LOLの意味・使い方は? LMAOも合わせて解説

はつ

執筆者

Google認定教師/Microsoft Innovative Educator。1999年に脱サラしオーストラリアに移住。メルボルンの公立中高一貫校で日本語教師。University of Technology Sydney(シドニー工科大学)卒業、Graduate Diploma(準修士) 取得。→ はつ についてはこちら

FacebookやInstagramなどのSNSで、こんな文字を見たことがありませんか?

ウサギ

LOL

この「LOL」という表現は、簡単に言うと略語です。

今回は、非常によく見かける略語「LOL」の意味は何なのか、読み方、使い方、例文を詳しく紹介します!

「LOL」の意味は? 何の略?

外国人がFacebookなどで「LOL」という英語の略語を使っているのを見たことがありませんか?

この意味はどういう意味なのでしょうか?

「LOL」の意味

この、英語のメッセージで多用される「LOL」は「Laughing Out Loud」の略です。

声を出してわらってしまった」という状況のときに使います。たとえばこちらの会話例を見てください。

オオカミ

I ate too much pizza and can’t get up from my sofa.
(ビザ食べ過ぎてソファーから起き上がれない)

ウサギ

LOL
(あはは!)

日本語だと、ちょうど「(笑)」や「 w 」のようなものですね。

ちなみに、「Lots of Laughs(たくさんの笑い)」という説もありますが、どちらも同じですね。

日本語の「 w 」と同じで、ものすごくくだけた表現ですので、フォーマルなメールなどでは使わないようにしましょう。あくまで仲の良い友達に使う感じで。

「LOL」の表記について

通常は大文字で「LOL」と表記します。

ただ、ネット上で見ていると最初だけ大文字にして「Lol」にしたり、小文字だけで「lol」というのも見かけるんですよね。

オオカミ

lol
(あはは!)

ウサギ

Lol !
(あはは!)

基本的にはこの言葉は入力をラクをするための表現なので、ほとんどの人は「lol」と小文字で入力します。

ところが、スマホやパソコンには自動大文字化機能、もしくは先頭文字の自動大文字化機能があるんですね。

そのため、「lol」と入力しただけでも「Lol」になったり、「LOL」に変換されるという現象みたいです。

「LOL」にビックリマークをつけて「LOL!」みたいに入力することもありますが、ほとんどの場合はスピードを優先させるオンラインチャットなので「LOL」だけが多いです。

「Lolololol」のように連続で使う場合も

言葉というものは生き物で、「LOL」がインターネットスラングとして使われるうちに「Lolololol」と連続して使われる事例も出てきました。

日本語の笑いを表す「 w 」が連続で「wwwwww」と使われるのと同じで、すごく大笑いしている状況を表現しています。

「LOL」を連続させると、「Lollollol」と「 L 」が重なりますが、1つは省略して「Lolololol」になるのがポイントですね。

「LOL」の読み方について

「LOL」は基本的に文字としてしか使われません。ふつうに会話してたら「アッハッハ!」のように笑い声になるところを文字で表現しているだけですから。

日本語の「(笑)」と同じですよね。「(笑)」の場合は「カッコわらい」とか「わら」と読んだりしますが、文章で使うのが前提です。

そのため、読むときにはそのまま「エル・オー・エル」です。

でも、あまりにも使われる頻度が高く流通されているため、「lɑl(ラゥ)」「loʊl(ロウゥ)」のように発音されることもあります。

最後に来る「 L 」の発音は、ダークLという発音になります。

「LOL」は動詞化も

さらに、英語には「名詞として流通しすぎると動詞化する」という特性があります。

この「LOL」も名詞から、動詞化もしています。

オオカミ

Did you hear about Tom ?
(トムの話聞いた?)

ウサギ

Yup. When I heard I loled for hours !
(うん。聞いたとき、何時間も笑い転げたよ)

活用はこのようになります。

「lol」の活用
原形 三人称単数 現在分詞形 過去形 過去分詞形
lol lols loling loled loled

あえて使う必要は全くありませんが、目にしたら「LOLの動詞化だな」と思ってください。

「LOL」の使い方・使用例

ここで「LOL」のより詳しい使い方・使用例をみていきましょう。

「LOL」の最初の「 L 」は「笑う」という意味の「Laugh」の頭文字から来ていますが、その用途はそう単純ではありませんでした。

笑える様な状況の「LOL」

「Laugh Out Loud」が示す通り、笑える場面で用います。

オオカミ

I ate too much pizza and can’t get up from my sofa.
(ビザ食べ過ぎてソファーから起き上がれない)

ウサギ

LOL
(あはは!)

日本語ですと、「(笑)」や「 w 」を使ってこちらが笑っている事を文脈に匂わせることができまよね?

英語でその役割を「LOL」が担っていますが、あくまでくだけた表現です。「(笑)」や「 w 」と同じですね。

なので親しい人に対して使うのは良いですが、正式な書類やビジネスの場面では使うのを避けた方が良いです。

自虐的に自分に使うことも

自虐的に自分で「LOL」を使うこともあります。

オオカミ

I slept over and missed a station on a bullet train. LOL
(爆睡してて新幹線の駅を降りそこねたよ(笑) )

ウサギ

FR ?
(マジで?)

これは日本語の「(笑)」や「 w 」でもよく使われる用法ですね。

皮肉として使う「LOL」

相手が不幸な状況に立っているとき、皮肉を込めて「LOL」のを使います。

ただしこれは皮肉が通じる相手で、それほど落ち込んでいない状況なら使っても大丈夫です。

相手に相当不幸な出来事があったときには不謹慎ですのでやめましょう

オオカミ

My GF hates me now.
(ガールフレンドに嫌われた)

ウサギ

LOL
(ありゃま!)

こちらはもう1つの例。

オオカミ

My phone expoded.
(携帯がぶっ壊れた!)

ウサギ

LOL
(あらまあ!)

つまらないジョークの返しの「LOL」

相手がつまらない事を言ったときにも、苦笑いの意味で「LOL」を使います

オオカミ

These two gigantic snakes are too heavy.
(この二匹の大蛇はツー・ヘビーだぜ!)

ウサギ

LOL
(あはは……)

一応説明すると、英語の「2 snakes(2匹のへび)」と「too heavy(トゥー・ヘビー: とても重い)」をかけています……。あはは……。

皮肉を込めた笑いには「Haha」も

苦笑いや愛想笑い、もしくは皮肉を込めたニュアンスを出す時に「Haha」使われるときもあります。

オオカミ

Is Nicholas Cage’s brohter named Sankolas Cage?
(ニコラス・ケージの弟ってサンコラス・ケージ?)

ウサギ

Haha. Your joke is really funny.
(あんたのジョークってほんっとに面白いね)

一応説明すると「2コラス」だから「3コラス」って言っているんですね。あはは……。

もちろん上の例の「Haha」は「本当はめっちゃ面白くない」という意味で言っています。

「LOL」は悲しいときにも使われる?

「LOL」は「Laugh」という単語の頭文字をとっているのにもかかわらず、悲しい場面でも使われます。

でもあまり真摯に悲しみを共有していないニュアンスがあります。

オオカミ

I think I failed my exam.
(試験、落第確実)

ウサギ

LOL
(おやまぁ)

オオカミ

I got fired from work.
(バイト、クビになった)

ウサギ

LOL
(ありゃりゃ)

あいまいな返事をしたいときの「LOL」

はっきりした返事を避けたいときにも「LOL」を使います。例えばこんな風に。

オオカミ

How’s life ?
(最近どうよ?)

ウサギ

LOL
(まあね)

オンライン上でナンパされたとき

また、オンライン上でナンパされた時にちょっとあいまいな返事をするといった使われ方をしてます。

オオカミ

Have we met before ?
(以前、お会いした事がありませんか?)

ウサギ

LOL
(うふふ)

オオカミ

Hey, wanna come over ?
(うちに来ない?)

ウサギ

LOL
(え〜?)

よく「なんでもハッキリ答える」ように言われる英語でも「言葉をにごす」とか「あいまいな返事」も使われるんですね。

「LOL」のほかにこんな表現も

LOLは多用されるものの、笑い具合がもっと盛大な場合、あと2段階ほど上があります。それぞれ「LMAO」と「ROTFLMAO」です。

LMAO(超爆笑)

「LMAO」は、「laugh my ass off」の略。

LOLの上級編。あまりにも笑い過ぎてお尻がおっこっちゃった、という表現。超爆笑といったところでしょうか。

オオカミ

I was driving around my with my coffee cup on the roof.
(車のルーフにコーヒーカップ乗せたまま走り回ってた)

ウサギ

LMAO
(超爆笑!)

ROTFLMAO(超絶大爆笑)

「ROTFLMAO」は、「rolling on the floor laughing my ass off」の略。「LOL(爆笑)」の最上級、「LMAO(超爆笑)」の更に上をゆく表現。

「床を転げ回りながら笑ってお尻が落ちちゃった」という言い回し。

ギャル語っぽく言えば「激わらゲラゲラ丸」といったところでしょうか ?

オオカミ

I thought I had my mobile in my bag, and I just realised at my office that it’s a TV remote.
(カバンの中に携帯電話入れたと思って会社来たらテレビのリモコンだった)

ウサギ

ROTFLMAO
(超絶大爆笑!)

「LOL」にはほかの意味があった !?

「LOL」と略されるフレーズには、実はあと ふたつばかりのパターンがあります。

「笑ってしまった」という意味で使われるものが圧倒的に多いので、これだけ覚えていればいいと思いますが、オマケとしてこちらも紹介します。

愛をあなたに送ります

ひとつめは「Lots Of Love」の略。

愛をあなたに送ります」という意味で使われます。

オオカミ

I'm in a hospital now (今、病院にいるんだ)

ウサギ

LOL
(お大事に)

リーグ・オブ・レジェンド(ゲーム名)

もうひとつは「League Of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」というゲームの略称。

リーグ・オブ・レジェンドは多人数参加型のオンラインゲームです。

2012年の段階では世界で一番プレイヤー数の多いPCゲームとされていました。

オオカミ

What do you wanna play ?
何して遊ぶ?)

ウサギ

LOL
(リーグ・オブ・レジェンズ)

この場合には全て大文字で「LOL」、もしくは「LoL」と書きます。

ちなみにこんなゲームです。

まとめ

いかがでしたか?「LOL」は思いのほか、奥が深くて用途が広いですね〜。

もし文章の中でLOLを見つけた場合、その文脈の流れをふまえた上で訳した方が伝えたい内容がより深く伝わりますね。

もう一度書きますが、丁寧な表現ではないので友達とのくだけたやりとりで使うようにしましょう。

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人生の半分をオーストラリアで過ごした経験からネイティブレベルで英語を操る。現在はメルボルンで言語の専門家である日本語教師として生計を立てる。2013年に世界から「グーグル認定教師」として50名のひとりに選出された教育のプロ。>>はつ について詳しくはこちら
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