紙の辞書・電子辞書の比較! どっちがいいのか英語の勉強マニアが徹底解説

紙の辞書 VS 電子辞書
サト

執筆者

TOEIC980点。ELSA認定アンバサダー。インドネシアで日本語学校を運営している日本語教師。話せる言語は英語のほかにインドネシア語、中国語。→ サトについてはこちら

英語の勉強をしていて、意味を調べるときに使うのが辞書です。

今ではこの2つが存在しますよね。

2つの辞書

  • 紙の辞書
  • 電子辞書

本記事では、英語の勉強大好きなわたしが紙の辞書電子辞書を比較します。

先に結論を言ってしまうと、のなかでもスマホの辞書がおすすめです。

紙の辞書と電子辞書の比較

紙の辞書と電子辞書の比較、ということですが、比較のポイントは、次の5つです。

紙の辞書と電子辞書のどちらがいい?
紙の辞書と電子辞書のどちらがいい?

では、1つ1つを見ていきましょう。

値段の安さ

まず、辞書の値段ですが、電子辞書よりも紙の辞書が圧倒的に安いです。

紙の辞書の方が安い

たとえば、中学生がよく使う「ジーニアス英和辞典」は4千円以内で買えます。

紙の辞書だとだいたい1冊数千円なので、電子辞書と比べるとかなり安いと言えます。

電子辞書の値段は1万円程度から

片や「電子辞書」の値段は1万円程度からになります。

わたしの持っている電子辞書
わたしの持っている電子辞書

たとえばAmazonの売れ筋の電子辞書を見ると、カシオのお手頃価格なものでも7,500円程度。これで一番安いレベルです。

その次に安いものは一気に20,000円を突破してました。

同じカシオでも、4万円近くするものもあります。

電子辞書が高価な理由

では、なぜ電子辞書が高いのでしょうか? 理由はいろいろな辞書がまとめて入っているからです。

たとえば、わたしの持っている電子辞書に入っている辞書は次のとおりです。

入っている辞書の例(全部ではない)

  • ランダムハウス英和大辞典
  • オックスフォード現代英英辞典
  • ジーニアス英和辞典
  • プログレッシブ和英中辞典
  • 英語類語辞典
  • 精選版 日本国語大辞典
  • デジタル大辞泉
  • 明鏡国語辞典
  • 漢字源
  • NHK日本語発音アクセント辞典

これはほんの一例で、合計では100点もの辞書が入っています。

絶対、そんなに使われへん!

1つの電子辞書の中に自分が使わない辞書が入っていて、その分もお金を払っているとも言えますね……。

紙の辞書はほしい辞書だけをピンポイントで買えるので、その点でも安くつくことになります。

スマホの辞書アプリなら1点から購入できる!

電子辞書の一部と言えますが、スマホの辞書だと辞書アプリを1点から購入できます

しかも、アプリなので安く購入できるという利点も!

ただし、辞書によっては紙のほうが安い場合もあります。

さらに言うと、辞書アプリではなく、ネット辞書で検索すれば無料で調べられます

ネット辞書(英和辞典)の例

検索のしやすさ

次に、検索のしやすさを比較します。これは言うまでもなく電子辞書のほうが上でしょう

くわしく説明しますね。

「後方一致」での検索

検索窓にキーワードを入れれば、サッと調べたい単語にたどり着けます。

さらに、後方一致でも検索できます。

後方一致というのは、たとえば、「tion」と入れると、「tion」で終わる単語を探せるということ。たとえばこういう単語ですね。

「tion」の付くことば

  • communication
  • immigration
  • station
後方一致の検索
後方一致の検索

これは、紙の辞書では絶対にムリです。

強いて言えば、「逆引き辞典」を購入する……という手もありますが、そんなマニアックな辞書をわざわざ買うなんて(笑)。

説明内のことばも瞬時に調べられる

ちなみにわたしの電子辞書では、辞書の説明にあることばもすぐに調べられるようになっています。

たとえば、わたしの名前「サト」と検索したらこんな意味が書かれていたとします(←もちろん書かれていませんよ)。

こんな言葉があったとする

【サト】
おろか。あほう。ばか。

説明内の言葉も一瞬で意味がわかる
説明内の言葉も一瞬で意味がわかる

「サト」の意味のところに書いてある「おろか」「あほう」「ばか」という単語をクリックすると、それらの意味も一瞬で調べることができるんです。

このスピード感、たまりません。

ちなみに、インターネットページのリンクと同じですね。「名詞」、「形容詞」、「動詞」のようにクリック1つで詳しく調べられますから。

紙の辞書で早く調べるには訓練が必要

あ、そうそう。わたし、その昔、先生にこんなことを言われた記憶があります。

紙の辞書でも、訓練を積めば早く探せるようになるぞ!

ただ、すでに電子辞書を使っていたわたしは、その訓練をする気も起こりませんでした(笑)。

一覧性のよさ

それから、辞書ページの一覧性のよさを比較します。この項目では、紙の辞書の圧勝になりますね。

「一覧性のよさ」ってなに?

……という声が聞こえてきそうですね。

これは、いろいろな単語が1ページに載っていて、見渡せるということです。

紙の辞書は一覧性がいい
紙の辞書は一覧性がいい

調べたもの以外の単語も目に入ってくるので、ついでに覚えられる可能性もありますね。

わたしの電子辞書も、1画面で何語か見られることもあるのですが……。

文字通り「何語か」というレベルですし、1語の説明が長い場合だと、それだけで1画面埋まってしまいます。

それに対し、手元にある紙の辞書だと、何十という単語が1ページで見られます。

もはや異次元です。

書き込みのしやすさ

書き込みのしやすさも、紙の辞書に軍配が上がります。

電子辞書でも書き込み(手書き入力)ができるものもありますが、ぜんぶではありません。

また、書き込むときには画面のここを押して、次にそこを押して、と何段階かのプロセスがあり、正直めんどくさそう

その点、紙ならササッと書き込めますからね。

持ち運びのしやすさ

そして、持ち運びやすさの比較です。持ち運びやすいのは圧倒的に電子辞書です。

紙の辞書なら、英和辞典と和英辞典と国語辞典……のようにバラバラに持ち運ばないといけません。

辞書を3冊も持ち歩くとなると、恐ろしいほどの重さになってしまいますよね……。

ところが、電子辞書なら1つの端末に辞書が100冊分入っても重さは変わりません

というか、紙の辞書1冊より、わたしの持っている電子辞書のほうが軽いです。

参考までに、こちらに紙の辞書、電子辞書および、スマホの重さを比較しています。だいたいの重さなので、ご参考程度に。

辞書の種類重さ
紙の辞書約 700g
電子辞書約 300g
スマホ約 200g
辞書の重さ比較

やはり、スマホが最強ですね。

音声が聞けるか

そして、最後に「音声が聞けるか?」という比較をしてみましょう。

もう答えるまでもありませんが、これは電子辞書にしかない機能です。

単語の横にある「再生マーク」「メガホンのマーク」を押すと音声が聞ける場合がほとんど。

電子辞書なら音声も確認できる
電子辞書なら音声も確認できる

英語の発音を確認するには、やはり耳で聞く以外に方法がありませんよね。

結局のところ紙の辞書・電子辞書のどちらがオススメ?

というわけで、6つの項目で比較してきましたが、けっきょくのところどちらがオススメなのでしょうか?

紙の辞書・電子辞書比較のまとめ

結果を表にまとめてみると、次のとおりです。

 紙の辞書電子辞書スマホ
値段の安さ×
検索のしやすさ×
一覧性のよさ××
書き込みのしやすさ××
持ち運びのしやすさ×
音声が聞けるか×
辞書の比較まとめ

スマホ辞書が最強という結果になりました。

紙の辞書の利点ですが、個人的にはそこまで必要だとは思っていません。

紙の辞書の利点

  • 書き込みはもともとしないので不要
  • 一覧性もなくても困らない

それよりも、検索のしやすさ、そして音声が聞けるだけでも、電子辞書を使う価値があると思っています。

【結論】「スマホの辞書アプリ」が一番オススメ

電子辞書歴の長いわたしですが、最終的にはスマホの辞書アプリに落ち着きました。

スマホの辞書アプリが一番オススメ
スマホの辞書アプリが一番オススメ

スマホのアプリなので、電子辞書の一部になりますね。

検索の早さと持ち運びやすさ、さらには値段も安く手に入るので、まさに最強です。

スマホの辞書アプリは便利
スマホの辞書アプリは便利

わたし的に現在は、スマホの辞書以外の選択肢はないと思っています。

中学校や高校ではスマホを電子辞書として使うことを認めないところもありますが、そろそろ解禁する時期かもしれませんね。

まとめ

この記事では、紙の辞書と電子辞書を比較してみました。

ご自身に合う方を選んで、ぜひ英語学習にお役立てください!

英英辞典のオススメについてはこちらを。

英単語の効率的な暗記方法まとめも人気です。

海外留学で英語で学ぼう!

カナダ留学コンパス

なんか、この記事すごく気に入ったんだけどほかにオススメある?

だったら、「英語勉強の書籍のカテゴリ」を要チェックだね♪

英語が苦手なあの人に教えてあげよう♪
ABOUT US
アバター画像
サト
インドネシアで日本語学校を運営している日本語教師。独学でTOEIC980点をマークした秘密が受験英語が好きだったという特異体質。オンライン英会話や電子書籍を試すことにハマっている。>>サトについて詳しくはこちら
こちらも合わせていかがですか?