日本は「料理を食べている」TV番組が多くて皆が皆「おいしい!」を連発している?

タカコ

執筆者

WEBライター。2013年にアメリカに渡る。現在はアメリカ人の夫と子ども2人でテキサスに在住。

たまに日本に帰ってきたときに思うことがあります。

それは、日本のテレビ番組に料理に関する番組がすごく多いということ!

というわけで、今回はそんなお話です。

日本には料理に関する番組が多い?

日本で見かける料理番組といえば、出演者自身が料理をする番組もありますが、特によく見るのがこんな番組です。

日本でよくある料理番組

リポーターが町なかにあるレストランや食べ物屋さんに行って、出される料理を食べてコメントをするグルメリポート番組

アメリカでももちろん料理関係の番組はあります。

でも、どちらかというと、日本にもあるような、スタジオで料理をする「料理教室」のような番組や、一般人が出演して、料理の腕前を競うバラエティ番組が多いです。

グルメリポーターが料理を紹介するような日本の番組は、アメリカ人に違和感があるらしく、日本に行ったことのあるアメリカ人から、こんなことを言われました。

ウサギ

日本のテレビ番組って、なんか食べてばかりだね

オオカミ

人が食べているのを見て、何が楽しいの?

これって完全に文化の違いだと思いますが、たしかに日本のテレビは芸能人が料理を食べる番組が多いですね。

日本のテレビは「おいしい」を連発する?

先日、夫と一緒に、「NETFLIX」で配信されている、竹中直人氏が出演されている全12話のドラマを見ていました。

そのドラマでは、竹中氏演じる主人公が、毎回レストランや居酒屋などで食事をする場面があります

もちろん、その横でほかの出演者が食事をしている場面もあります。

それを見ていた夫が……

日本人って、何を食べても「おいしい!」だよね。

タカコ

え? そうかな?

どうやら日本のTV番組で、みんながみんな「おいしい〜!!」を連発するのが気になるようです。

もちろん夫の日本語能力にも原因はあります(笑)。夫は全般的に日本語がわかるわけではないので。

「なぜおいしい」や「どれくらいおいしい」の部分を聞き取れていないのか、そもそもその部分を大事だと思っていないのかもしれませんが、たしかに「おいしい」ばっかり言っているようにも思えますね。

夫の話では、英語はもっといろんな表現があるんだそうです。

英語の「おいしい」と言う表現の方がシンプル?

考えてみたのですが、日本語だと、ただ「おいしい」と言うだけではなく、「なぜおいしい」のか、風味のよさを付け加えることが多い気がします。

例えばこんなふうに。

「なぜおいしいか」の表現例

  • しょうがの味が効いていて、おいしい
  • お肉の焼き加減が絶妙で、おいしい

また、「どれくらいおいしい」のかを具体的に言うことも普通です。たとえばこんなふうに。

「どれぐらいおいしい?」の例

  • ため息が出るくらい(おいしい)
  • びっくりするくらい(おいしい)
  • 言葉が出ないくらい(おいしい)
  • ほっぺたが落ちそうなくらい(おいしい)

アメリカでも、料理の批評をするようなテレビ番組では「なぜおいしいのか」具体的にほめて言うこともありますが、一言で「It's good!」や「Delicious!!」で終わることが多いです

そういう「一言でいう単語」が英語には豊富なのかもしれません。

日本人の方がちょっと評論家っぽい感じで、アメリカ人の方がシンプルにほめる感じですね。

タカコ

とにかく夫には、通り一辺倒で「おいしい」「おいしい」と同じ言葉で表現する日本人が不思議に思うようなのです。

たしかに、グルメリポートでは「おいしい」を連発しますからね(笑)。

まとめ

さて今回は、日本にはグルメリポートの番組が多いということを紹介しました。

あと、日本のテレビ番組で「おいしい」を連発するのは、スポンサーの事情もあるのでしょうね。

「微妙ですね……」とは決して口にできない「大人の事情」も裏にはあるのかも……。

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タカコ
アメリカ人の夫との結婚を機に渡米。現在は二児の母として英語に囲まれた環境の中で生活。日本語教育に携わっていたため言語への視点が鋭く、元・英会話教師の夫とのやりとりから生まれる記事が秀逸。
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