接続詞の等位接続と従属接続とは? 基本的な接続詞一覧を紹介

サッシ

執筆者

WEBライター。旅をしながらブログを書いて生活。塾で英語を約20年教えた経験あり。早稲田大学 教育学部卒業。→ サッシについてはこちら

今回は基本的な接続詞を2つの種類にわけて紹介します。

接続詞の種類

  • 等位接続
  • 従属接続

この2種類ですが、簡単なのでぜひ覚えてください。

よく使う接続詞の一覧表もいっしょに紹介しているのでぜひ参考にしてくださいね!

等位接続と従属接続について

英語では、接続詞は大きく分けて以下の2種類があります。

接続詞の種類

  • 等位接続:coordinating conjunctions
  • 従属接続(従位接続):subordinating conjunctions

等位接続(Coordinating Conjunctions)

まず1つ目は、「等位接続」です。

これは、接続詞でつなぐ2つの言葉が対等で、「どちらがメインというわけではない」場合に使います。

例えば、最も有名な等位接続の「and」を使った以下の例文をご覧ください。

オオカミ

I usually get up at 7 o'clock, and have breakfast.
(ボクはたいてい7時に起きて、朝ごはんを食べる)

この場合「and」という接続詞が、「起きる(get up)」と「朝ごはんを食べる(have breakfast)」をつないでいますよね。

そして、この2つの文章はどちらがより重要ということは無いですよね?

このように前後を対等につなぐのが「等位接続」の接続詞です。

従属接続(従位接続)

もう一つが、「従属接続(従位接続)」です。

これは、名前の通り「片方が片方に従う」という接続をします。

例えば、「when(〜する時)」という接続詞を使った以下の例文をご覧ください。

ウサギ

She was watching TV when I got home.
(あたしが家に帰った時、彼女はテレビを観ていた)

この場合、「彼女はテレビを観ていた」と「私は家に帰った」という2つの文をつないでいますが、このセリフを言った人が伝えたい情報はどちらでしょうか?

そう、もちろん「彼女はテレビを観ていた」ということですよね!

このように、「メインとサブ」という上下関係が成り立つ2つの要素をつなぐ接続詞を「従属接続」と呼んでいます

基本的な接続詞一覧(等位接続)

まずは、基本的な接続詞の中でも「等位接続」のものを紹介します。

基本的な接続詞一覧(等位接続)
and 〜、そして〜
but 〜、しかし〜
so 〜、だから〜
or / nor 〜か〜
for 〜、というのは〜

and(〜、そして〜)

「and」は「〜、そして〜」といった意味の接続詞です。

オオカミ

She went to her room and began to play the piano.
(彼女は部屋に行って、ピアノを弾き始めた)

ただ前後をつなぐだけなので、「単純接続」と呼ばれています。

命令文 + and(〜、そうすれば〜)

命令文と一緒に、「〜、そうすれば〜」という意味でもよく使いますよ。

ウサギ

Hurry up, and we can catch the train !
急げ、そうすれば電車に間に合うぞ!)

後述していますが「命令文 + or」だと、「〜さもなければ〜」という意味になります。


but(〜、しかし〜)

「but」は「〜、しかし〜」という役割をします。

オオカミ

He's rich, but he's cheap.
(彼はお金持ちだけれど、ケチだ)

「プラスの意味」と「マイナスの意味」のように、前後が逆の意味になるので「逆接」と呼ばれる接続詞です。

「not〜、but〜」の形で「〜ではなく〜」の意味

「not〜、but〜」の形で「〜ではなく〜」という意味でもよく使います。

ウサギ

It's not my iPhone, but yours.
(それ、あたしのアイフォンじゃなくて、あんたのだよ)


so(〜、だから〜)

「so」は、「〜、だから〜」という意味の接続詞です。

オオカミ

It suddenly started to rain hard, so I closed the windows in a rush.
(突然雨が激しく降り出したので、急いで窓を閉めた)

「so that」で「〜となるように〜」

「so that」の形で「〜となるように〜」という使い方もよくありますよ。

ウサギ

Study English hard, so that you can go to university in the U.S.
(アメリカの大学に行けるように、一生懸命に英語を勉強しなさい)


or / nor(〜か〜)

「or」は「〜か〜」という選択を表します。

オオカミ

Heads or tails ?
(表か裏か?)

「or」が否定になったのが「nor(〜もまた〜ない)」という接続詞です。

命令文 + or(〜さもなければ〜)

「or」は命令文と一緒に使って、「〜さもなければ〜」というフレーズとしてもよく登場します。

ウサギ

Be quiet, or get out here.
(静かに。さもなければここを出て行きな)


for(〜、というのは〜)

「for」は、「〜、というのは〜」という意味の接続詞です。

オオカミ

Let's stop talking, for he seems irritated.
(おしゃべりをやめよう、というのも彼はイライラしているようだからだ)

「for」はもちろん前置詞として使いますよ。

代表的な「等位接続」にはちょっと面白い覚え方がありまして、その名も「FANBOYS(ファンボーイズ)」と言います。

以下の7つの接続詞の頭文字を並べているんですよ。

等位接続の覚え方「FANBOYS」

  1. For
    〜、というのは〜
  2. And
    〜、そして〜
  3. Nor
    〜もまた〜ない
  4. But
    〜、しかし〜
  5. Or
    〜か、〜か
  6. Yet
    〜、それでも〜
  7. So
    〜、だから〜
サッシ

上手いこと出来てますよね〜。

基本的な接続詞一覧(従属接続)

そして、今度は「従属接続」の意味を持つ接続詞で基本的なものを紹介します。

基本的な接続詞一覧(従属接続)
when 〜するとき
while 〜する間
before / after 〜する前/後
if もしも〜なら
because なぜなら〜
though / although 〜だけれども

when(〜するとき)

「〜するとき」という接続をしたい場合に「when」を使います。

ウサギ

I was poor when I was young.
(若いとき、あたしは貧しかった)

whenのきょうだい(?)のような言葉で、「whenever(〜する時はいつでも)」という接続詞もありますよ。

オオカミ

I'll be there whenever you want to help.
(助けてほしい時はいつでも駆けつけるよ)

while(〜する間)

「while」は、「〜する間」という意味の接続詞です。

ウサギ

Would you look after the hamsters while I go out?
(あたしが出かけている間、ハムスターたちを見ていてくれる?)

before/after(〜する前/後)

「before/after」は、「〜する前/後」を表します。

オオカミ

I went to the office after I saw my friend off at the station.
(駅で友達を見送った、ボクはオフィスに向かった)

「before 11 o'clock(11時前に)」のように、前置詞としても使いますよ。

if(もしも〜なら)

「if」は「もしも〜なら」という意味の接続詞です。

ウサギ

I'll go shopping with my family if it's sunny tomorrow.
もし明日晴れたら、家族と買い物に行くつもりだ)

「even if」というフレーズを使って、「たとえ〜でも」という表現も出来ます。

オオカミ

Even if you don't feel sleepy, you should get into bed by 10 PM.
たとえ眠くなくても、10時までにはベッドに入った方がいいよ)

because(なぜなら〜)

「because」は、「なぜなら〜」という使い方ができる接続詞です。

ウサギ

I didn't go to the party yesterday, because I don't like him.
(あたしは昨日のパーティに行かなかった、なぜなら彼が好きじゃないから)

同じように原因・理由の意味の接続詞である「so」とは、つなぐ順番が逆になるので注意してくださいね。

ウサギ

I don't like him, so I didn't go to the party yesterday.
(あたしは彼が好きじゃない、だから昨日のパーティーに行かなかった)

though / although(〜だけれども)

though / although」は、「〜だけれども」という逆接の意味を表します。

オオカミ

Though I knocked on the door, nobody was there.
(ドアをノックしたが、誰もいなかった)

先ほどの「because」と「so」のように、「though / although」も逆接の接続詞「but」とは順番が逆になります。

オオカミ

I knocked on the door, but nobody was there.
(ドアをノックしたが、誰もいなかった)

また、「even though」という形で「〜であるのに」という表現も可能ですよ。

ウサギ

Even though I lost the game, I had a lot of fun.
(試合には負けたけれど、めちゃくちゃ楽しかった)

もう一度、「従属接続」の接続詞をまとめます。残念ながら、ゴロ合わせはありません(笑)。

従属接続の接続詞

  • When
    〜する時
  • while
    〜する間
  • before / after
    〜する前 / 後
  • if
    もし〜なら
  • because
    なぜなら〜
  • though / although
    〜だけれども
  • that
    〜ということ

接続詞では無いですが、「however(しかしながら)」「anyway(とにかく)」などの接続副詞や「despite(にもかかわらず)」などの前置詞も「接続詞っぽい」役割をします。

サッシ

単語じゃなくフレーズでも、「as soon as〜(〜するとすぐに)」や「even if〜(たとえ〜でも)」といった接続詞的な言葉もありますよ!

さらに知っておきたい接続詞一覧

最後に、さらに知っておきたい接続詞を一覧にして紹介しますね。

さらに知っておきたい接続詞一覧
also そのうえ〜
as 〜ので、〜のように
considering 〜を思えば
except 〜を除けば
lest 〜するといけないから
Now 今や〜ので
notwithstanding 〜にもかかわらず
once いったん〜すると
providing もし〜とすれば
since 〜して以来
till/until 〜までずっと
unless もし〜しなければ
whereas 〜であるのに
whether 〜かどうか

まとめ

さて、今回は「等位接続」「従属接続」の2つの種類の接続詞に分け、基本的なものを紹介しました。

接続詞を使うと、文章の表現レベルが一気に向上します。

いろんな接続詞を実践で使ってみて、一つ一つ覚えていってください。

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ヨス
アメリカ留学で言語に興味を持ち日本語教師に。その後、自分が「音声学」に猛烈に惹かれることに気づく。一般的には学ばない「日本語の音声」を学ぶことで英語の発音を習得し、独自の英語の発音習得メソッドを持つ。>>ヨスについて詳しくはこちら
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