バイオメトリクス(指紋認証)について

2018年12月31日から、カナダ滞在のための各種のビザ(許可)を取得する際に、新たな手続きがが必要になります。

それがバイオメトリクス(指紋認証)です。

「指紋をとられる?」と聞くとなんだか身構えてしまいますが、心配は無用です。

今回はバイオメトリクスに関する疑問を徹底的に専門家が解説いたします。

バイオメトリクス(指紋認証)ってなに?

「biometrics(バイオメトリクス)」という言葉は、聞き慣れない方が多いと思います。

この言葉を直訳してみると、「生体認証」です。

指紋、網膜など個人を特定できる生体情報のことですね。

今回、カナダのビザ取得のために提出を求められるのは、指紋を用いたバイオメトリクスです。

なんでバイオメトリクスが必要なの?

では、なぜ、その「指紋認証」がビザ取得の際に必要になるのでしょうか?

もちろん申請者の「本人確認」のためです。

「偽装」や「不法侵入」を防ぐために「本人確認」は非常に重要なプロセスですよね?

その、本人確認にかかる手間がバイオメトリクスの導入によって減り、カナダへの入国が円滑になると期待されています。

そして、バイオメトリクスは個人を識別するための正確で信ぴょう性の高い方法であるため、カナダに入国する外国人へ義務づけられることになりました。

バイオメトリクスが必要なのは誰?

では、バイオメトリクスが必要なのは誰でしょうか? カナダに入国する外国人ならすべての人に必要なのでしょうか?

実は、こちらの方には必要ありません

  • 観光ビザで入国する方
  • 14歳以下の方
  • 79歳以上の方

「観光ビザ」で入国する方……というふうに表現していますが、日本は「観光ビザ免除国」の1つです。

ですので、観光目的で6か月までカナダに滞在する場合、厳密にはビザは発給されません(eTAのみでカナダに入国できます)。

バイオメトリクスはいつから必要?

ではバイオメトリクスはいつから必要になるのでしょうか。実は、地域によって導入時期に差があります。

世界を地域ごとに分け、順次バイオメトリクスの提供制度が導入されていきます。

日本を含むアジアの場合、2018年12月31日以降に提出された申請にバイオメトリクスの提供が必要になります。

バイオメトリクスが登録できる場所

では、カナダに渡航するときに必要な「バイオメトリクス」ですが、どうやって登録の手続きをすればいいのでしょうか?

現在、日本国内でバイオメトリクスを登録することができるのは、 東京にあるカナダビザ申請センターしかありません。

(「カナダビザ申請センター」は、「VFS サービシズ・ジャパン」という会社がカナダ政府の認可を受けて、カナダのビザ申請などを行っている機関です)

場所はこちら!
カナダビザ申請センター (VFS サービシズ・ジャパン)
〒105-0014 東京都港区芝 1-4-3 SANKI 芝金杉橋ビル 4F

東京でしか手続きができないというのは、遠隔地に住んでいる方にとってはとても不便ですよね。

また、当然ではありますが代理登録は認められません

バイオメトリクスに必要な料金

このバイオメトリクスですが、なんとお金が必要です。

「バイオメトリクス登録料」として $85 が必要となっています。

今までなら必要なかった料金なので、これは痛手ですよね……。ビザだけでもお金がかかるのに。

バイオメトリクスの有効期限

登録したバイオメトリクスの有効期限はどのくらいなのでしょうか?

実は、10年間有効です!

一度登録したバイオメトリクスは10年間使えるため、このようなことも可能です。

  1. バイオメトリクスを登録してカナダにワーキングホリデービザで行く
  2. ワーホリの期間が終了し日本に帰国する
  3. 1年後、留学のためカナダの学生ビザを申請する

このような場合、ワーホリ申請の時に登録したバイオメトリクスを再度使用することができます。

パスポートを更新しても大丈夫?

パスポートは、5年、もしくは10年ごとに更新する必要があります。

「eTA」の場合は、パスポートに関連付けられているため、パスポートの期限が切れると自動的にeTAの期限も切れます。

ところが、バイオメトリクスはeTAと違い、パスポートに関連づけられているわけではありません。

そのため、パスポートを更新しても最初の登録から10年間は再度登録の必要はありませんよ。

バイオメトリクスの登録方法

ではバイオメトリクスの登録の手順を紹介します。

 オンラインにてビザを申請

まずはオンラインにて、ビザを申請します。

 支払いをする

ビザ申請料金の支払いの際に、バイオメトリクス登録料($85)も支払います。

この際に、必ず支払い控えを印刷しておいてくださいね。

 バイオメトリクス登録に関するメールを受け取る

ビザ申請の後、24時間以内に「バイオメトリクス登録に関するメール(Biometric Instruction Letter)」が届きます。

 カナダビザ申請センターでバイオメトリクスの登録をする

ビザ申請から30日以内に、東京にある「カナダビザ申請センター」に行きましょう。

その場でバイオメトリクスの登録を行います。

「バイオメトリクスの登録」と聞くと難しそうですが、左右の指紋を取るだけ! たった5分ほどの作業ですよ。

逆を言うと、「そのたった5分のために、東京まで行かない!」といけないということです……。

【必見】カナダ国内でビザを申請するとバイオメトリクス免除?

東京以外で登録ができず、$85のお金もかかるバイオメトリクスですが、実は裏技があるんです。

カナダに観光ビザで入国 → ワーホリビザ申請

現在のところ、カナダ国内からのビザ申請については、バイオメトリクスの登録が免除になっています。

2019年にカナダ国内のバイオメトリクス登録環境が整うまで……という限定措置ですが、これを利用して、2018年12月31日以降も、バイオメトリクスの登録をしないでカナダのビザを申請できる可能性があります。

具体的にはこのような手順です。

入国→ワーホリ申請の手順

  1. 観光ビザでカナダに入国
  2. カナダ国内からワーホリビザを申請

ただ単に、カナダに観光ビザ(厳密にはeTAとパスポート)で入国し、カナダ国内からワーホリビザの申請をする……という方法です。

「観光ビザで入国 → 学生ビザへ切り替え」はオススメできない

上の例で、ワーホリビザに限定しているのは、「観光ビザ」から「学生ビザ」へのカナダ国内からの申請だとオススメできないからです。

なんと、「観光ビザ」→「学生ビザ」への切り替えだと、ロサンゼルスへの郵送申請になってしまうのです。

申請手続きが複雑になるだけでなく、審査が厳しくなり申請が却下される可能性も上がるので、観光ビザから学生ビザへの切り替えはお勧めしていません。

まとめ

カナダの移民制度を維持するためにビザ申請者の本人確認は重要です。

そのために、バイオメトリクスが有効な方法であるのは分かるんですよね。

でも!! やっぱり面倒くさいですよね……。

制度の導入は2018年12月31日なので、それまでにビザ申請を終えられるようにスケジュールを調整してみましょう。

詳しくは、カナダ留学コンパスにご相談ください。

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