リッチモンド学区高校留学までの手順について

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以前の記事で、カナダ高校留学のお勧めの学区として、リッチモンド学区をご紹介しました。

今回は、リッチモンド学区で実際に高校留学を始めた学生さんを例に、入学までの手順と入学後の学校生活についてご紹介します。

カナダへの、リッチモンド学区への高校留学がどんなものなのか、より具体的に理解していただけると思います。

カナダの高校に行こう!

今回ご紹介するのは、Y.Sさん、高校2年生です。

彼女は日本の高校2年生の1学期を終えた9月から、カナダ、ブリティッシュコロンビア州、リッチモンド学区の高校に留学しました。

彼女の事例をとおして、リッチモンド学区への高校留学の手続きについて詳しくご紹介します。

リッチモンド学区への申込み手順

以前の記事でも書きましたが、カナダの高校に入学するのは難しくありません

高校生は、自分の住所が属する学区のセカンダリースクールに無試験で入学できます。

むしろ大変なのは卒業する方です。卒業までの道のりは後で詳しく解説しますね。

 入学申し込み

まずは入学先をリッチモンド学区に決めます。
リッチモンド以外にも魅力的な学区がたくさんあります。迷って悩んで一番いいと思える学区を選んでくださいね。

入学したい学区を決めたら、入学申込みをします。

入学申込みの期限は?

入学可能なタイミングは、新学年が始まる9月からか、春学期が始まる1月からのどちらかです。

入学可能なタイミング

  • 9月(新学年の始まり)
  • 1月(春学期の始まり)

 

リッチモンド学区の場合は入学申し込みの締め切りは設けておらず、定員に空きがあって、学区が受け入れ可能と判断したら、申し込みが出来ます。

でも、締め切りがないとは言っても、下で述べるように手続きは色々と大変なので、余裕をもって早めに申し込みましょう。

入学申込の目安は入学希望日の半年前くらいです。

 書類提出

カナダの高校への留学は難しくありませんが、色々な書類を提出しなければいけないので、ちょっと面倒くさいです。

 

入学申込時の提出書類

  • 学生のパスポート
  • 戸籍の写し(英訳必要)
  • 過去2年分の成績表(英語でなければ英訳が必要)
  • 予防接種記録(英訳必要)
  • 両親のパスポート

上のリストを見ればお分かりいただけますが、入手が難しいものはありません。

英文の成績表が出せるか、通っている日本の高校に確認してください。

必要書類の翻訳を依頼

入手が難しい書類はありませんが、英訳が必要な場合、手間とお金が掛かります。また翻訳は翻訳者の署名が必要なので、プロに依頼する必要があります。

戸籍なんて定型的なことしか載っていないので自分で翻訳したいところですが、残念ながらそれは認められません。

ちなみに、戸籍を提出するのは、出生を証明するためです。日本には出生証明書がないので。

希望の学校を決めて申込み

この、最初の申し込みの時に、学校の希望を、第一から第三希望まで提出します。

定員にならない限り第一希望の学校に入学できます。

学校によって選択科目に差があったり、通年で単位を取るリニア制と学期毎に単位を取るセメスター制の学校があったり、学校ごとに特徴があります。

リッチモンド学区の高校について詳しくはこちらの記事をご覧ください。

でもカナダの高校なんて、どうやって決めたらいいか分からないですよね。

学校を絞り込むのは大変なので、学校選びで優先する要素を教えていただければ、カナダ留学コンパスが学校選びをお手伝いします。

 

 

 審査、入学許可証発行

書類を提出し、入学申込をすると、入学可否の審査が行われます。

上で述べた通り、審査と言っても落とすためのものではないので、極端に欠席が多かったり素行が悪いのでなければ、無事に合格することが多いです。

オファーレター発行

審査に通ると「オファーレター」という書類と請求書が発行されます。

オファーレターには、「おめでとうございます!あなたの入学を認めます」と書いてあるので、この時点で席は確保されています。

請求書に指定された1年分の学費とホームステイ費用(ホームステイ費用は月払いも可能)を支払うと、入学許可証が発行されます。

また、支払いと同じタイミングで、ホームステイの申込書など、様々な種類の申請書、同意書の記入、提出をします。

入学許可証発行

支払いと入金が確認されると、「入学許可証」が発行されます。これで正式にリッチモンド学区の高校への入学が認められました。

入学許可証は学生ビザ申請、カナダ入国に必要なので、大切に保管してください。

 ホームステイ申込み

リッチモンド学区では、留学生のホームステイを学区が直接手配します。

学校外のホームステイ先での生活まで学区が関与してくれるので、安心ですね。

上記の支払いの時に、ホームステイの申込書と、細かい要望書を提出します。

要望書に書くのはこんなことです。

ホームステイ要望書に書くこと

  • 持病、アレルギーがあるか
  • 趣味は?
  • 好きな(嫌いな)食べ物は?
  • 宗教は?
  • どんな性格か?
  • ペットや子どもがいる家庭を希望するか?

要望書に書いても、希望したとおりの家庭に斡旋されるとは限りませんが、希望はできる限り伝えましょう。

カナダ渡航日に向けて、ホームステイのアレンジが始まります。

学期が始まる1週間ほど前が標準渡航日として指定されるので、その日より前に渡航日を決めましょう。

リッチモンド学区が指定した渡航日より前にホームステイ先に入居する場合、1日当たり$35の滞在費を追加で支払います。

 カストディアン(後見人)の選任

未成年者(ブリティッシュコロンビア州の場合は19歳以下)が単身でカナダに渡航、滞在するには、「カストディアン(後見人)」を選任する必要があります。

ホームステイの申し込みと同時に、リッチモンド学区にカストディアンを依頼するか選ぶことができます。

カストディアンを学区で選ぶかどうかは、学区ごとに違います。

学区がカストディアンを選んでくれるのは、リッチモンド学区が他の学区よりもお勧めの理由のひとつです。

 

カストディアンって何をするの?

カストディアンは留学生がカナダに滞在する間の保護者の役割をします。

でも、家族のように同居して毎日の生活の面倒を見るわけではありません。

留学生がトラブルに巻き込まれたり、問題を起こした時に、保護者として話し合いに参加したり、留学生を指導したりします。

リッチモンド学区にカストディアンを依頼するのは、高校の生活指導の先生が生活を見張ってくれるようなイメージです。

留学生活が順調ならカストディアンは何もしませんが、何か問題が起きた時に保護者として介入します。

リッチモンド学区が選任したカストディアンが留学生活全般を見守ってくれるのは、やっぱり安心です。

カストディアンの公証手続き

リッチモンド学区で カストディアンが選任されると、カストディアン選任のフォームにカストディアンの情報が記載された状態で送られてきます。

Castodian form

カストディアンの選任フォーム。ほぼ同じ内容をカナダ、日本の双方で記入します

選任フォームは2枚です。1枚目と2枚目にほぼ同じ内容を記入します。

1枚目をカナダ側で、2枚目を日本側でそれぞれ公証を受けます。

公証は普段やり慣れない手続きなので緊張しますが、難しくはないです。

ですが、公証を受ける保護者全員が同席しなければいけないので、日程調整が大変です。

 学生ビザ申請

入学許可証が届いたら、学生ビザの申請をします。

学生ビザは日本からの申請だと1か月以内で承認されることが多いです。

ですが9月の新学年の開始前は、申し込みが集中して審査期間が長くなるので、早めに申請しましょう。

先ほど解説したカストディアン選任フォーム(日本、カナダで公証済み)も、学生ビザ申請に必要な書類のひとつです。

カナダ渡航から入学まで

入学申込、学生ビザ申請が完了したら、航空券を手配して、いよいよカナダ渡航です。

カナダに行く前に、体調管理、特に歯の治療を済ませておきましょうね。

 カナダ渡航

日本の空港で家族と別れて、ここからは一人です。

カナダの空港で入国審査を受け、学生ビザを発行してもらいます。

Y.Sさんの場合、空港で預け入れ手荷物がなかなか出てこないで心配しましたが、荷物を受け取ってからのビザ手続きは実に順調でした。

ちなみに、到着時にはカナダ留学コンパスのスタッフが空港で出迎えます。

到着ゲートの中に入ることはできないので学生ビザの発行手続きは自分でやってもらうしかないのですが、空港のWifiを使ってLINEでメッセージのやり取りができるので、今回の、荷物がなかなか出てこないなど、予想外の事態が起きた時にも安心でした。

 入学登録・英語レベルチェック

カナダ渡航後、リッチモンド学区から入学登録手続きの日時を指定されるので、指定の時間に登録会場に行きます。

入学登録にも、カナダ留学コンパスのスタッフが同行します。

registration

登録の様子。書類チェックだけです。

入学登録そのものは、入学手続きの時に提出した書類の原本を見せるだけなので、大したことはありません。

入学登録が終わると、英語のレベルチェックを受けます。英語のレベルは、高校卒業までにかかる期間に大きく影響するので、気合を入れて英語のレベルチェックを受けましょう。

 全体オリエンテーション

新学期が始まる1週間前に、数日間に分けてオリエンテーションが行われます。

まず、リッチモンド学区で留学を始める生徒全てへの、全体オリエンテーションが行われます。

Orientation

全体オリエンテーションで、カナダ生活の諸注意を聞きます

全体オリエンテーションでは、カナダ生活の諸注意、留学を成功させるための心構え、カルチャーショックを感じた時の対処法などについてプレゼンテーションを聞きます。

特に、飲酒、喫煙、車の運転など、学区で禁止されていることをした時の罰則は非常に厳しいです。

ルールは絶対に破らないようにしましょう。

この全体オリエンテーションにもカナダ留学コンパスのスタッフが同行しました。

オリエンテーションは全て英語でしたが、Y.Sさんの感想は、

「説明の内容は大体わかったけど、途中で生徒に当てて質問をしていたので、自分が当てられたらどうしよう、と思って緊張しました。」とのことでした。

 学校オリエンテーション・科目登録

全体オリエンテーションの数日後、学校ごとに分れてオリエンテーションが行われます。

学校オリエンテーションから先は、Y.Sさんに一人で行ってもらいました。

Hugh Boyd Secondary

Y.Sさんが入学したHugh Boyd高校

学校オリエンテーションの後、カウンセラーさんと面談して科目登録をします。

自分の留学の目的(高校卒業なのか、日本に帰って日本で卒業するのか)をカウンセラーさんに説明できるように準備しておきましょう。

日本の高校で勉強した内容をカナダの高校卒業単位に参入することができます。

日本の成績表が何の科目を含んでいるのか、英語で説明できるようにしておきましょう。

 やっと高校に入学

学校オリエンテーションの後も、ホームステイオリエンテーション、留学生歓迎遠足が行われ、新学年が始まる前の1週間はとても忙しいです。

「一日で全部やってくれたらいいのに」、とも思いましたが、何回にも分けて、指定の時間、場所に行くことを繰り返させることで、留学生がカナダの学校のリズムに少しでもなれるように配慮しているのかも知れません。

9月の第一週から、ついにカナダでの高校生活が始まりました。日本の始業式や入学式のようなセレモニーはなく、いきなり普通の学校生活が始まります。

カナダの高校卒業まで

ブリティッシュコロンビア州の高校を卒業するためには、ドッグウッド・ディプロマと呼ばれる高校卒業過程を修了する必要があります。

ドッグウッド・ディプロマの概要

  • 80単位の取得
  • 52単位が必修科目、28単位が選択科目
  • 必修は、英語、数学、理科、社会、芸術、体育、職業教育
  • 英語はEnglish10、11、12の3科目が必須
  • 学校の成績と、州の統一テスト(英語と数学)の成績を合計して卒業可否を決める

English12が難関

English12(高校3年生の英語)が必須なことが、留学生にとって最大の難関です。

留学生だけでなく、実は地元の学生にとっても難関なんです。

カナダで生まれ育った高校生でも、家で両親が外国語を使っていて英語が第一言語でないことは珍しくありません。

そうした地元の高校生が、高校3年間でEnglish12を修了できずに、高校を出た後にEnglish12の単位を取って、ドッグウッド・ディプロマを取ることは、ごく普通にあります。

ELLをいかに早く突破するかがカギ

English12が気になりますが、その前のEnglish10、English11も必須科目です。

そして、英語が第一言語でない学生向けの「ELL(English Language Learning)」を終えないとEnglish10以降の科目を取ることはできません。

焦らず、地道に基礎となる英語力を鍛えましょう。英語力は時間を掛ければ確実に身につきますが、短期間で一気に上達することは難しいものです。

入学登録時の英語レベルチェックとカウンセラーさんのアドバイスに従って、腰を据えてじっくりと英語力の強化に取り組みましょう。

放課後補修ELLプログラム

リッチモンド学区では、留学生向けに放課後補修プログラムを用意しています。

このプログラムでは、学校よりリラックスした雰囲気の中、学区の全ての高校に通う留学生が集まり、課題解決型の活動を行います。

放課後補修ELLプログラムは、英語力のアップだけでなく、学区内の他の学校に通う留学生との横の関係を作るためにもおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

リッチモンド学区の高校に入学する手続きは難しくないことがご理解いただけたと思います。

入るのは簡単でも卒業するのが難しいのがカナダの高校なのですが、しっかり腰を据えて時間を掛ければ必ず卒業できます。

カナダ高校留学にチャレンジしてみたくなったら、まずはご相談ください。

カナダ高校留学のメリット、リスクについて納得いくまで詳しくご説明します。

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