最近、カナダの高校への留学を検討している方が増えてきています。
カナダの高校留学を検討し始めるキッカケはさまざまですが、こういう理由が多くあります。
- 「カナダの高校に行きたい!」と自ら希望する場合
- 「高校からカナダに行かせたい!」と親御さんが希望する場合
とはいえ、いざカナダへの高校留学を検討しようとしても、何から始めていいのか分からないのではないでしょうか。
そこで今回はカナダの高校留学の基本を紹介していきます。
カナダの高校留学について
カナダへの高校留学を検討する際に、まず知っておいて欲しいことは、日本とは違うカナダの教育制度を理解することです。
例えば、カナダの教育制度は日本と違い
- 州ごとに教育制度が違う
- 高校卒業の年齢も州ごとに違う
- 学区ごとに独自の教育プログラムがある
「なんだか難しそう……」と感じると思いますが、安心してください!
実はカナダ人でも、自分に関係のない学校の仕組みはあまり理解していません。
言いかえれば、それほどカナダの高校の仕組みを全て理解するのは難しいということなんです。
そこで、ここではカナダの高校の制度、滞在方法、卒業後の進路などの「カナダへの高校留学に必要な情報」を分かりやすく解説します。
下記を参考にしてください!
学区について
上でもお伝えしましたが、カナダの高校は州ごとに教育制度が違い、学区ごとに教育プログラムも違います。
「そもそも学区って何?」というと、州の中に学区でエリア分けされています。
チョコでたとえると、板チョコが「州」で、板チョコを割ったひとかけらが「学区」となります。
ひとかけらのチョコ(学区)でも元は同じ板チョコ(州)になるので、州が定めた教育制度を元に、独自のプログラムを学区ごとに行なっているということです。
イメージできましたかね?(笑)
通いたい学校を決めるのはもちろんですが、これから高校生活を送っていく基盤となる場所なので、この学区選びもとっても大切です!
そこで、「ブリティッシュコロンビア州バンクーバー大都市圏の都市の学区」を参考に、各学区の特徴をまとめました。比較内容は下記です。
- 各学区がある地域の特徴
- 学校の教育制度
- 費用
- 学べるプログラム
- 留学生を受けて入れている高校
それでは見ていきましょう!
リッチモンド学区について
リッチモンド学区は、バンクーバー市の南に位置し、バンクーバー国際空港のある多様性にとんだリッチモンド市にある学区です。
バンクーバーから近いにもかかわらず、自然に囲まれてお子さんの環境として最適で、ホームステイや後見人を学区が直接手配できます。
リッチモンド市の特徴
- 人口は22万人
- バンクーバーのダウンタウンまで30分程度で行ける
- アメリカとの国境まで30分程度で行ける
- 中国を始めとしたアジア系の移民がとても多い
- 都市の快適さと郊外の自然が両方得られる
その他、「リッチモンド学区について」詳しく知りたい方はコチラ。
サレー学区について
サレー学区は、下記の二つの市から構成されている学区です。
- サレー(Surrey)市
- ホワイトロック(White Rock)市
ちなみにサレー市は、カナダでも有数の人口が伸びている市で、近い将来バンクーバーの人口を超えると言われている場所になります。
サレーとホワイトロックの特徴
- 人口は50万人(サレー市)、2万人(ホワイトロック市)
- バンクーバーのダウンタウンまで1時間程度で行ける
- アメリカとの国境に面している
- インドを始めとしたアジア系の移民がとても多い
- 都市の快適さと郊外の自然が両方得られる
その他、「サレー学区について」詳しく知りたい方はコチラ。
コキットラム学区について
コキットラム学区は、下記の三つの市から構成されている学区です。
- コキットラム(Coquitlam)市
- ポート・コキットラム(Port Coquitlam)市
- ポート・ムーディー(Port Moody)市
コキットラム学区はセカンダリースクール制ではなく、ミドルスクール、ハイスクールに分かれているところが、他の学区と違うところです。
学区で後見人の手配はできますが、ホームステイは自分で手配しなくてはならないので注意が必要です。
エリアの特徴
- 人口は14万人(コキットラム市)、6万人(ポート・コキットラム市)3万人(ポート・ムーディー市)
- バンクーバーのダウンタウンまで、1時間程度で行ける
- バンクーバーのダウンタウンまで、車、電車での良好なアクセス
- 国、中国を始めとしたアジア系の移民がとても多い
- 都市の快適さと郊外の自然が両方得られる
その他、「コキットラム学区について」詳しく知りたい方はコチラ。
バーナビー学区について
バーナビー学区は、バンクーバーの西側に隣接しているバーナビー市にある学区です。
バーナビー市内には、SFU、BCITというブリティッシュコロンビアを代表する大学、カレッジのメインキャンパスがあります。
また最近、バーナビー市は地価・家賃が急上昇中で、人気のエリアになってきています!
バーナビーの特徴
- 人口は22万人
- バンクーバーに隣接している
- ブリティッシュコロンビア州最大規模のショッピングモールがある
- 中国を始めとしたアジア系の移民がとても多い
- 都市の快適さと郊外の自然が両方得られる
その他、「バーナビー学区について」詳しく知りたい方はコチラ。
高校留学までの手順
ここまで「カナダの高校留学とは」「学区について」を見てきましたが、何となくカナダの高校留学のイメージがついてきたのではないでしょうか?
次の段階として、「どうすれば入学できるのか?」を詳しく解説してきます。
大まかな流れはこのようになっています:
入学までのステップ
- 入学する学区を決める
- 入学を申し込む
- 書類を提出する
- 入学可否の審査・支払い・入学許可書の発行
- ホームステイの申し込み
- カストディアン(後見人)の選定と公証手続き
- 学生ビザ申請
- カナダ渡航
- 入学登録・英語レベルチェック
- 全体のオリエンテーション
- 学校でのオリエンテーション
- 入学
詳しくは、次の記事をご覧ください。
カナダ高校留学サポートサービス
カナダ留学コンパスでは、高校生でも安心してカナダに渡航し、現地での生活を最大限ご満足いただけるよう高校留学専門のサポートサービスをご提供しております。
渡航前の個別カウンセリングから入国のご準備、渡航後の現地案内や学校生活でのサポートをしております。
高校留学サポートサービスについては次の記事をご覧ください。