海外の語学学校で「英語初心者」がうまくやっていく5つのコツ

ヨス

執筆者

アメリカ留学で言語に興味を持ち、日本語教師の資格をとる。メディアなど掲載多数。著書は2冊。一般的には学ばない「日本語の音声」を学ぶことで英語の発音を習得し、独自の英語の発音習得メソッドを持つ。→ ヨスについてはこちら

今回は海外に語学留学した方に対するアドバイスです。

実はわたし、20歳でアメリカに留学したとき、まさに「まったく英語が話せない」というレベルでした。

でも今では日常会話なら問題なく話せます。

ということで、英語初心者が海外の語学学校に入ったときにうまくやっていくコツについてです。

海外の語学学校で英語初心者がうまくやるコツ

海外の語学学校に入学することが決まり、心が弾んでいるときに不安になるルールが海外の学校にはあります。

それは「英語以外の言葉を学校内では話してはダメ!」というルール(English Policy)です。

わたしがカナダで通っていたSprott Shaw Language Collegeでも、このルールがあって、ルールを3回やぶると「退学」という厳しい処置がありました。

そんな「日本語を話してはダメ!」という状況の中で、で英語初心者がうまくやっていくコツを経験からまとめてみました。

まずは日本人に話しかける

まずオススメなのは日本人に話しかけることです。もちろん、日本人の生徒がいればですが。

なぜかというと、同じ国の人だから背景にある文化や風習を共有しているからです。

なので、単語力がなくても理解しやすいし、会話も弾みやすいです。

「日本語なまり」の発音も予測できるため、英語のレベルが低くても会話が成り立ちやすいです。

「敵」は羞恥心

ただし、日本人同士にはこんなワナもあります。それは……

ヨス

日本人同士で英語で話すなんて恥ずかしいわっ!!

日本人同士だと「日本語でコミュニケーションがとれる」のにあえて英語で話すのは確かに不自然です。

ただし、これは慣れますので大丈夫(笑)。

日本語を使いたがる人には注意

もうひとつ大事なことを!

もし相手があまりにも日本語を使いたがる、ひどい場合は学校内でも日本語を話すような人なら距離を置きましょう

あなたの英語力の成長を妨げる壁になりますので。


いきなり英語ペラペラな人に話しかけない

英語の達人のような「英語ペラペラな人」にいきなり話しかけるのも待ったほうが良いです。

ヨス

よっしゃぁ! レベルの高い人と話して短期間でスキルアップだッ!!

……と思う気持ちもわかります!

英語レベルに差がありすぎると会話が成り立たない

でも、レベルが違いすぎると、そもそも会話が成り立ちません

もちろん、相手が「こっちのレベルを考えてわかりやすく話す」ということのできる人なら大丈夫でしょう。

でも、なかなかそうはいきませんよね。「わざとレベルを落として話す」ことが相手にとってストレスになることもありますし。

自信喪失にもつながる

もう1つ問題なのは、コッチ側の自信喪失につながる可能性があること。

わたしが昔、アメリカに留学していたとき、めっちゃ英語のスムーズな日本人がいました。

そういう人たちと話していると、なんかこっちのレベルの低さがあらわになりすぎて「はぁ……」とため息が出るんですよ。

ということで、英語のレベルが近い人とのコミュニケーションから始めるのがオススメです。


難しい表現を使おうとしない!

英語学校に通いだして「英語で話すぞ」と意気込むのは良いのですが、自分の背丈以上の英語をムリして話そうとするのはやめましょう。

大丈夫! 英語力はだんだんとついていくものです。

なので、最初は単語だけでもオッケー! 自分の使いこなせる単語を繋いでの英文でも良いんです。

ちゃんとした英文を作ろうと思っていると、英語で話すことがおっくうになってしまいますので!

こちらは関連記事です。

いろんな人と話す

語学学校で英語を話すことにちょっと慣れてきたら、できるだけいろんな人と話をしてみましょう

人間って相性がありますからね。好みが似ている人、ライフスタイルが近い人など国籍は違えど、合う人はきっといます。

もしそんな人を見つけられたら、英語力はエレベーターのごとく伸び上がります

その人が恋人だったらさらにすごい成長になります。

いろんな英語に触れる

相性の良い人を見つけられるだけではありません。

いろんな人(=いろんな国の人)と英語で話せば、それだけ多様な英語に触れられます

アメリカ、カナダ、オーストラリアのような多人種の住む国では、母語が英語じゃない方が非常に多いです。

そんな外国語なまりの英語も英語です(もちろん日本語なまりの英語も)。

いろんななまりのある英語に慣れると、なまりのない英語は簡単に思えるはずですし!

いろんな表現にも出合える

英語の発音だけではありません。いろんな人と話をすれば、いろんな表現にも出合えます

自分の日本語を思い返しても「いつも使っている表現」って意外と決まってませんか?

わたしは「本当に」という言葉をよく使います(笑)。

そういうクセって母語でも英語でもあるので、いろんな人と会話をすることはつまり、表現が豊かになる、語彙力がつくことを意味します。


自分のペースを大切に

最後に「自分のペースを大切に」ことも覚えておきましょう。

ヨス

まわりの人がうまくてもあせらない!!

人には人のペースがあります。

発音に苦労する人もいれば、文法に苦労する人もいます。それは特性もあるので、地道に自分を信じてやっていきましょう。

最初からがんばりすぎると、周りの人ばかりうまく見えて落ち込んでしまいます。

英語を勉強をしに海外に行ったのに、英語や海外がイヤになってしまう人もいますから。


まとめ

さて、今回は英語の初心者が海外の英語学校に行ったときに気をつけることをまとめてみました。

どれもわたしの体験を通したことなので説得力があると思います。

なんだかんだ書きましたが、最後に書いた「自分のペースを守る」ことが一番大切かもしれません。

言語って誰でも習得できるんです。今は下手でもいつかは話せるようになると信じてください。

だって日本語を使いこなしていますよね?

海外留学で英語で学ぼう!

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アメリカ留学で言語に興味を持ち日本語教師に。その後、自分が「音声学」に猛烈に惹かれることに気づく。一般的には学ばない「日本語の音声」を学ぶことで英語の発音を習得し、独自の英語の発音習得メソッドを持つ。>>ヨスについて詳しくはこちら
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