの「good(良い)」が形容詞なのですが、この形容詞「good」は「rabbit(ウサギ)」という名詞にかかっています。
そうなのです。形容詞は名詞を修飾する言葉です。
形容詞とは?
詞を修飾する言葉
副詞による修飾
お次は副詞による修飾も見てみましょう。
例えば以下のような場合ですね。

The wolf run fast.
(そのオオカミは速く走る)
このときの「fast(速く)」が副詞になります。
「fast」という副詞は「run(走る)」という動詞にかかって「速く走る」という意味になっていますよね?

このように副詞は動詞を修飾する場合が多いです。
修飾語の応用編
さて、副詞が修飾語になるときですが、じつは応用編があります。

なるほどね〜。じゃあ副詞は動詞にかかる言葉って覚えておけばOKかな♪
いや、オオカミさんちょっと待った!
副詞は文全体を修飾することも
たしかに副詞は動詞にかかることが多いのですが、以下のように動詞以外を修飾する場合もよくあるんです!
副詞修飾のパターン
- She is so cute.(彼女はとてもかわいい)
副詞「so」が形容詞「cute」を修飾 - Thank you very much.(ほんとうにありがとう)
副詞「very」が副詞「much」を修飾 - I always get up at 5 o’clock.(いつも5時に起きます)
副詞「always」が文全体を修飾
さいごの「I always get up at 5 o’clock.」はalways(いつも)が文全体(私は5時に起きる)にかかっているとも言えるし、動詞get up(起きる)だけにかかっているとも言えます。

このように副詞は……いろいろ修飾できるんです(笑)
副詞は「名詞」だけ修飾できない
でも実は副詞は1つだけ修飾できないものがあるんですが、何かわかりますか?

副詞で修飾できない言葉……あ、名詞?「速くウサギ」とか言えないよね?
そう、ウサギさん大正解!
動詞・形容詞・文全体などいろいろ修飾できても、副詞は名詞だけは修飾できないんです!
最終的に形容詞と副詞の修飾をまとめると以下のようになりますよ。
形容詞と副詞が修飾できるもの
- 形容詞名詞
- 副詞名詞以外
ね?こうやって考えておくといちばん楽ちんですよ。
これで英語の「修飾」の基礎はばっちりです。

「形容詞は名詞にかかる、副詞は名詞以外にかかる」と覚えておきましょう!
まとめ
今回は「修飾する」ということについて紹介しました。
「修飾」のまとめ
- 修飾は他の言葉のイメージ・意味を広げること
- 修飾する方・される方がある
- 形容詞は名詞修飾・副詞は名詞以外を修飾
「修飾する」「修飾語」のような言葉は、英語の文法を勉強しているとよく出てくるので覚えておいてくださいね!
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