こんにちは! 発音マニアのヨスです。
「英語が話せるようになりたい」と思ったとき、最も確実な方法が留学です。
オンライン英会話もオススメなのですが、やはり英語を日常的に話している現地に住んで生活することほど効果的なことは無いでしょう。
海外留学の中でも、個人的にはカナダへの留学をオススメしています。その理由について紹介しますね。
カナダの優れた環境
ではカナダを留学先としてオススメする理由は、カナダの環境の良さです。
そもそも、良い環境じゃないと留学どころじゃありませんよね。カナダのどういうところが環境的にオススメなのかについてまとめます。
大自然がいっぱい
カナダは大自然がいっぱいです。
世界第二位のあの広大な敷地に3,629万人(2016年)しか住んでいませんからね。
東京だけの人口が1,380万人(2018年)なので、カナダを一言でいうと自然ばっかり……ということです。

ちょっと比較してみましょう。
カナダ | 日本 | |
---|---|---|
面積 | 998万5千 km² | 37万8千 km² |
人口 | 3629万人 | 1億2667万人 |
人口密度 | 3.4人/km² | 340.8人/km² |

こうやって比べると、日本ってせまいところにギュウギュウって感じ……。
都会からちょっと離れると田舎に
そして、わたしがカナダに行って「すごい!」と思うのが、都会でもちょっと離れると田舎になることです。
この写真見てくださいよ。のどかな農場の向こう側に高層ビルが見えます(笑)。

いやー、すごい絵でしょ? ちなみにリッチモンドで撮った写真ですが。
カナダは寒い?
「カナダ」と聞けば寒そうなイメージを持っている方も多いと思います。
基本的には寒いところが多く、マイナス40℃のような極寒の地域もあります。まぁ、日本国内でもマイナス30℃になるところもありますからね。
でも、バンクーバーやビクトリアのような西の方だと、夏も比較的涼しく、冬も雪が降らないレベル。


つまりカナダでも、場所を選べば全然寒くないということです。
カナダは治安がいい
カナダは、わたしの体感的には日本と同じぐらい治安が良いです。
最近の日本の「やばそうな」ニュースを見ていると、日本より治安が良いのでは?と思うほどです。

地域によって治安って変わってくるので一概には言えませんが、わたしがよく行くバンクーバーの隣町「リッチモンド」なんか、安全にもほどがあります。
「殺人事件」は日本より6倍多いというデータ
ただし、現実をちゃんと知っておくことは大切です。
たとえば、世界の殺人発生率 国別ランキング・推移を見ると、このようなデータになっています。
国 | 発生件数 (10万人あたり) |
順位 |
---|---|---|
カナダ | 1.68人 | 136位 |
日本 | 0.28人 | 194位 |
殺人事件は日本より6倍多いようです。
こういう話を聞くと「なんか危険そう」と思われる方もいるかもしれませんが、犯罪の発生率は場所によって全然違いますよね?
想像できそうですが、日本と同じで都会の方ほど事件は多くなります。
治安はいいけど「日本の感覚」の安全ではない
あと、日本以外の国に行くときの常識も知っておかないといけませんね。
カナダが治安が良いとは言っても、ダウンタウンのような都心部を夜中に1人で歩き回るとか「危険だと言われる地域」にノコノコと侵入することは避けてください。
そういう常識を知った上で行動すれば、カナダは超・安全な国です。
こちらの記事ではわたしの友達でもあるマッキーさんの体験を元に書かれているので、信頼できます。
カナダはタバコの規制が厳しい
カナダのすべてのお店、レストランの屋内の公共空間はすべて完全禁煙になっています。
屋外でも、レストランのテラスや公園のような場所も完全禁煙です。

わたしはタバコの煙が大嫌いなので、これだけでも天国のようです。
とは言っても、これは先進国では常識になっているので、ニュージーランドでも、オーストラリアでも同じですけどね。
さらに屋内だけでなく、お店などの入り口から半径7メートル以内も喫煙が禁じられています。

子どもがいる方にとっては、本当に素晴らしい国ですねぇ。
銃がない
アメリカと聞けば「銃がある」とすぐに思い浮かぶ方も多いかも知れません。
そのお隣の国であるカナダはどうなのかって気になりますが、
カナダでは銃の所持は禁止されています。
もちろん、日本のように狩猟用の銃を許可を得て持っている方はいますよ。
カナダの利便性
日本は誰もが思っているハズですが、便利な国です。
どこに行ってもある程度のものは買えますし、生活で困るということも少ないはず。
ではカナダはどうなのでしょうか? 結論から言うと日本と同レベル、もしくはそれ以上に便利な国です。
食費がかからない
まず、特筆したいのは食費が抑えられるということです。

特に野菜や果物が安いのなんの……。
日本だったら1,000円ぐらいしそうなメロンが2.5ドル!

1ドル85円換算だとたったの212円ですよ……やばすぎる。
「COSTCO(コストコ)」に行けば、さらに激安です。量もすごいので食べきれないレベルですが。
逆にレストランは高め
ただし、食費が抑えられるのは「自炊」をしたときだけです。
レストランなんかに行くと、日本よりも高くつきます。チップも必要ですし。

というか、むしろ日本の牛丼とかの安さの方が異常だとは思いますが……。
日本のものが買える
そして、カナダなら日本のものもいろんなところで買えます。
日本食レストランも多い
まずは日本食ですが、「寿司」なんてスーパーでも手に入るレベルで流通しています。
バンクーバーでは最近、日本のラーメン屋さんも増えてきていますし、日本食は人気のようです!

上の写真は、バンクーバーでわたしが行ってきた「鷹の爪」というラーメン屋さんです。「山頭火」もありましたよ!
日本のお菓子なども
あと、バンクーバーのような大都市なら日本人対象のお店もあります。
こちらなんて見てくださいよ。

これ、正真正銘のカナダのお店です(笑)。どう見ても日本のお店の陳列ですけど。

もちろん、輸入しているので値段は高いです。
ちなみに、このお店(バンクーバーのダウンタウンにある『コンビニ屋』という店)には調味料から米からなんでも揃っていました。
無印良品・ユニクロも
あと、無印良品やユニクロもあります。

料金は日本より高いですが、ファンには嬉しいですよね。

こんなふうに、日本のものが気軽に手に入るということは適度に日本人がいることを表しています。
そもそも日本人が適度に住んでいるということ自体が、カナダが過ごしやすい国だという証明ですね。
生活水準が基本的に同じ
カナダで過ごしてすっごく感じたのですが、生活水準が日本とカナダでは同じレベルです。
たとえば、車でどこにでも行けるし、お店もそのへんにあります。

先進国なので当たり前かもしれませんが、水も電気もあって、スマホも普及しています。
お店に行けば、日本で買えるものはたいていそろっていますので、衣食住のどれも困ることがありません。
ただ、コンビニはあんまりないですし、自動販売機も観光地以外ではほとんど目にしない……といった違いはありますよ。

個人的にコンビニとか自動販売機は不要だと思っているので全然問題ないですが(笑)。
飛行機で行きやすい
カナダ(バンクーバー)には日本から直行便がたくさんあります。
つまり、アクセスが良好なんですね。

成田空港、関西空港のどちらからも出ているので、関西の人でも関東の人でも便利です。
高速道路が無料
先ほど、上で「都会から田舎まですぐ行ける」と書きましたが、これには理由があります。
それは整備された高速道路のおかげです。
しかも驚くことに、この高速道路が無料なんですよっ!


これは素晴らしすぎる……。
クレジットカードがどこでも使える
そして、クレジットカードがどのお店でも基本的に使えること!
個人的にはめっちゃ声を大にして言いたいことです。

わたしの場合、100円でもクレジットカードで買いたいほど「クレジットカードしか使いたくない派」なので、本当に嬉しいですね。
逆に「なんで日本はこんなに現金主義なの?!」とキレ気味で言いたいです。クレカ、超便利なのに。

わたしは楽天カードを愛用していますよ♪ ポイントも気がついたらいっぱいたまっているしオススメです!
無料Wi-Fiが整っている
わたしは2週間以上の長期間、カナダに滞在することが多いですが、ポケットWi-Fi無しで行くことが多いです。
なぜなら、ホテルはもちろん、カフェや図書館など、町中に行くとフリーWi-Fiがあふれているからです。

ちなみにフリーWi-Fiでネットを見るとき、「https://」から始まっているサイトなら大丈夫ですが、「http://」から始まっているサイトで個人情報を入力するのは控えましょうね。
カナダの英語
そして、留学するとしたら気になるのはカナダの英語ですよね。
カナダの英語ってどんなのでしょうか?
カナダはアメリカ英語
日本からカナダに留学する場合、気になるのは言葉ですよね。
カナダは公用語が英語とフランス語の2つですが、ここでは英語を前提に書きますね。
アメリカ英語なので馴染みがある
世界のいろんな国で使われている英語ですが、大きくわけるとこちらの2種類があります。
2種類の英語
- アメリカ英語
- イギリス英語
この2つは発音がちがっていたり、スペルが違ったりします。
日本人のほとんどは意識していないと思いますが、日本の学校で学ぶ英語は「アメリカ英語」なんです。
つまり、カナダの英語は学校で習ってきた英語に近いので馴染みやすいんです。
アメリカの隣なのでなまりが少ない
そして、英語で気になるのが「なまり」だと思います。
フランス語が公用語のケベック州などではフランス語のなまりがあるそうですが、基本的にきれいなアメリカ英語の発音です。

ただ、イギリスの領土だったため、たとえば「色」という単語は「colour」と書いたりします。
歴史的にはイギリス(+フランス)の、土地的にはアメリカの影響を受けたというハイブリッドな英語なんですね。
移民が多い
カナダは移民が非常に多い国です。非常に多いというか、移民で成り立っている国です。
そのため、町の中の人たちは自分の国のなまりを持った英語を話す人が多いです。
「ええー」と思うのは待ってください。実はこれってすごく良いことなんです。

お互いに「英語が第二言語」ということもあり、こちらの英語にも理解しようという姿勢が強いように思えます。
移民は誰しも、最初の壁として英語がありますからね。
移民が多いので英語学習プログラムが豊富
さらに言うと、移民が多いため、第二言語として英語を学ぶ人のためのプログラムも豊富です。
小学校などでも、英語の話せない子どものための補習クラスがあるところが多いようです。
カナダの住みやすい文化
そして、カナダはなんと言っても人間にとって「住みやすい文化」です。
人柄がいい
まずは、カナダ人の人柄についてですが、本当に人柄のいい人が多い!!
町中でぶつかったり、道をふさいでしまったりしたときに、お互いに「Sorry !(すみません)」「Sorry !」と言い合っているのをよく見かけます。

日本人が「すみません」とよく謝ると言われていますが、カナダ人、マジで負けていません(笑)。
カナダ人の英語を代表する言葉が「sorry」だと思います。
序列関係がない
ここでわたしが日本の一番キライなところについて語らせてください。
それは「序列関係」です。日本では学校、職場、家庭においてすら序列関係があります。

下級生は上級生に敬語では話さなくてはならないとか、上司が言うことに反論してはならないとか……。
ほんとに非効率な文化が「序列関係」だと思いますが、そんな序列関係はカナダにはありません。

そのため、「オレの方が偉い」とマウンティングをかけてくる人(体育会系のような人)に出遭うことがありません。
「序列関係がないだけでこんなに生きやすいのか……」と感動すら覚えると思います。
残業がない
序列関係がないことに関連していますが、普通のカナダの会社には残業がありません。
サービス残業とか長時間労働とか、ましてや「過労死」なんて言葉は存在しません。

心の底から思うのですが、人間らしい働き方をしたいのなら日本を出るのがてっとり早いですね。
ちなみに、海外に「過労死」が存在しないため、英語でも日本語を借用して「karoshi(過労死)」と呼びます。
多様性を受け入れる文化
先ほど、移民が多いと書きました。
移民が多いということは、町中が多様な文化で満ちあふれていることを意味します。
首相が率先して「多様性」を受け入れる
カナダでは毎年25万人以上の移民を受け入れています。
なぜなのかというと、それが首相の方針だからです。
イケメン首相として有名なトルドー首相は「カナダは違いが違いがあるからこそ強くある」と言っています。
つまり、国のトップが戦略的に多様性を持たせているからこその能動的な多様性なんですね!

素晴らしすぎて感動します!!
日本文化もいろんなところで
こちらはリッチモンドにあるフィッシャーマンズ・ワーフ(漁師の波止場)で撮った写真ですが、「#1 Sashimi Grade(ナンバーワンの刺し身の品質)」と書いています。

こんなところにも日本の文化が溶け込んでいるんですね。
先ほども書きましたが、寿司なんてそこらじゅうで食べられますよ。

多様性を受け入れているので、日本のように「みんないっしょであるべき」という考え方は皆無です。

日本の学校のように「基本的にみんな一緒じゃないとダメ」とか意味がわからないでしょうね。カナダの文化に無いですから。
日本よりはるかに差別が少ない
「多様性を受け入れている」と書きましたが、それはつまり「差別が少ない」ということを意味します。
人種差別がない
そもそも、多様な人種がいるため、カナダには人種差別が発生しにくいです。
特にリッチモンドなんて中国系の方が多いので、中国人(やアジア人)の方が有利なんじゃないかというほどです。

とくに学校では徹底して差別のない教育を受けるので、子どもたちの方が差別をしません。未来のある国ですねぇ。

わたしにはカナダ在住の日本人の友達が多いですが、皆が皆「日本人ということで差別を受けたことがない」と言っています。
性差別がない
そして、日本といえば男女差別のひどい国ですが、カナダではそんな古い差別はありません。
日本だと内閣のうち女性はたった1人……という涙の出そうな現実ですが、カナダの内閣は5割が女性です。
これがどういう意味を持つかおわかりでしょうか?
日本は男性が有利な政治しか行われていないのですが、カナダでは女性の意見が十分に反映するということです。
日本の女性は、日本を出てカナダに住むだけで100倍は生きやすくなると断言できます。
LGBT差別がない
こんなトイレもカナダでは見かけます。

ジェンダーフリーのトイレですね。女性、男性という2つの性以外の方のために配慮されたトイレです。
同性婚も法律で認められている国ですので、男女差別がないことなんて序の口なんでしょうね。
まとめ
さて、今回はカナダに留学するべき理由を、よくカナダに行っているわたしが個人の視点でまとめました。
カナダ留学は本当にオススメです。